ある晴れた日の午後。
放課後、俺は何時もの様に友達と他愛のない話をしながら家に帰ろうとしていたが、横断歩道に差し掛かった時、ある光景を見た俺の体は勝手に動いていた。
何故なら・・・
赤信号なのに男の子が横断歩道を渡ろうとしており、俺は横断歩道に飛び出した男の子の手を歩道に引っ張り込んだ。だが、代わりに俺が車道の真ん中に出てしまった。
そして、ブレーキを踏むタイミングの遅れたトラックに轢かれた俺の意識はそこで途切れる。
気付いたら目の前は真っ白な空間。
しかも、地面がなく無重力空間のおまけつきで。
なんとなく辺りを見ていると、下の方から気配がしたのでそちらを向くと、そこにはさっき助けたはずの男の子がポツンと立って居たので声をかける。
「君も助からなかったのかい。」
「違うよ。 私のミスで君を死なせてしまったんだよ。」
「・・・えっ!」
男の子の言っている意味が解らない。
「下界に降りるのは82年ぶりでルールとかまったく覚えてなかったよ。」
と言いながら、男の子は青年の姿に変わる。
「えっ!あ、あのあなたは・・・?」
「私は君たちで言う神という存在だよ。」
神様だって!!
「そうさ、けど私のミスで死なせてしまって、すまない。 本当はこの先79年は生きられたのに。」
「ちょっと待って!そんなに生きられたの?ほぼ一世紀生きられたよね。」
「そう、イレギュラーで死なせてしまったから世界のバランスが崩れて大変な事になるから君を別の世界に送るから。」
世界のバランスが崩れるってバックトゥー・ザ・◯ュウチャーみたいになるって事だよね・・・
「概ね正解。」
「心読まれた!」
「神だからね。さあ、行きたい世界と特典三つ・・・いや助けて貰ったから四つにしよう。」
「行きたい世界か、俺は・・・。」
正直たくさんある。
とあるの世界で超能力者になるのも良いし、バカテスで面白おかしく過ごすのも良いしな・・・
・・・流石に色んな世界が混ざりすぎるのもな・・・
なんか、こう良い具合に色んな世界のある世界なんて・・・あっ!・・・
「俺は、魔法少女リリカルなのはの世界に行きたいです!」
「理由は君の心を読んでいたから解るけど、難易度が高いよあそこ。」
「俺が目指すはハッピーエンドで。」
「うん、ハーレム目的じゃないだけましだよ。 後は特典だね。」
「一つ目は、とあるの幻想殺し。 二つ目は、同じくLevel5の発電系能力者。」
「けど、それじゃあ二つ目が使えなくなるけど、どうするの君?」
それぐらい考慮済みさ、その為に魔法少女リリカルなのはの世界を選択したんだから。
「ちゃんと考えてある。三つ目は、幻想殺しをリミッターで抑えたりする事の出来るデバイス。人格型AIカートリッジシステム搭載インテリジェントデバイス」
「なるほど・・・、けどデバイスは魔力がないと動かせない筈・・・。」
「四つ目は、リミッター起動中で超能力が使える時のみ発生するAIM拡散力場を魔力に変換する機能を付ける。カートリッジも同じで。」
じゃないと、体から出るAIM拡散力場が無駄になるし
「なるほどね・・・じゃあ、カートリッジは勝手に作られるようにしとくから。」
「勝手に?それって自動生成って事ですか?。」
「君はどうやってカートリッジを作るのかわかるかい?」
そう言われると、良く分からないよな~。
A's編のOPだと、シャマルが魔力を込めているシーンがあったけど、何かやってるんだろうな。流石神様、先読みされていたよ。
「で、転生する時は何歳から始める?」
「5歳ぐらいで、練習もしたいし。」
正直何があるか分からないし、念には念を入れとかないと。
一年は、魔法や能力の練習をして、原作に備えと置かなければならないし。
「OK。必要なものは転生した時に家に置いてあるから。」
「神様、ありがとうございました。」
「第二の人生、楽しんでおいで。」
すると、意識が段々薄れていった。
「知らない天井だ・・・。」
なんとなくお決まりのセリフを言ってみる。
「ご主人様、起きましたか?」
ん?
なんか声がしたような・・・
「はい、ご主人様のデバイスです。」
体を起こすと二十歳過ぎの女の人が居た・・・はい?
「神が『親的な人が居ないと色々面倒な事になる』」からとの事で。」
「成程納得。手続きとか子供が出来ないしな。」
「しかしながらご主人様と私の名前が無いので登録出来ないと思いますが。」
しまった!
名前を考えてなかった・・・
よし、折角だからあの名前を参考にしよう。
「俺は上条翔真で、デバイス名はイマジン。」
折角、幻想殺しを使えるんだからこれで名乗りたいよな。
「分かりました。マスター認証、上条翔真。デバイス名、イマジン。認証完了しました。」
「まず、現状確認として、お金と荷物だけど・・・ん?」
部屋の隅にある勉強机に通帳と鍵、家の見取り図、携帯、手紙があった。
まずは、手紙っと
無事に転生が出来たみたいだね。
君の新しい家の住所等の大事な事は家の見取り図に書いてる。
流石に親が居ないのは不味いのでデバイスを少し変えさせて貰った
家の設備等はデバイスが教えてくれる。
何かあれば、そこにある携帯電話で電話してくれ。
神より
うわ~超親切。
次に見取り図を見て、そっと手紙を閉じて置いた。
魔導書関係の書物やらの詰まった書庫に各種トレーニング器具の置いてあるトレーニング室、地下に野球場並みの広さを持つ模擬戦場。行き先がまったく登録されていない転移装置、様々な工作機器が置いてある工作室(工場って言っても良いよね?レベルっす)電算室(スパコン、魔力観測機器有り)って物凄く豪華すぎでしょ!使い方わからないし!
スパコンや観測機器って普通家に無いじゃん
まぁ、演算とかに使えるからいいけど、
次、通帳だけど、もうお驚かない。
何故かって?
0が有り過ぎて数える気が失せた。
一言で言うなら日本の国債を返済し切っても、半分以上余るくらい。
神様・・・過保護すぎるよ。
「イマジン、買い出しに行くよ。服とか買わないと。」
「分かりました、ご主人様。」
・・・ご主人様って、面と向かい合って言われると恥ずかしすぎる。
前に友達とふざけてメイド喫茶に言った事があるけど、それとこれとでは違いすぎる。
それに、町へ出て、大人が子供に「ご主人様」って言われているのを見られた暁には、転生して初日で社会的に殺されてしまう。
「イマジン、ご主人様はやめてよ。翔真で良いよ。」
「分かりました、翔真。」
とにかく、俺の第二の人生が始まった。
設定などの質問受け付けます。
一応、無印編が終わったら設定を乗せる予定です。