葬送の旅々   作:バンバドロ愛好家

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魔女旅の方の時系列はかなり適当です。


01話

「寒い...」

 

私はニケの冒険譚に出てきたフルーナの街に向かっていました。そこでロッセリア山脈を越える予定だったのですが吹雪で前が見えなくなり、遭難をしているうちに夜になってしまいました。

おや、あんな所に山小屋なんてあったんですね。地図には全く載っていなかったんですが...

暖炉もついていないし誰もいないのでしょうか?とりあえず吹雪を凌そうなので行きましょう!ドアを開け中を除きますが暗くてよく見えません。

 

「すみません、誰かいますか?」

「フンフンフン。おや、どちら様かな?」

「あ、すみません人違いみたいです」 

 

ど、どういうことでしょう?中には上裸の男が何故かスクワットをしていました。幾ら私が13歳で魔女試験に合格した天才だといえ、近づかれるとうら若き可憐で儚げな美少女です。相手も体格が良さそうでしたし、一応他の場所を探しましょう。

そう考えているとドアがガチャリと開きました。体格が良い緑髪の男が立っています。その人は心配気な調子で尋ねてきました。

 

「さっきは失礼したな。どうしたんだ?こんな時間のこんな季節に。ここ北側諸国は冬に出歩くもんじゃないぞ。」

「あ、いえ。この山を超えたところにあるフルーナの街という街を目指していたのですが吹雪で遭難してしまいなんとかここに辿り着いたんです。」

 

ここまでの経緯を話すと同情気味に言ってきた。

 

「それは不幸だったな。いや、ここへ辿り着けたことを考えると幸運だったと考えるべきか。どちらにしても女神様へ感謝を捧げるべきだな。」

「女神様?それに北側諸国とはなんなのですか?」

 

よくわからない単語が出てきたので首を傾げ尋ねます。ここら一帯は北側諸国と呼ばれているのでしょうか?

ですが、私ともあろう魔女が調査を怠るはずもありません。

大柄な男を見るとそちらも首を傾げていました。

 

「そういえばこの先にフルーナの街なんて名前の街などあったか?まあ、今は置いておこう。中へ入れ。」

「は、はい。お邪魔します。」

 

聖職者のようですし襲われたりはしないと信じましょう。中は外見通りの木製で暖炉の他何もありませんでした。

とりあえず自己紹介をしておきます。

 

「私は灰の魔女イレイナです。」

「俺はモンクのクラフトだ。灰の魔女?というのはなんだ?」

「魔術試験に合格した魔法使いは魔女見習いになるのですが他の魔女に弟子入りをするのです。そこで師匠から合格と一緒に貰った魔女名です。」

 

今時、魔女を知らない者なんているのでしょうか?それによく見るとクラフトさんの耳は細長く尖っています。

不思議気に見つめている私に気づいたのかクラフトさんは耳を掴んで尋ねてきました。

 

「これが気になるか?」

「あ、すみません。まじまじと不躾に。」

「いや、気にすることはないさ。今時、エルフなんて見ることはまず無いだろうからな。」

「エルフ?」

 

確か空想の小説などにいた種族だった気がします。幼少の頃の記憶なのでかなりあやふやではありますが私だって旅の身です。それなりの話は聞いてきたと自負しています。ですがエルフが現実にいるとはまるで知りませんでした。

 

「その失礼を承知で聞きますがエルフって空想の種族ではなかったですか?」

「今時、エルフなんていないからな。そう思うのも無理ないさ。俺も、もうかれこれ300年は同族と会ってない」

「それは...辛くないですか?」

「そのために女神様がいる。いつか俺が天寿を全うした時女神様に褒めてもらうんだ。『よくできましたね』ってな。だから辛くないさ。まあ、何万年後になるかは皆目見当もつかないがな。お嬢ちゃん、火、ありがとうな。俺だけだと凍死していた。」

「いえ、話相手がいるというのはそれだけで助けられるものですよ。それとは別で全く関係ないの無いことなのですが、私は少しお腹が減ってきてしまいまして…全く関係は無いのですが」

「ははは、腹が減るのならしょうがない。話し相手に先立たてぬよう助け合うのはさもありなんだ」

 

暖炉の火に温まりながら談笑していると急に火が大きく揺れた。それと同時に雪と寒風が吹き込んでくる。

ドアが壊れたかと腰を浮かせた私の耳に入り込んできたのは幼さと老獪さの混じった少女の声だった。

 

「誰かいる?お邪魔するよ。」

 

そこにいたのは三人組。紫色の髪を持つ少女とその少女に担がれている赤髪の少年。

そして先頭にいたのは銀色の髪を持つ少女はエルフだった。

 

 




魔女旅知らない人用にイレイナさんのキャラ紹介

性別:女性
年齢:大体16〜20前半。大体19ぐらいだと思ってください。
体型:つるぺったん
性格:お人よしで負けず嫌いな面もあるが割とドライでナルシスト。原作者からは「性根の腐った丁寧語のクズ」呼ばわりされてる。師匠にボコボコにされて泣くなどの子供らしい面もあって可愛い。
能力:最年少で魔女試験を合格する天才。天才を自称しているがそれに恥じない実力を持っている。金稼ぎにはやけに知恵が回る。

アニメと漫画でしか読んでませんがご了承ください

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