4年前、Uは戦いの真っ只中で継美と出会った。装着の天使は、一人ぼっちの彼女の為に創った魔であり………!?
それからUは継美をウズクチョから少し離れた洞窟へ連れて行く。
U「ここなら滅多に人は来ないはずだよ。それに………」
Uは少し大きな袋を継美に渡す。袋の中には金貨や銀貨が沢山入っていた。
U「そのお金がありゃ、長らくは働か無くても生きていけるはずだよ」
Uは継美に生活費としてのお金を多めに譲った。
継美「こ、こんな大金受け取れないです!!」
継美は断って返そうとする。
U「君が野垂れ死なないようにするにはこうするしかない。別に、そのお金を渡したって僕は死なないよ」
Uは笑顔を見せながらそう呟き、返却を拒んだ。
継美「………Uさんはどうして私にここまで尽くしてくれるんですか………?」
継美は首を傾げてそう問いかける。
U「………理由なんていらないよ。強いて言えば僕の自己満足さ」
Uの中では理由などなく、単純な善意だった。
継美「そんな理由で人を助けた人、初めて見ました。私が出会った人は殆ど、利益を求める人ばかりでしたから」
継美はUの人間性を珍しそうに評した。Uは継美の前に駆け寄ると………
U「確かにそういう人間もいるだろう。でも、そう言った人間だけじゃないんだよ」
継美に対しそう言葉を返した。Uは再び月の神の力を解放し、継美の為に、新たなマジシャンバトルのカードとそのルールブックを生成し、彼女に渡した。
U「いいかい、継美ちゃん」
Uは継美の手を優しく掴むと………
U「いずれここにメリル=レミールなる人が来るはず。その人がここに来たら、言う事を聞いてあげて欲しい。彼女なら信用出来る。僕の親友なんだからさ」
将来、メリルが力になってくれる事を口にした。
継美「メリルさん………? よく分かりませんが………分かりました」
この時点の継美はメリルを知らない為に首を傾げたものの、Uの言いつけを守る事に決めたのか、従うように頷いた。
U「よし………じゃあそれまでマジシャンバトルのマニュアルでも読んでてくれ。魔がいる以上、いつか君もやるはずだからね」
Uはそう呟くとその場を後にする。その際、継美は………
継美「あの………!! 私達、また会えますか………!?」
不安になったのか、Uに確認するようにそう呟いた。
U「生きている限りはまた会えるさ。だから強く生きろ、この世界の理不尽に」
Uは継美に対し優しい声でそう返すと、静かにこの場を後にするのだった………
その後、継美は4年後にメリルと出会う事になる。そして、フータとの熱い激戦を行い、今に至るのだった………
これが継美が突然表舞台に現れる以前の出来事。彼女の大きな謎の1つであった………
To Be Continued………
次回予告
継美の秘密が明かされ、メリルは装着の天使の存在を渋々認知する事に。するとそこに、真子とユリスの母、春香が現れ………!?
次回「伝説のマジシャンバトラー復活」