先頭に立っているエルフの少女。名はフリーレンというそうです。紫髪の少女はフェルン、今は寝ている赤髪の少年はシュタルク。三人はパーティー?で冒険者?だそうです。
「私は灰の魔女、イレイナです。フェルンさん、フリーレンさんよろしくお願いします。」
「灰の魔女?渾名のようなものでしょうか?」
はて、と首を傾げるフェルンさん。ここまで魔女を知らない人が多いとなんだか不安になってきますね。クラフトさんと同じような説明をしますが一向に信じてもらえません。
「そんな試験は私は聞いたことがありません。第一、勇者ヒンメルや魔族を知らない人などいるはずもありません。
すみませんが到底信じることはできません。」
「まあまあフェルン。落ち着いて。私も知らなかったんだし、コロコロ変わっちゃうと嫌になるよね。わかるよ。」
「それはフリーレン様がエルフでフリーレン様だからです。この方は明らかな人間です。」
目を細めしょぼしょぼと萎れるフリーレンさん。フェルンさんは悪い人ではないでしょうが少し頭が固そうな面がありますね。それよりも、
「すみません。エルフってこうホイホイ出てくるものなんですか?」
「いや、私もエルフに会ったのはもうずいぶんと前だよ」
「この状態、全く説得力ないです...」
「フリーレン様に同族意識ってあるんですか?」
「フェルン。怒ってる?」
萎れたままのフリーレンさんはビクビクしながら尋ねますがフェルンさんはそこまで怒ってるように見えません。どうやら単純な疑問のようです。フェルンさんは寝込むシュタルクさんの元に近づくとおでこに手を当てました。ばっとこちらを振り返り、焦りが混じる容貌で話してきました。
「フリーレン様!シュタルク様の体温が...」
「ちょっと待って。・・・うん。」
「どうかされましたか?」
椅子から立ち小走りでシュタルクさんの側に膝をつき、心音を確認。少しゆっくりですが脈はありますし呼吸も安定はしています。
「シュタルクの体温が結構低くなっちゃってるんだ。あまり食べてなかったからね。体温調節がうまくできてなかったんだろう」
「シュタルク様、私たちに取り分多めにしてくれてましたね....。やはりそれが不味かったのでしょうか?」
「でも、フリーレンさん。見た感じもう食料は持っていなさそうですがどうするのですか?」
「そうだね。そこが問題だよね」
あーだこーだ言いながら現状を打破する手段を探しますがうまいこと決まりません。すると、火の番をしていたクラフトさんが振り返りこう言いました。
「ああ、食料ならそこらに俺の持ってきたものがあるはずだ。この寒さだ。腐ってることはないだろう。解凍できるかが問題だったが火の魔法は使えるか?」
「問題ないね。もちろん使えるよ」
「じゃあ決まりだな。明日の朝、取りに行こうか。坊主は...人肌で温めてやるか。誰かやりたいやつは?」
もちろん誰も微動だにしない。クラフトさんは予想していたようでフッと笑うと腰に手を当て言いました。
「ま、そうだよな。俺が温めよう。フリーレン達は...」
「大丈夫だよ。私とフェルンとイレイナで寄せ合ってあったまるよ。」
「あの、私、火の番をしましょうか?」
おずおずと私は手を挙げる。フェルンさんは私の手首を掴むと首をゆっくりと横に振る。
「イレイナ様。イレイナ様はずっと一人で旅をしてらしたのでしょう?休める時にしっかりと休むべきです。火なら明日の朝でも問題ありません。フリーレン様もいいですか?」
「うん。私もフェルンと同じ意見かな。火の番はありがたいけど正直今やらなくても大丈夫だと思う」
「わかりました。じゃ、お言葉に甘えさせてもらいますね」
私、フリーレンさん、フェルンさんは壁に身を寄せ、布を纏って眠りました。それはとても心地よい温かさでした。
メトーデさんのパーティーメンバー、どっち消す?
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