任務 他 演習 [25年7月~] 来たる「首都直下型大地震」に備えよ! 作:ハーメルンkpx
提督
「さすいす。ズバリそうなんだよね。
ほら、そもそもさ。さっき高雄も言ったけど、
現海軍って、元々、軍民間交流って
盛んでかなり気合い入ってるだろ?」
高雄
「ですわね。今年も民間企業とのコラボは、
アパレル関係以外にもたくさんありましたし」
提督
「未知の敵性体相手ではあるけど、世界中で戦争が煙たがれる今の時代で
鉄と火薬飛ばしてドンパチやってるわけだからな。
民間との溝というか……軋轢か。その解消と、あと一番重要なのが、
艦娘について、存在を知ってもらうことと理解を持ってもらうことが
いつなんどきも肝要なわけで――」
曙
「――いや、その話も座学講習で何回も聴いたっつーの!
てか、鹿島さんと同じ事を言ってんじゃん!」
提督
「あ~悪いww そうか、そうだよな。
もう何回も聴いてるか。鹿島には俺が講義したしなぁ……」
曙
「マジで!?」
提督
「うん」
陸奥
「それじゃあ、要は今回は初志的な意味であえて制服なわけね?
その、私たち艦娘の周知と理解のために?」
提督
「まぁ、そうかな。
……でも本当はもうちょっと複雑なんだけどな……」
五十鈴
「というと?」
提督
「……これまでの軍民間交流って、
こっち側が寄っていってただろ? 民間側に。
理解を得るため、って何よりの名分があったわけだし」
五十鈴
「まぁ、そうね……」
提督
「今回は……ていうか今後を見据えて、だな。
もっと言うと、震災時に、なんだが。
そのときに、民間には我々海軍に一切合切の協力を
してほしいんだよね、本音は」
高雄
「民間の協力……?」
提督
「こちら側の融通が通るようにしておきたいってこと。
作戦遂行の円滑化のために。
今回の任務はその下地作りも兼ねてる」
陸奥
「……それって、もしかして震災の後の事も考えられてる……?」
提督
「……そういうことだ」
曙
「うわ……」
提督
「……ま、そんなこんなでだな、今度は
民間の方から、こっちに寄ってきてもらうようにするわけだ。
そうなってくると、やっぱりちゃんと
そこではわかりやすく、海軍・艦娘が主体であることを
示していかねばならんわけ。
だからちゃんと制服で行ってね、ってな」
曙
「むぅ……」
提督
「そんな顔するなよ……。
まぁ確かに、曙七駆組は毎回、私服すごい可愛いもんなぁ」
曙
「っ!?」
提督
「俺としても残念だけど、まぁそれは、また次の機会にでも見せてくれよ」
曙
「べ、別にクソ提督のために毎回めかし込んでるわけじゃないんだけど!?
そんなのっ……普通に、あ、ありえないから! 勘違いすんな!」
提督
「悪い、そうだったなww」
曙
「――!」
提督
「ww」
「「……」」
大淀
「…………コホンッ。提督、そろそろ……」
提督
「あ……。申し訳。話を戻していこう」