幻想魔札技録〜マジシャンバトル〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
4年前、Uは戦いの真っ只中で継美と出会った。装着の天使は、一人ぼっちの彼女の為に創った魔であり………!?


第47話 4年間の待ち

それからUは継美をウズクチョから少し離れた洞窟へ連れて行く。

 

U「ここなら滅多に人は来ないはずだよ。それに………」

 

Uは少し大きな袋を継美に渡す。袋の中には金貨や銀貨が沢山入っていた。

 

U「そのお金がありゃ、長らくは働か無くても生きていけるはずだよ」

 

Uは継美に生活費としてのお金を多めに譲った。

 

継美「こ、こんな大金受け取れないです!!」

 

継美は断って返そうとする。

 

U「君が野垂れ死なないようにするにはこうするしかない。別に、そのお金を渡したって僕は死なないよ」

 

Uは笑顔を見せながらそう呟き、返却を拒んだ。

 

継美「………Uさんはどうして私にここまで尽くしてくれるんですか………?」

 

継美は首を傾げてそう問いかける。

 

U「………理由なんていらないよ。強いて言えば僕の自己満足さ」

 

Uの中では理由などなく、単純な善意だった。

 

継美「そんな理由で人を助けた人、初めて見ました。私が出会った人は殆ど、利益を求める人ばかりでしたから」

 

継美はUの人間性を珍しそうに評した。Uは継美の前に駆け寄ると………

 

U「確かにそういう人間もいるだろう。でも、そう言った人間だけじゃないんだよ」

 

継美に対しそう言葉を返した。Uは再び月の神の力を解放し、継美の為に、新たなマジシャンバトルのカードとそのルールブックを生成し、彼女に渡した。

 

U「いいかい、継美ちゃん」

 

Uは継美の手を優しく掴むと………

 

U「いずれここにメリル=レミールなる人が来るはず。その人がここに来たら、言う事を聞いてあげて欲しい。彼女なら信用出来る。僕の親友なんだからさ」

 

将来、メリルが力になってくれる事を口にした。

 

継美「メリルさん………? よく分かりませんが………分かりました」

 

この時点の継美はメリルを知らない為に首を傾げたものの、Uの言いつけを守る事に決めたのか、従うように頷いた。

 

U「よし………じゃあそれまでマジシャンバトルのマニュアルでも読んでてくれ。魔がいる以上、いつか君もやるはずだからね」

 

Uはそう呟くとその場を後にする。その際、継美は………

 

継美「あの………!! 私達、また会えますか………!?」

 

不安になったのか、Uに確認するようにそう呟いた。

 

U「生きている限りはまた会えるさ。だから強く生きろ、この世界の理不尽に」

 

Uは継美に対し優しい声でそう返すと、静かにこの場を後にするのだった………

 

 

 

その後、継美は4年後にメリルと出会う事になる。そして、フータとの熱い激戦を行い、今に至るのだった………

 

 

 

これが継美が突然表舞台に現れる以前の出来事。彼女の大きな謎の1つであった………

To Be Continued………




次回予告
継美の秘密が明かされ、メリルは装着の天使の存在を渋々認知する事に。するとそこに、真子とユリスの母、春香が現れ………!?
次回「伝説のマジシャンバトラー復活」
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