Uとの再会を喜ぶフータ達。そんな中、メリルは素性に秘密のある継美について問いかける。それを聞いたUは継美の話を始めるのだった………
これは4年前のウズクチョでの事………
U「ふうっ………まだまだ戦いは終わりそうもないな」
この時のUは、世界を滅ぼそうとする敵との戦いに身を投じている最中だった。
??「ひぐっ………ううっ………!」
Uは鳴き声を聞きつけた。
U「………? なんだ………?」
Uは鳴き声の聞こえた方へ向かう。路地裏の方へ向かうと、この世界のものではない制服姿の少女が1人蹲る形で泣いていた。
U「………大丈夫か?」
そんな少女にUは声をかける。
??「ひぐっ………貴方は………?」
少女は怯えるようにそう問いかける。
U「僕はU。君は?」
Uは少女の名を問いかける。
??「………私は………八重継美です………」
その時の少女の名こそ八重継美だった。
U「継美ちゃんか………」
Uは継美の名前を口にする。
U「君はどこから来たんだい?」
Uは継美の出身を問いかける。
継美「………日本って国なんです。でも、誰に話しても知らないと返されて………」
継美の出身は日本という現実の世界と同じ国だった。
U「日本………君もか」
Uは静かにそう呟いた。
継美「え………? 知ってるんですか………?」
継美は首を傾げる様子を見せる。
U「まあね。こう見えて僕もこの世界においては異世界から来た人間だからさ」
Uは自身が同じ異世界から現れた存在だと語る。しかし、継美は話が分からないと言いたげな様子で首を傾げてしまった。
U「………まあその辺の詳しい話は後でやろう。それより………君は1人なのか?」
Uは話を変え、継美に他の知り合いはいないか問いかける。
継美「………1人です」
継美は1人ぼっちである事を呟く。
U「1人は寂しいだろ………そうだ、ちょっと待ってて」
Uはそう呟くと、自分の体に光を纏わせる。
継美「えっ………!? い、一体何が………?」
継美は首を傾げる様子を見せた。次の瞬間、Uの手元にマジシャンバトルのカードが生成される。
U「さあ、出てきな………{装着の天使}!」
Uはこの時に装着の天使を生み出し、更に装着の天使を実体化させた。
継美「て、天使のような女性が生まれた………!?」
これには継美も驚きを隠せずにいた。
U「エンジェル、彼女の友達になってあげてくれ」
Uは生まれたばかりの装着の天使にそう指示した。
エンジェル「仰せのままに………」
装着の天使はUの指示を受け………
エンジェル「よろしくね、継美」
この日から継美の相棒兼友達となったのだった………
継美の大きな秘密であった装着の天使の出生。それは彼女の身を考えたUの配慮であった事が明かされたのだった………
To Be Continued………
次回予告
それからUは大金を譲ると共に、ウズクチョから少し外れた人知れずの洞窟にやってきた。そこでUは、メリルが迎えに来るまでずっと待つように言いつけ………?
次回「4年間の待ち」