幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
手札の少なさから押されるフータだったが、有効打のカードを引く強さを見せ、Uの{暗黒の龍殺し}による戦術を攻略する。しかし、まだUの策は消えていない事をメリルは示唆するのだった………

バトル状況
フータ 手札3枚、MP6、残りの魔3体
U 手札4枚、MP5、残りの魔2体


第335話 フータの甘さ

U「僕は{光の魔道士}を召喚!」

 

Uは5体目に光の魔道士を召喚する。

 

U「ドロー! MP1プラス! 僕はチェックのフェイズにてライトを破壊し………{友情の虎白虎}を召喚! そして召喚時に白虎が指定する属性の魔………魔法使い族を破壊した為、パワーを4500にアップさせる!」

 

Uは自身のターンへ突入して間もなく光の魔道士を破壊し、白虎を召喚させる。そして、召喚時に白虎のカード内に指定される属性の1つである魔法使い族の魔を破壊して召喚した為、白虎のパワーは4500に上昇した。

 

U「白虎で御剣を攻撃! そして、白虎の攻撃は無効化されない!」

 

Uは白虎による無効化されない攻撃を仕掛ける。これにより、御剣はあっさりと破壊されてしまった。

 

U「更に、魔を破壊した時に白虎のパワーは永続的に500アップ!」

 

Uの白虎は自身の効果でパワーを5000へとアップし、堅実なパワーとなった。

 

U「さあ、次は君の番だ」

 

ルールによりUのターンが終了する。

 

フータ「(俺の魔もあと2体………ここは大事だ。1体は絶対にボンドに回したい。あと1体は………)」

 

フータは慎重に出す魔を考える。そして………

 

フータ「………俺が5体目に召喚するのは………{絆の炎分裂戦士}だ!」

 

フータは5体目に絆の炎分裂戦士を召喚した。

 

フータ「俺のターン、ドロー! MP1プラス! 俺はチェックのフェイズにて手札1枚を捨てる事により、{炎絆月戦士}を召喚する!」

 

フータが最後に召喚したのは切り札である炎絆月戦士を召喚する!

 

メリル「(これで互いに控えの魔は尽きた。魔の数的にはフータくんの方が有利だけど、戦況の優位性はUの方が上………果たして、フータくんはどう戦うか………そこが見ものね)」

 

メリルは状況を整理。魔の数としてはフータが優位である反面、戦術的優位性はUが持っている事を彼女は考えていた。

 

フータ「絆の炎分裂戦士の効果発動! 手札1枚を捨て、3体の分身を召喚するぜ!」

 

フータは絆の炎分裂戦士の3体の分身体を召喚する。そして、現在フータの場には魔が5体おり、炎絆月戦士は自らの効果でパワーを4800に引き上げていた。

 

フータ「俺はボンドの効果を発動! ボンドと絆の炎分裂戦士で連携攻撃だ!」

 

フータは連携攻撃を行う事を宣言。炎絆月戦士は攻撃時に限り墓地の魔の数も参照するため、4体分のパワー6800へと上昇。連携攻撃の効果も相まってパワーは7800となる。

 

U「なら、僕は攻撃の瞬間において、フィールドに伏せておいた最後のカードをオープンする! 速攻対抗カード{神の咆哮}!」

 

しかし、Uはその同時攻撃が開始する前にフィールドに伏せていた最後のカードを発動する。

 

U「このカードはMP1を払う度に白虎のパワー以下のカードを全て破壊するカード! 僕の控えの魔がいない時しか使えない上に、手札2枚も必要とコスパが悪いが、{罠の可視化}の効果で手札コストが1減り、手札1枚のみで発動だ! 君の場の魔は5体で、僕のMPは6! 流石のボンドも攻撃前ならパワーは白虎より下! 僕はMP5を払い、君の魔を全て焼き尽くす!!」

 

Uはなんとフータにトドメを刺すつもりでこれまで伏せていたカードを発動………というより、そんなカードを初手から握り、フィールドに放置したままだった事は、その場の誰もを驚かせた。

 

フータ「ぐっ、速攻対抗カード発動! {絆の闘志}! ボンドをこのターン中破壊されなくする!」

 

フータは手札2枚にまで減らされる事態となったが、なんとか炎絆月戦士を守りきる。しかし、結果として分身体含めた絆の炎分裂戦士4体は跡形もなく焼かれてしまった。そして、攻撃宣言をしていた絆炎月戦士が攻撃。結果として不発に終わったものの、絆炎月戦士はこのターン中破壊されない為、お互いに魔が残り1体という状況で終った。

 

フータ「くそっ………俺はターン終了だ! (くそっ、あと1体、白虎を倒せばUさんに勝てるのに………!)」

 

フータはUの戦術が最早白虎のみであるにも関わらず、追い詰められない事に首を傾げていた。だが、そんな彼の様子を察したUの表情は厳しいものだった。

 

U「(その顔は………まるであと少しだったのにとでも言いたげな表情だな………でも甘いぞ、フータくん。本気で僕に勝ちたいなら、まだ裏がある事を疑え………それが出来ないのは君の甘さだぞ………!)」

 

Uは白虎の他にもまだ戦術を隠しているようだった。その事から、フータの判断が甘い事を考えていたのだった………

 

 

 

Uがまたしても優位性を確立する展開に陥る中、フータはまだUの戦術が尽きた訳では無い事を気付いていなかった。果たして、フータはUの罠に気付く事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
Uの手を首の皮一枚で耐える中、フータは遂に逆転のカードを引く。 果たして、フータはUに攻撃を宣言する事で勝利を確信する様子を見せる。しかし、それはメリルが気付いていたUの罠の正体であり………!?
次回「希望への隙」
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