幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フータvsユリスの切り札対決は一進一退の攻防戦を繰り広げるが、フータは長期戦が不利な展開に陥ってしまう。しかし、フータはまだ希望を捨てておらず、短期決戦を狙う事にしたのだった………


第34話 フータの最終策

フータ「俺のターン、ドロー!」

 

フータは力強くカードをドローする。

 

フータ「ユリス、俺はこのターンを最終ターンにする事を宣言するぜ!」

 

そしてフータは、この自分のターンをラストターンにする事を宣言した。

 

ユリス「このターンで決めるって事………!?」

 

これにはユリスも驚く様子を見せた。

 

真子「(確かに長期戦になればどう考えてもユリスちゃんの方が有利。フータくんからすれば賭けにでるしか勝ち目は無い………)」

 

真子はそう考えていた。そして、フータが手にしたカードは………

 

フータ「俺は魔法対抗カード{破滅の天秤}を発動!」

 

なんとこの場面で破滅の天秤を発動した。

 

ユリス「破滅の天秤………!! 前に私が使ったカードをデッキに………!?」

 

ユリスは、以前自分が使ったカードをフータも使ってきた事に驚いていた。

 

真子「(破滅の天秤は攻撃が無効化されなくなる代わりに、相手の魔を仕留めきれなければ発動者の場の魔が全て破壊されるカード………! 本気でラストターンにしてきた………!!)」

 

同時に真子は、フータが本気でこれをラストターンにしてきた事を強く予感する。

 

フータ「(よし、後はフィールド魔法{絆結界}を打てば………!!)」

 

フータは逆転打を詰めようとする。しかし………

 

ユリス「{破滅の天秤}発動タイミングに合わせて………手札1枚を捨てて、手札から速攻対抗カード発動! {フィールドの侵食}!」

 

なんとこの場面でユリスが速攻対抗カードを使用。互いのフィールドは闇に覆われてしまった。

 

ユリス「フィールドの侵食は、次のターンが終了するまで、お互いにフィールド魔法が使えなくなるカード。これで準決勝の時の逆転戦術は使えないよ!!」

 

ユリスはなんとこの場面でフィールド魔法を封じ込めるという先を読んだ展開を見せた。

 

これには密かに試合を見ていた装着の天使も驚き………

 

エンジェル「悔しいけど………この勝負、彼に勝ち目は無い………! あの子、レベルが高すぎる………!!」

 

ユリスの先を読んだ戦いに、フータの敗北を予感する。

 

継美「いや………まだ勝負は分からないよ」

 

しかし、継美はまだフータの敗北を考えていなかった。

 

フータ「………流石ユリス、隙がねぇや………でも、俺はまだ切り札を残しているぜ! 」

 

そして継美の予想通り、フータにはまだ策が残っていた。

 

フータ「俺は手札から速攻対抗カード{絆の復活劇}を発動! このカードは、墓地にいる元々のパワーが1000以上で、カード名に{絆}を含むカードを対象に発動出来るカード! その効果により俺は墓地から{絆の格闘家}を、パワー500かつ、効果を使えない状態にして復活させる!」

 

フータはこの場面で絆の格闘家をパワー500で復活させる。

 

フータ「そしてこの瞬間、ボンドのパワーは3500にアップするぜ!」

 

そして、新たな魔の登場で、絆の戦士はパワー3500になった。

 

ユリス「でもまだ足りないよ! 私のツインパワーにはまだ200届かない!」

 

ユリスはまだパワーが届かないと指摘。

 

フータ「俺は手札1枚を捨て、魔法対抗カード{コンビネーションアタック}を発動! 次の攻撃時、俺の場の魔を2体選択し、そいつらを1体として扱い、2体の合計分のパワーで攻撃出来る!!」

 

そこでフータは2体の同時攻撃でパワーを上回った。

 

フータ「合計パワー4000! ボンド達で同時攻撃!!」

 

フータは同時攻撃で攻撃を仕掛ける。

 

ユリス「………まだだよ。私の最後の手札はこれ! 対抗カード{戦士のオーラ}!! 次のバトルに限り、戦士族の魔のパワーを700プラス出来る!!」

 

しかし、ユリスが最後に抱えていた1枚はなんとパワー増加カードだった。

 

エンジェル「最後の手札がパワー増加魔法!? ………ここまで先を読んでいたと言うの………!?」

 

そう、実は先程フィールドの侵食を発動した時、彼女の手札に残っていたのは{魔法の盾}と{戦士のオーラ}。ユリスの中では、攻撃を無効化出来なくなる可能性すらも読んでいたのか、一緒にパワー増加カードをデッキに入れており、防御魔法を捨ててもなお、この場面を上手く凌いでしまった。

 

フータ「………そう来るのを待っていたよ」

 

………だが、フータはこれすらも読んでいた。彼は手札にある最後の1枚を開示する。そのカードは………

 

フータ「速攻対抗カード発動! {戦士のオーラ}!!」

 

なんと、ユリスと同じ戦士のオーラである。

 

真子「フータくんの方が読み勝った!?」

 

これには観客の誰もを驚かせた。

 

フータ「こうなれば俺のボンドもパワー700追加だ。ユリスにはもう手札も控えの魔もない。これで終わりだ!!」

 

フータはそう言うと、最後の攻撃を放つ。対抗手段を失ったユリスは、黙って双力の魔法戦士が破壊されるのを見守る事しか出来なかった………

 

メリル「し、試合終了!! 長い激戦を制したのは………フータ!!」

 

これにより、試合を制したのはフータとなり、フータは優勝を掴んだのだった………!

 

 

 

合計11ターンに渡る死闘。長いと思いたくなる切り札対決を制したのは、この対決を制したのはフータとなり、リベンジを果たすと共に、大会の優勝者となったのだった………

To Be Continued………




次回予告
大会を制したフータは、好きな優勝賞品を貰える事になった。フータが願った商品はいったい………?
次回「王立学院生交流大会閉幕」
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