第一部「夢現の狭間」   作:Jyoze628

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「夢現の狭間」Epilogue

目次

Epilogue「開くべき扉は」

 

『門』を開く

 

『元いた場所』へ帰る

 

あとがきへ

 

 

Epilogue「開くべき扉は」

な……何だこれ…

 

『このメッセージを読んでいる者へ

 

このメッセージを読んでいるということは、君は私の書いたメモを全て集め、「銀の鍵」を手に入れたという事だろう。

その鍵を使えばどんな扉をも開き。

そして、君が望む場所へと帰ることが出来る。

 

だが待ってくれ。

どうか私に力を貸して欲しい。

 

この場所に訪れ、この奇妙な現象を見た後なら。

「魔法」というものの存在を信じてくれるはずだ。

 

今、世界は魔法と「悪夢の邪神」によって滅びようとしている。

 

私一人では到底止めることは出来ない。

だから今は1人でも協力者が欲しい。

もし協力してくれるのならば、私は君に対価を払う。

 

その鍵を使えば、私が創った「門」を開いて私の隠れ家へ移動することが出来る。

どうか頼む。

門を通って私に力を貸してくれ…7月7日の金曜日…この日に世界の終焉が近づいている。

 

真名は教えられないが私の教団内の呼び名を伝えておく。

 

私の呼び名は「マーリン」だ。

 

願わくば世界に邪神が解き放たれぬことを。』

 

完全には信じられないけど…

ここに書いてあることが本当だったら?

『その鍵を使えばどんな扉をも開き。

そして、君が望む場所へと帰ることが出来る。』

…ここに書いてある事が本当だったら俺達は家に帰れるし、ジョゼフィーヌさんを病院に連れて行けるかもしれない!

けど…

『今、世界は魔法と「悪夢の邪神」によって滅びようとしている。』

これも本当だったら?

もしここを出ても…世界が滅んじゃうって事?

『どうか頼む。

門を通って私に力を貸してくれ…世界の終焉が近づいている。』

いや…流石に……有り得ないよね?

でもここに書かれてることを見たら…完全に嘘だって思えないんだよなぁ…

『この場所に訪れ、この奇妙な現象を見た後なら。

「魔法」というものの存在を信じてくれるはずだ。』

でも…俺達にできることって……?

「読み終わったっす。」

「あっ…俺もです。」

「それで…これからどうする?」

「メッセージを信じて「マーリン」さんの所に行くか、家に帰るかって事…ですか?」

「…そうだ。」

「僕はまだよく分かってないんで意見聞きたいっす。」

「その…ちょっと…俺も内容が凄すぎて…」

「俺は…完全には信じきれてねぇが……この『マーリン』とかいう奴は敵じゃないんじゃねぇか…?」

「何でですか?」

「俺達のことを殺したいんだったら…このメモに『鍵』の能力のこと話さねぇだろ?俺達のことを騙したいんだったら…初めから『門』って奴の事だけ書けば良かったんじゃねぇか?」

「た…確かにそうですね…。」

その方が…俺達が家に帰る可能性低くなるし…

俺達のことを…こ…殺すか捕まえるかしたいなら確実だし…

でも相手は全く知らない人だし…このメモの内容が全部嘘だったら?

そんなこと考えたらきりが無いけど…

ど…どうしたら良いんだろう…?

「う〜ん…」

「それと…これはただの予想でしか無いんだが…」

「話してくれませんか?」

「このメモはマーリンって奴が書いてるはずだよな?」

「多分…そうですよね。」

筆跡も似てるし…

「じゃあこのメモに使った『魔法』も…コイツがかけたはずだ。」

「つまり…?」

「敵意があるなら…この手紙にかけた『魔法』で俺達を殺しちまえば早かったんじゃねぇか?」

「言われてみれば…!あ…でも…」

「俺達を『魔法』で殺せない理由があるんじゃないか…って事だろ?」

「…はい。」

てか簡単に心読みすぎでしょ…

星次さんって本当は超能力でも使えるのか?

「それも確かにあるかも知れねぇが…だとしたらこの銃を置いていく理由もねぇよな?」

「た…確かに…!」

「どういう事っすか?」

「このメモの内1枚はこのリボルバーと置いてあった。つまり、このリボルバーも『マーリン』って奴が用意した事になる…って事は『マーリン』って奴が俺達を殺したいなら…生き残る確率を上げたり、自分にとって害になりそうな物を置いていくのはおかしいってことだ。」

「じゃあ僕達に生き残ってもらう為にそれを用意してるからマーリンさんは敵じゃないって事っすよね。」

「あぁ、そういう事だ。」

「じゃあ…マーリンさんは少なくとも俺達をすぐに殺そうとしないし…味方かもしれないって事ですよね?」

「完全には信用出来ないがな…」

「どうしたら良いんでしょうか…」

「僕は『マーリン』さんのとこに行くのもありだと思うっすよ。」

「何でそう思ったんだ?」

「今の話聞いてて思ったんすけど。『マーリン』さんが僕達の味方ならここに書いてある事も本当になるんで、ここから出ても世界が終わるって事になるんすよ。」

「だからマーリンを助けて世界の終わりを止めるって事か?」

「そうっすね。後は僕ここの部分が気になったんすよね。」

「あぁ、『もし協力してくれるのならば、私は君に対価を払う。』ってところか?」

「このマーリンって人は『魔法』使えるっぽいんで、その人から貰えるお礼はほぼ何でもありって事っすよね。」

「な…何でも?」

じゃ…じゃあ……『魔法』ならあれも…!

いやいやいや…確証は無いんだし…でも…

このチャンスを逃したら一生後悔するかもしれないし…

でも命あってこそだしなぁ…

「あんたは…そんなに欲しい物があんのか?」

「物っていうか記憶っすね。」

「…どういう事だ?」

「実は僕、昔の記憶が無いんすよね。なんで、『魔法』なら元に戻せるんじゃないかなって思ったんすよね。」

「えっ?記憶喪失なんですか?」

「なるほどな…」

「だから僕はマーリンさんのところ行きたいっすね。」

そ…そんな事があったんだ…

記憶喪失って本当にあったんだ…

「た…大変ですね…」

「お前は?」

「えっ?」

「お前はどうしたいかって聞いてんだよ。」

「あ…あの…星次さんの意見を先に聞いていいですか?」

「俺は……正直に言うとまだ決まってねぇ…」

「で…ですよねぇ…」

「家に帰ったところで地球が滅びるか滅びないか…『マーリン』って奴の所に行ってもそいつは本当に味方か…助けに言ったところで俺達に何が出来るか…」

「俺も同じこと考えてたんです!でも…」

俺は…

 

 

 

 

『門』を開く

 

『元いた場所』へ帰る

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも…俺も『マーリン』さんの所に行きたいです!」

「…何でだ?」

「実は…俺には……ちっちゃい妹と弟が居るんです。」

「それとどんな関係があるんだ?」

「俺の妹は…治療法が見つかってない原因不明の病気にかかってて……病院で寝たきりなんです…」

まだ…あんなに幼いのに…本当なら小学校に通って普通の小学生みたいに楽しく……過ごせたのに…

「だから…『魔法』で妹を治してもらえれば…妹は普通の子と一緒に楽しく過ごせて…病んでたお母さんも…いっつも悲しそうな顔をするお父さんも…前みたいに笑ってくれるんじゃないかって…思ったんです。」

「よく頑張ってきたっすね。」

「そいつは…気の毒だったな…」

それに…!

「ジョゼフィーヌさんのことも…『魔法』ならどうにかなるんじゃないかなって思ったんです!魔法については何も分からないんですけど…それでも…少しでも可能性があるなら、俺はそのチャンスを逃したくありません!」

「そうか…」

「だから俺はマーリンさんの所に…」

「俺も行く。」

「え?」

そんな簡単に?

「お前らが深い事情を話してくれた様に…まぁ、俺にもそれなりに深い事情があってな。どういう事かって話を始めたら……まぁ長くなるから今は置いとくとして…」

星次さんは…過去に何があったんだろう?

「まぁ簡単に言うと…復讐の為に金やら武器やらが要るって事だ。それに…そいつには借りがあるしな…お前が言った通り、『魔法』でどうにかなんなら俺の目標も達成…借りも返せて一石二鳥って事だ。」

「ふ…復讐…?」

「まぁ、いつか話してやるよ…そんで、行く所が決まったってのにお前らはいつまでそこに座ってんだ?」

「そうっすね…ジョゼフィーヌさんも連れていっちゃっていいんすかね。」

「まぁ…大丈夫だろ。それにこいつはこのメモ読んたら『世界中の人々の為に!』とか言い出すタイプだろ。」

「あははっ…確かにそうですね!それにジョゼフィーヌさんは強いですし!」

「じゃぁ…さっさと行こうぜ。この『門』ってやつは…『門は棚のある壁に設置する。』ってメモの内容的に最初の部屋にあるはずだ。」

「でもあの部屋に『門』なんてありましたっけ?」

「多分このメモみたいに後から見えるようになるんじゃないっすか?」

「とりあえず行ってみないとわかんねぇな。」

「じゃあ僕がジョゼさんのこと連れて行くっすよ。」

「念の為に警戒しながら二階に行くぞ。」

「はい!」

それにしても…

あの怪物はどこに行ったんだろう?

いきなり消えちゃった…とか?

だったらいいんだけどなぁ…

「おい、床見てみろ。あのドアからここまで濡れた跡があるぞ…」

「じゃ…じゃあ、あれはあの開かなかった扉からここまで歩いてきたってことですかね?」

「かもな…階段上がろうぜ。」

あの扉の向こう…どうなってるんだろう…

まぁ、開けたくもないし開きもしないんだけど…

「なんかここの階段が懐かしいっすね。」

「あの時のジョゼフィーヌさんには驚かされましたよね…」

たった10秒で1階を見て回ってきたって聞いた時は本当にびっくりしたなぁ…

それに…

この階段を下りる時にお守りも貰ったんだったな…

あの時は本当に勇気が出たな…

「うわっ…窓がこんな風になってるのも忘れてました…」

「ふっ…そういやここで気絶してたよな。」

「ちょッ!笑わないで下さいよ!」

あぁ〜…!

俺が気絶した事…ジョゼフィーヌさん忘れててくれないかなぁ〜!!

「ジョゼさんはこの部屋出た時とっても取り乱してたっすよね。」

「そうでしたね…結局あれなんだったんでしょう…」

「よし…やっと戻って来たな…ドア開けるぜ。」

「OKっす。」

「はい!」

一応構えとこ…

「あぁ…『門』ってあれの事か……もう驚かなくなってきたな。」

「何か麻痺してきたっすよね。」

「えっ!?いやいやいや!あれも十分おかしいですよ!?」

何だよあれ!

いや…まぁ予想は出来てたけどさぁ!

でも本当に棚が無くなってて、壁に『門』ができてるなんて思わないじゃん!

「何か…これもめっちゃ古くないですか?」

「……そうだな。」

門の…枠?の部分はレンガで作られてて……

上の方もレンガでアーチが作られてるんだ!

それにしても…このレンガも古いなぁ…

上の方はガラスがはめられてて…

扉も古い木でできてて…両開きの扉で…

あっ!

ドアノブじゃなくってあの輪っかみたいなやつ引っ張るタイプだ!

本当にファンタジー映画とかでしか見た事ないのが目の前にある…

「それで…どこに鍵穴があるんだ…?」

「う〜ん…見当たらないですね。」

「とりあえず鍵当ててみるとかどうっすか。」

「…やってみるか。」

いやぁ…流石に近づけただけで開くなんて…

「おっ…今の音…鍵が開いたんじゃねぇか?」

「えっ…えぇぇ…?」

ガチャッ!って何だよ!

普通開かない……まぁいっか!

「お前ら…もう引き返す気はねぇだろ?」

「もちろんっすよ。」

「はい!まぁ…ちょっと不安なところもありますけど…それでも…後悔したくないので!」

「じゃあ…準備は良いな?」

「大丈夫っす。」

「…行きましょう!」

凄い…めっちゃ(きし)む音が聞こえ…

「…って眩しッ!!」

「くっそ…またかよ!『魔法』ってやつは全部こうなのか!?」

「とりあえず進むっすよ。」

「そうだな…どうせあの…メモの時みてぇに…」

「あ…れ…?」

意識…が…

「眠たく…なって…」

「くっそ…体から……力が…抜け……」

「星次…さん!」

「もう…無理っすね。」

「は…春喜さんも…」

あっ…ダメだ…

もう眠すぎて何も…

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う…うぅうん…

ここは…どこ…?

何か…薄暗いような…

それに…背中がふかふかだ…

布団も掛けられてる…

あったかいなぁ…

じゃなくって!

「皆さん!大丈夫で…」

「スーッ…スーッ…」

「う…んぁあぁ……くそ…どこだ?」

「グガガガガガガガッ……あれ……?」

良かったぁ…!

俺も皆もベッドで寝かされてたんだ!

って…ベッド?

てか寝かされてたってことは誰かが助けてくれたのかな?

「全員無事に目覚めたか…」

「へっ?」

あの椅子に…誰かが座ってる!

「まずは…私のメモを全て集め、悪夢と現実の狭間…『禁域(きんいき)』を生き延びた君達に賞賛を。そして…悪夢のような現実へようこそ。」

「あんたは……誰だ。」

「私は『禁域』にメモを残し…君達と同様に『禁域』から現実世界へ生還した者の1人。」

メモを…残した?

…って事は!

「私が『マーリン』だ。」

 

Ending「Black Swan(黒い白鳥)

 

 

 

 

 

決断の時へ

 

あとがきへ

 

 

 

 

 

 

「でも…俺は元の場所に帰るべきだと…思います…」

「何でっすか?」

「確かに報酬は魅力的なんですけど『マーリン』さんが本当に味方かは分からないですし…それでもし『マーリン』さんが悪い人だったら俺達は…こ…殺されちゃうかもしれないじゃないですか…」

それに…

「マーリンさんが良い人でも、『魔法』でどこまで出来るのかも分からないですし…もし『魔法』で俺達の願いを叶えてもらえるとしても…終焉を止めるなんてそんなの絶対に危険じゃないですか!」

「つまり…お前が言いたいのは、不確定な要素が多すぎる上に、夢が叶ったところで死んじまったら意味が無い…ってことか?」

「はい…そうです。それに、ジョゼフィーヌさんを早く病院か家に送ってあげないといけませんし…」

「確かに…お前の言ってることも正しいが…あんたはどうするんだ?」

「あっ!春喜さん、怒らないで下さいね?あの〜…あくまでも起きそうな最悪なパターンを考えておかないと行けないかなぁ〜って思っただけで…春喜さんのことを全否定したかったわけじゃ…」

「僕もやっぱり帰るっす。」

「えっ?」

「確かに流輝君の言う通りっすよね。生きてたらその内に記憶が戻るかもしれないっすけど、死んじゃったらどうにもならないっすよね。」

「そんな…あっさり?」

「あとジョゼさんが心配っす。だから僕も帰るっす。」

「じゃ…じゃあ星次さんは?」

「俺も帰ろうと思ってる。もちろんお前の言ってたことも正しいし…何より、やらないといけないことが俺には残ってんだ。」

「流輝君にも家族が居るっすよね。」

「はい…皆が家で…」

そうだ…

今日は皆で琴美(ことみ)のお見舞いに行く日だった。

お父さんとお母さんはどうしてるかな…

共夜(きょうや)はもう学校から帰って来ちゃってるかなぁ…

「じゃあ…早く帰ってお袋のこと安心させてやらねぇとな。」

「…そうですね!」

星次さんって家族思いだったんだ…

「じゃあ、そろそろ行こうぜ。」

「ジョゼさんは僕が出口まで連れて行くっすよ。」

「はい、お願いします!」

「念の為に俺たちが先頭に立つ。あんたは少ししてからついてきてくれ。」

「OKっす。」

「それにしても…あの怪物はどこから来たんでしょうか?」

「…あっちから来てたみてぇだな。見てみろ、あのドアからここまで濡れた跡がある。」

「あっ、本当ですね…」

「結局あのドアと怪物は何だったんすかね。」

「…さぁな。もうどうでもいいだろ。」

「このドア…やっぱり古いですね…鍵は入りそうですか?」

「あぁ…試してみるか。」

ジョゼフィーヌさんがピッキングで開けようとした時は…バリア?みたいなので防がれてたけど…

「…入ったぞ!」

「じゃ…じゃあ!」

「これで…鍵が開いた。」

「や…やっとここから出られる!」

「大変だったっすね。」

結局…何でこんな所に来ちゃったのかも分からないし…

何もかも分かんないままだったけど何でもいいや!

「じゃあ…さっさと出るか。」

「はい!」

「開けるぞ。」

あぁ…本っ当に大変だっ…!

「たッ!ちょッ!眩しい眩しい!!」

「くっそ!またかよ!!」

「なんか光が強くなってきてるっすね。」

ちょッ!本当に目がヤバいって!

…ってまだ強くなんの!?

「う…うわぁあああぁぁあああ!」

 

 

 

 

 

 

「眩しッ…!」

あれ?

カーテン開けっ放しにしてたから…

陽の光が当たってたのか…

「う〜ん…何か…」

何か凄い夢見たけど…忘れてる気がする…

「あぁあぁあっ!ちょッ…」

考え事してる時にいきなり目覚まし時計鳴るなよ!

しかも…

こういう時に限ってスヌーズ押しちゃうんだよなぁ!

これ本当に何の為にあるの?

2度寝する為につけた機能?

「おはようお兄ちゃん…ふわぁ〜あ…どうしたの?」

「あぁ〜…何でもない!」

「うっそだぁ〜!めちゃくちゃ慌ててたの聞こえたよ…ふわぁ…ふぉりあえず…1階に下りよ?」

「共夜…めっちゃあくびしてんじゃん…今から学校なのに大丈夫なの?」

「まぁ…大丈夫でしょ…お兄ちゃんは良いよな〜、俺達よりも早く夏休みに入ってるんだもん。」

「いやいや…そんなこと言わないで頑張れって!そっちも明日から夏休みでしょ?しかも、今日は午前中で終わるんだって?」

「うん、そうだよ!でも…面倒臭いなぁ…」

「まぁ…そうだよね…でも、今日は琴美のお見舞いに行くんだし元気出して!ほら、朝ごはん食べに行こ!」

「うん!…ってか…お兄ちゃん何か変わったね。」

「え?何が?」

「何か…前より明るいっていうか…しゃっきーん!っていうか?」

「あっはは…そうかな?」

あれ?

このやり取りどこかで…

「後さ…階段下りる時はスマホしまっといたら?この前落としそうになってたし。」

「あ…確かに……あれ?」

「どうしたのお兄ちゃん?」

「何か…ポケットに入ってるっぽい。」

「2人共起きてる〜?ご飯出来てるよ〜!」

「あっ…俺、先に下りるね!お兄ちゃんも早く来てね!」

「あっ…うん!」

…俺…眠る前に何か入れてたっけ?

「えっ…!?」

こ…これッ!

 

『流輝さん、手をこちらへ。』

『え…?ど…どうしたんですか?…わっ!?何で手を乗せて…』

『知っていますか?銀の弾丸は邪悪なものを退(しりぞ)けるという言い伝えがあるんです。』

『1つだけしか差し上げられませんが…これを持っていて下さい!これは必ずお守りになってくれるはずです!』

『あ…ありがとうございます!でも…俺がこんな貴重なものを…』

『貰っておいた方が良いっすよ。それはジョゼさんが流輝君の為を思って手渡してくれてるんすから。』

『さっさと貰っとけ。これ以上ビクビクされても面倒なんだよ。』

『は…はい、これから先もずっと大切にします!』

 

「ジョゼフィーヌさんに貰った…銀の弾丸!」

そうだ…俺は…階段を下りる前にこれを貰って!

「あの夢は…違う…あれは…!」

やっぱり…夢なんかじゃなかったんだ…

 

Ending「崩れ去る日常」

 

 

 

 

 

決断の時へ

 

あとがきへ

 

 

 

 

 

あとがき

とうとう第1部「夢現(ゆめうつつ)狭間(はざま)」を書き終えることが出来ました!

初めて書いた小説の記念すべき節目ってところです!

第1部を書き終えることができたのは友人や知人の皆の感想や意見。

そして、私の小説を読んでくださった皆様のおかげです!

私の小説を読んでくださった事に最大の感謝を!

この物語はお楽しみ頂けたでしょうか?

もしよろしければ感想・考察、どのキャラが好きか等を教えてください!

 

後はX(旧ツイッター)などをやって、皆さんに小説関連の状況報告などをやって行こうと思います!

初めてXを利用するのでしばらくの間は使い方が下手かもしれませんが頑張ってみます!

@Jyoze628とXで検索して頂けると、ジョゼフィーヌと出てくると思います!

 

そして、暇なときにでもいいので小説の挿絵の制作にご協力頂ける方がいたら、私のアカウントのほうにコメント?DM?していただけると、私のスマホにあるイメージ画像などを送ることができます。

 

本来は私がやるべきことなのですが、私の能力不足のため皆様にご協力をお願いすることを深くお詫び申し上げます。

 

第2部ではこの物語の終わりと第1部で明かされなかった謎を全て解き明かしていく感じにしたいと思います。

 

因みに第1部の私の中で決めていたテーマは

「悪夢か現実か」

というタイトル通りではありますが、妙な現実味に小さな違和感と大きな違和感が混ざりあった感じの恐怖を演出しようとしていましたが上手くいっていたでしょうか?

 

第2部からは描写を分かりやすくする為に、主人公以外のシーンもナレーションをつける予定です!

 

第2部は○○編的な感じで、2~5章ずつ出すといった形になるかもしれません。

 

近い内に出すと思いますのでどうかこれからもご愛読頂けると嬉しいです!

 

それでは第2部をお楽しみに!

主人公メンバー4人の中で誰が好き?

  • ジョゼフィーヌ
  • 星次
  • 天野 流輝
  • 西村 春喜
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