エミルの戦術に苦戦させられるユリス。しかし、彼女の諦めない気持ちを見たとある人物により、{双力の魔法戦士}は{双力の月魔法戦士}へと進化を遂げ………!?
エミル「私は3体目の{守りの魔法使い}を召喚します」
エミルは最後の魔を召喚する。しかし、今更パワー1900の魔が現れても、ユリスの敵ではなかった。
エミル「私のターン、ドロー」
エミルはカードを引く。しかし、それは逆転に繋がるカードでは無かったようであり………
エミル「(………私にもう打つてはありませんね………)………ターン終了です。さあ、思いっきりトドメを刺してください………!!」
エミルは潔く自身の敗北を認め、トドメを刺すように呟く。
ユリス「………私のターン、ドロー!! 私はツインパワーで、守りの魔法使いを攻撃します!!」
ユリスは自身のターン開始と共に、即座に攻撃を仕掛ける。双力の月魔法戦士による一撃で、守りの魔法使いは破壊された。
フータ「ゆ、ユリスが勝った………! でも、なんでツインパワーが突然進化したんだろう………またUさんの仕業だったりして………」
フータはユリスの勝利を喜んでいたが、何故双力の月魔法戦士へ進化した事に驚きを感じていた。エミルは店の入口の陰へ視線を向ける。
エミル「(………あの影にいるのは間違い無くU様だわ………ユリスちゃんの魔を進化させた意図までは分からないけれど………まあ、見なかった事にしましょうか………)」
エミルは影から見ている人物の正体がUであり、彼の手引きによって、双力の月魔法戦士へ進化した事を悟った。そして影で勝負を見ていたUは………
U「ユリスの夢、叶えたよ。だから………もっと強くなってくれ。僕くらいにまでな………」
一言、そう呟いてその場を後にした。その後、ユリスはエミルの前に立ち………
ユリス「対戦、ありがとうございました」
エミルに対し頭を下げる。
エミル「ふふっ、例には及びませんよ。どうやら、貴女の夢も叶ったようですしね」
エミルはそう言うと共に、ユリスの後ろを指さす。ユリスは首を傾げながら背を向けると………?
ツインパワー「………やあ、ユリス」
なんと、双力の月魔法戦士が実体化していた。
ユリス「つ、ツインパワー………なんだよね………?」
ユリスは動揺しながら問いかける。双力の月魔法戦士は喜ぶ様子を見せる。
ツインパワー「そうさ。初めましてだな」
双力の月魔法戦士はユリスに対し好感的な様子で挨拶をする。それを聞いたユリスは驚きを隠せなかったのか、そのまま目を回して倒れてしまった。
フータ「ゆ、ユリス!?」
ユリスの気絶に、フータは慌てふためくのだった………
エミルとの対決を制すると共に、相棒が実態化する夢を叶えたユリス。そして魔の進化にまつわる話はまだ1つあるのだった………
To Be Continued………
次回予告
フータ、ユリスと相棒の魔が進化した話をエマに話す事に。それを聞いたエマは複雑な感情を見せ………?
次回「少女の複雑な心」