フータとエマが驚愕する謎の白髪男。その正体はウズクチョの英雄と呼ばれる男、Uだった………
エマ「もう、フータったら。U様に対して相変わらずバカ丸出しの発言がよく出来るわね」
フータに対し呆れの言葉を呟くエマ。
U「そういうエマちゃんもなんか嬉しそうだけど?」
Uはそんなエマの発言と内心がどこか噛み合ってない事を見抜いてそう呟いた。
エマ「そんな事は………!! ………って、私の事も覚えているんですか………!?」
エマは反論しようとしたが、それ以前にUが自分の事まで覚えていた事に驚き、反論の言葉が途絶えた。
U「そりゃもちろん。君の事もはっきり覚えてるさ」
Uが優しい声色でそう返すと、エマは頬を紅く染め………
エマ「やっぱりU様は素敵ですね………」
先程までのツンが嘘のようにデレた。
フータ「エマこそすぐに掌かえしたじゃねーか」
エマの様子にフータも呆れる様子を見せた。
エマ「アンタに言われたくないわよ!!」
エマは我に返って恥ずかしくなったのか、八つ当たり気味にフータへそう返した。
メリル「あの………楽しそうな所で悪いんだけど………Uに2つ程聞きたい事があるの」
そんな中、メリルが真面目な表情で会話に入ってきた。
U「何かな、メリル?」
Uは首を傾げる。
メリル「まず1つ目………装着の天使なんて魔を作ったの、貴方でしょう? というか貴方以外に考えられないんだけど」
メリルの1つ目の質問は装着の天使の生成者の話だった。とは言うものの、メリルはこの時点でほぼUの仕業と確信していたようだ。
U「そうだね。エンジェルを創ったのは僕だ。前みたいに月の神の力を使ってね。というか、エンジェルを強化する魔達も創ったのは僕だ」
Uはあっさりそれが自分だと白状した。それを聞いたメリルは………
メリル「勝手に作られるとゲームバランス崩れるんだけど!!」
ゲームクリエイターの顔が思わず出てしまい、Uの体を掴み、そのまま揺さぶる。
U「ご、ごめんって! 色々仕方無かったんだよ! だから揺さぶるな!!」
Uは謝りながらメリルの静止を試みた。少ししてメリルは落ち着きを取り戻し………
メリル「はあっ………それともう1つ。あの子………八重継美ちゃんのことよ」
メリルはもう1つの話、継美の話を問いかけた。
U「継美ちゃんのことか………それなら幾らか調べた上で話が出来る」
Uは最初にそう呟くと………
U「………その子はそこにいる勇者と同じさ。この世界に転移させられた子だよ」
Uは継美が異世界転移者である事を明かすのだった………
継美の正体は、真子が薄々感じていたように異世界転移者だった。これから明かされる継美の秘密。果たして、Uは彼女の何を知っているのか………!?
To Be Continued………
次回予告
時は4年前、戦いの真っ只中にいたUはウズクチョで珍しい容姿の少女と出会う。その少女こそ、異世界転移させられた継美であり………?
次回「4年前の出会い」