ピンポーン
おっ、来たみたいだな。
玄関の鍵を開けて扉を開く。
「お邪魔します、翔真。」
「お邪魔するよー。」
時間ピッタシにフェイト、アルフがやって来た。
「ご飯は出来てるから、上がってくれ。」
かなりの回数上がっているからいつも自分たちが座っている席に着く。
「今日はちらし寿司にお吸い物、この国の伝統的な料理の一つだ。
特徴としてはタレにつけた生の刺身を酢飯の上に散りばめ、錦糸卵と海苔をかけて食べる。」
「へ~。頂きます(はむっ)・・・・美味しい。」
「だろ、口に合って良かったぜ。
アルフは・・・聞くまでも無かったか。」
俺は右手で頭を押さえた。
ちなみにアルフはバグバグと食べていた。
もうちょっとお上品に食べようよ・・・
フェイトもそれを悟ったのか苦笑いをしている。
「フェイト、お前昼とかちゃんと食べているのか?」
「食べているよ。
翔真から貰った冷凍のお米とか温めるだけのお肉とか魚とか。」
「なら良かった。
・・・・・・・本当は自分で作れるのが一番だけどな。」
「うっ!」
フェイトは喚き声を上げると目を明後日の方向へ向けていた。
「まあ、それは追々の問題でとにかく早く食べろよ?
今日は、もう一人の子と探しに行く約束してるからな。」
「あの子も見つけたの?
私達も今日確保しに行く予定だけど?」
「そうか、じゃあ途中で会うかもな。」
「うん、けどその時は私が貰うから。」
「フェイトは今全勝中なんだよ!
今日だって絶対勝つに決まってるよ!」
そこでアルフが上機嫌に誇っている。
・・・・・・・うん、満足したんだな。
何時の間にかアルフのご機嫌メーターを把握できるようになってるぞ。
・・・ついでに今は95.8%だな。
4.2%は恐らくフェイトへの心配だな。
って低くね?
主人全然心配してねーじゃん?
「ご馳走さまでした。
食器、流しに置いておくから。」
「おう。」
「行くよ、アルフ、バルディッシュ。」
「おうよ!」
『イエッサー』
フェイトとアルフは玄関に行き
「ご馳走さま、翔真。
じゃあ、行くね。」
そう言って二人は夕暮れよりも暗くなった外へ出て行った。
「さてと、俺も行きますか。」
イマジンを持って家を出ていく。
待ち合わせの場所に行きなのはと合流する。
「翔真君!」
「待たせたな!じゃあ、言いますか。」
そして俺達ももう暗くなっている町へ行った。
「今日、広域探索の魔法で探知したらここで反応があったけど・・・。」
「こんだけゴミゴミしてたらねー。」
アルフが半分呆れながら言う。
「だから、ちょっと乱暴だけど魔力流を流して強制発動させるよ。」
フェイトがバルディッシュを構えて流そうとすると
「ちょっと待った。
それアタシがやるよ、翔真の連れが感づいて来るだろうからフェイトには体力を残して貰わないと。」
「ありがとうアルフ。」
「そんじゃあ!」っと言ってアルフは魔力流を流す。
ゴロゴロッ・・・と空で音響く。
急に雷雲が出来、雲行きが怪しくなる。
「こんな町中で強制発動?
広域結界、間に合えー!」
ユーノを中心にミッド式魔方陣が浮かび、結界が張られる。
「なのは!」
「うん、セットアップ!」
「俺も・・・セットアップ?」
俺もなのはも服がBJにに変わり、急いでジュエルシードのある所に向かう。
「アルフ!」
「んあ?翔真、どうしたんだい?」
俺はアルフに近づき言う。
「いや、最近戦ってなくてな、出来れば一戦しようぜっと思ってな。
どうだ?」
「良いけど、私に勝ったからってジュエルシードは渡さないよ?」
「当りめーだって。
これは、俺個人の戦いだしな。」
そして、お互い身構える。
「「それじゃ」」
一拍空いて、お互い距離を縮める。
今回の俺はシューティングモードで突撃銃の様な物を装備し、アルフはいnゲフンゲフン、狼形態だ。
お互い距離を詰めてあと4歩ぐらいって所で俺はアルフに魔力弾を2射したが、躱される。
そのまま素早いステップ?でアルフが接近し爪を振りかざすがそれをローリングして避ける。
「くっ、素早さは流石に向こうが上か!」
「当り前さ!元々狼は素早い動きが売りなんだから!」
・・・そうだった。
「行くよっ!」
そう言ってアルフはこっちに向かって一気に接近して来た。
「なら!」
俺は魔力弾を三点バーストの要領で2射した。
ドンッドンッドンッ!
ドンッドンッドンッ!
とアルフに命中した。
「さすがにこれなら・・・「はぁぁぁぁ!」しまった!」
6発全弾命中して油断した為、アルフの接近を許してしまった。
「喰らいな!」っと言って爪が振り下ろされる。
俺は体を無理矢理左に捻じったが爪が左上腕部のアーマーに突き刺さった瞬間、
ドォォォン!
「ウグッ!」
アーマーが爆発し、アルフは吹き飛ばされ、ビルの壁に叩き付けられた。
「あっぶな~~~。」
「いっててて、いったいなんだい今のは?」
起き上がったアルフは頭を抑えながら聞いてきた。
「リアクティブアーマー。
アーマーに付いてる爆弾の爆発で威力を半減、相殺する。
まあ、これは魔力爆発で代用してるんだけどな。」
「まあ、今回は私の負けだよ。」
・・・・そして、
『シーリングモード』
「リリカルマジカル。」
「ジュエルシードシリアルⅩⅨ。」
「「封印!!」」
ふう、息が合ってるな二人とも。
「この間は自己紹介が出来なかったけど、私、高町なのは。
私立聖祥大付属小学校三年生。」
なのはが勇気を出して自己紹介をした・・・
一瞬だがフェイトの顔に笑みが浮かんだ気がした。
「高町なのは・・・私は、絶対に負けない。
お母さんの為にも!」
「フェイト!
言わなくても良いのに!」
「話し合うだけじゃ何も変わらないって言ったけど、だけど話さないと伝わらない事だってきっとあるよ!」
「・・・貴方は、翔真から理由聞いてるはず。
私が答える事は無い。」
「そんな事無いよ!ちゃんと向き合って話をしてみようよ。
私がジュエルシードを集める理由は、それがユーノ君の探し物だから。
元通りに集めないと自分の町や人達が危険な目に合わない様にするため!
最初は偶々手伝っただけだけど、今は私の意志で手伝っているの!それが私の理由!」
「フェイト!そんな子相手にしなくても良い!
優しくしてくれる人たちのとこでぬくぬく甘ったれて暮らしている奴の相手なんてしなくても良い!
私達に最優先事項は、ジュエルシードの捕獲だよ!」
アルフの声にフェイトは反応し、バルディッシュをなのはに向け牽制するように向ける。
「なのは!」
「大丈夫!」
するとフェイトがなのはがユーノと喋っている隙に一気にジュエルシードに接近する。
そしてなのはが慌てて追いかけ、お互いのデバイスがぶつかり合う・・・
ジュエルシードを挟む形で。
その瞬間、デバイスの先端にひびが入り、眩しい光と共に衝撃波がなのはとフェイトを襲った。
二人は慌ててすぐに離れたが、デバイスはボロボロになり明らかに戦闘継続は困難だ。
「フェイト!」
すると、フェイトは暴走状態のジュエルシードを握り素手で封印しようとした。
「バカ野郎!」
俺はすぐに飛び出した!
そして走りながらワードを口にする。
「イマジン!
リミッター解除!
イマジンブレイカー
使用能力、『幻想殺し』!」
『了解。
イマジンブレイカー
BJ解除、『幻想殺し』発動!」
BJが解除された俺はフェイトのそばに行き、
「退け!フェイト!」
左手でフェイトをジュエルシードから引きはがし、
「止まれぇぇぇぇ!」
……
右手で思いっ切り握った!
「翔真君!」
「翔真!」
「そんな! 無謀すぎる!」
暫くは手の中で光っていたが、
パキィィン!
っと音が鳴った途端、右手で握っていたジュエルシードの感触が無くなった・・・って、え!!
「と、止まったのか?」
「翔真君、どうなの?」
「・・・翔真?」
・・・・・・なんて言おう?
「・・・・・・。」
俺の沈黙が気になったのかユーノが
「えーと翔真、どうなったの?」
「・・・・・・聞いて驚くなよ?
・・・・・・・・・・消滅した。」
「・・・・はっ?」
「えーと?」
「どうゆう事なの翔真?」
「消えたって。」
四人とも言ってる事が分からないのか、頭に?が見える気がする。
「俺のレアスキルみたいな奴で触ったらジュエルシードが消滅しちまった。」
「「「「えっ?!」」」」
「兎に角、ジュエルシードは無くなっちまった。
取り敢えず、今日はお開きだ。」
「わ、分かった。」
そう言ってなのは、ユーノは退場した。
「うん・・・痛っ!」
フェイトがフラつく
「大丈夫か?って無茶し過ぎだ!フェイト!」
俺がフェイトの手を見るとズタボロで血が出ていた。
「大丈夫だから。これぐらい何とかなるから。」
「バカ、後で手当てしてやる!俺ん家寄ってけ!」
そう言って俺はフェイトとアルフを連れ家に帰った。
リアクティブアーマーのイメージは劇場版機動警察パトレイバー2の
イングラムリアクティブアーマー装備型です。
ジムストライカーみたいな箱ではありません。