一連の事件から数週間後、Uは春香の元を訪れる。春香からは、Uも合わせてウズクチョをしばらく離れなければならない要件が舞い込んでいる事を聞き、Uはやり残した事を終わらせる事を春香に告げるのだった………
王立学院を去ったUが訪れたのはフータの自宅だった。Uはフータの親の許可を貰って家へと入り、フータの部屋を訪れた。
U「入るよ………うわあっ、だいぶ散らかってる」
Uは部屋の散らかり具合に驚いていた。部屋にはマジシャンバトルのカードが無数に転がっており、Uはカードを避けながらフータの前に立つ。
フータ「ゆ、Uさん………!?」
フータはUが現れた事に驚いていた。
U「また酷く落ち込んでいるな………気持ちは分かるけどね」
Uはそう言うとその場に座り込む。
U「………でも、いつまでも落ち込んでいてどうするんだい? 泣いていても継美ちゃんには会えないよ」
Uは座り込んでまもなく現実を突きつける。
フータ「分かってます………! でも、でも………! 俺は知らず知らずの内に継美をこの世界から消す事態になるなんて………!」
フータは自身のせいで継美と離れ離れになる事態を招いた事を語る。
U「………まだそう言い切るには速いよ」
Uはそう言うと、部屋に散らばるカードを拾い上げ始める。
U「前に言っただろう?皆が望むなら継美ちゃんとの再会を叶えてみせるさ。僕に出来る事はなんだってしてみせる………時間はかかるだろうけどね」
Uはそう言って、以前ユリスに対して返した言葉を再びかける。そして、辺り一面のカードを集めると、フータに渡した。
U「それまでの間、君がやるべき事はもっと強い男になる事だ。僕とはまた違うカッコいい男になれ。それが君のやるべき事だろう?」
Uはそう言うと、彼のやるべき事を告げる。それを聞いたフータは驚きを隠せずにいたが、Uの言葉を聞いたフータはデッキを目にし………
フータ「………カッコいい男………」
フータは頭の中でUの言葉をヒントに自らの今後のイメージを想像した。
U「まあどういう自分になりたいかはゆっくり考えるといいさ」
Uは優しい言葉をフータにかけ、部屋を出ようとする………そんな中、とある事を思い出し、再びフータに視線を向ける。
U「あっ、言い忘れてた。僕は2日後にまたウズクチョをしばらく離れるから。忘れない内に伝えておくよ」
Uはそう言って最後にウズクチョをしばらく離れる事を伝える。それを聞いたフータは目を丸くして驚く様子を見せた。
U「………じゃあ、明日はウズクチョの広場をふらつくつもりだから。暇なら是非来てくれよ」
Uはそう言って部屋を後にした。フータは驚きを隠せずにいたが、何かを覚悟するように目の色を変えたのだった………
未だ継美の事を引き摺っていたフータだったが、Uの言葉で立ち直る兆しを見せていた。果たして、Uの話を聞いてフータが考えたのは………?
To Be Continued………
次回予告
翌日、Uはウズクチョの広場にやってきていた。そんな中、フータはUの元を尋ねる。彼の手にはマジシャンバトルのデッキが握られており………!?
次回「フータのやるべき事」