成長を求めるフータは師の遥にその道を求める。遥にも分からない状況の中、メリルは2人を開発中の装置に連れて行き………?
遥「Uの力を研究するなんて………相当難しい事だったんじゃないですか………?」
遥はメリルの行った研究の難度を高く見ていた。
メリル「Uすら原理の分からない力ですもの。難しいに決まってるじゃないの」
メリルもその研究難度の都合上、恐ろしく苦労したらしい。
メリル「でも、その甲斐はあったわ」
しかし、意味はあったようでメリルは装置のレバーを倒す。それにより、部屋の一帯という都合はあるものの、結界が張られた。
メリル「まだ発動範囲は狭いけど、装置は起動したわ」
メリルはそう呟く。フータは興味を見せるように結界へ触れる。すると、結界に弾かれてしまう。
フータ「うわあっ!? 何だこの結界………!?」
フータは首を傾げる。
メリル「私の持ってる力はあくまで一部だけ。制限があるのよ。でも、これを解析してマジックファイルに搭載出来れば、Uが生み出せる意志を持った魔を作る事も可能だと思われるわ」
メリルはそう言って、マジックファイルから1枚カードを取り出す。すると、光を放つ正義のヒーローのような魔法使いが出現する。
フータ「ま………魔が実体化した!?」
フータは魔が実体化したことに驚きを隠せなかった。
メリル「ここまではOK。後は………」
メリルは期待するようにそう呟く。そして………
???「………こうやって会話をするのは初めてかしら、メリル?」
実体化した魔、{正義の魔法使い(ジャスティスマジシャン)}はメリルに声をかける。
フータ「しゃ、喋ったああっ!?」
フータは驚きのあまり腰を抜かした。
メリル「やった、大成功!!」
メリルは実験の成功に喜んだ。遥も驚きのあまり呆然とした様子を見せていた。
遥「まさか本当にジャスちゃんが意思持って実体化するとは………」
遥が漸く絞り出せた言葉がこれだった。
メリル「折角だからこの機械使って特訓してみたら? もし私がUだったら、まずは魔の心を知れっていうわよ」
メリルは2人にこの装置を使わせる為に呼んだようだ。それを聞いた遥は………
遥「じゃ、じゃあお借りしますね」
少し怯えた様子を見せながらも借りる事に決めた。一方、フータはメリルの言葉が頭に残っていた。
フータ「(魔の心を知る………か)」
フータはこれまであまり考えた事のなかった魔の心。この頃から、それが何かを求め始めていたのだった………
メリルが作った装置。それは魔が意思を持って実体化するという正しく神の装置とも言えるものだった。果たして、この装置からフータは成長のヒントを見つける事が出来るのか………!?
To Be Continued………
次回予告
遥は装置を利用して、自身の切り札カードを召喚する。遥はそこからフータの成長を促す特訓を行う事に決め………?
次回「魔との絆」