幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

335 / 341
前回までのあらすじ
御剣を召喚したフータにより、Uの{冥界王の兵士長}を破壊するが、Uはすぐさまフィールド魔法{ドラゴンのフィールド}と{暗黒の龍殺し}による極悪コンボを形成。フータの苦しい状況が継続する事となったのだった………

バトル状況
フータ 手札1枚、MP5、残りの魔3体
U 手札5枚、MP5、残りの魔4体


第334話 絶体絶命での冷静

ユリス「フータくんには苦しい展開が続くね………今や手札1枚にまで追い詰められちゃったし………」

 

ユリスはこの勝負が、フータにとって苦しい展開の連続である事を指摘する。

 

メリル「ここからフータくんが勝つにはUの主力を前にしても戦い抜くドローの運命力と戦術が求められる………果たして今のフータくんに最強のマジシャンバトラーを倒す実力を持ち合わせているのか………勝負の分かれ目ね………」

 

メリルはフータの勝利に求められているのは、彼の引き運とUの戦術を崩せる戦術である事を指摘する。手札1枚と苦しい中、フータはカードを手にする。

 

フータ「………俺のターン、ドロー! MP1プラス!」

 

フータは苦しい状況の中、様子を見ていた。

 

フータ「(俺の方が不利なのは分かってた事だ。相手は色んな奴を倒し続けてきた最強の相手だ。ビビりたくもなる………でも、こういう時こそ頭を冷やせ………落ち着いて戦え………!!)」

 

フータも内心ではUの強さと威圧を感じていた。しかし、そんな相手だからこそ冷静に戦おうとしていた。フータは引いたカードを目にして落ち着きを強めると………

 

フータ「………俺の引き運はまだ死んじゃいねえ!」

 

自身の鼓舞と、Uの戦術に対するかのように強くそう言い放つフータ。その言葉に多少ながらUも驚きを見せた。

 

フータ「俺は魔法対抗カード{魔法粉砕}を発動! これにより、Uさんの場にあるフィールド魔法{ドラゴンのフィールド}を破壊する!」

 

フータは先程引いたカードを発動。それは相手のフィールド魔法を破壊出来る魔法粉砕であり、これによってUのドラゴンのフィールドが破壊された。これにより、強制的にお互いの場の魔をドラゴン族へ変える効果が消失し、Uの暗黒の龍殺しはパワー3200に戻った。

 

U「ここで魔法粉砕を引いたか………!」

 

Uはここで有効なカードを引いてきたフータの引き運に驚いた。

 

フータ「そして俺は手札から魔法カード{零からの宝札}を発動! 手札がこのカードのみの場合に発動でき、俺は手札を5枚になるようドローする!」

 

フータはすかさず手札増強カードで手札を5枚に戻す。そして………

 

フータ「御剣で暗黒の龍殺しを攻撃! その瞬間、バトル中に限り御剣のパワーを5300にアップ!」

 

御剣による攻撃を仕掛ける。御剣のパワーは自らの効果でパワーを5300に押し上げる。

 

U「速攻対抗カード発動! {相棒との絆}! これはデッキから1枚ドローして、召喚条件にダークを必要とする魔をこのターン破壊出来なくさせるカードだ!」

 

Uは防御魔法を使い、暗黒の龍殺しを守ろうとしていた。

 

フータ「させるか! 俺は手札1枚を捨て{魔術の無効化}を発動! その防御魔法を無効化だ!」

 

しかし、フータは手札を惜しまずにUの防御魔法を無力化する事を選択。これによりUの防御魔法は無効となり、御剣の攻撃によって暗黒の龍殺しは破壊された。

 

エマ「やった! U様の融合戦術を崩した………!!」

 

エマはUの融合戦術がフータによって崩された事を喜んでいた。フータもUの魔を2体へ減らせた事を喜んでいた。しかし、そんな中でもUの冷静さは崩れなかった。そして、メリルもまだフータの勝利を確信していなかった。

 

メリル「({相棒との絆}………不発に終わったとはいえあのカードが墓地に置かれてしまった………フータくんはこれであと2体倒せばいいと思ってるみたいだけど、まだ一悶着ありそうね………)」

 

それは、先程フータが無効にしたカード、{相棒との絆}が理由である事を内心で考えていた為であった………

 

 

 

危機的状況の中で有効打のカードを引いたフータはUを追い詰めるが、まだ誰もが彼の勝利を確信してはいなかった。果たして、Uにはまだ目に見えない罠が隠れているのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uは白虎による戦術へと切りかえ、また優位性を確立する。白虎を最後の刺客と考えるフータだが、Uはまだフータに甘さが残っている事を感じていたのだった………
次回「フータの甘さ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。