魔術と科学とリリカルと   作:@ファイブズ

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何か、主人公の能力のみで戦闘シーン書いたらこうなった。


模擬戦は程々に・・・

クロノ達は表示された日記やら実験データやらに目を通していた。

 

そして、

 

「・・・まさか、プレシアは無実だったのか?」

 

「ああ、それをアンタら管理局が隠蔽したお陰が今回の悲劇の一つだ。」

 

「だが、これは地上本部がやった事だ。

僕達次元航行部隊のせいではない。」

 

「それは解っている。」

 

「では、何故これを我々に見せたのですか?」

 

「簡単な話、この事件を再調査してプレシアの無実を証明してほしい。」

 

「無実を?」

 

俺はそこで実験に関わった人間のリストをアップした。

 

「此処にプレシアがリストを残してくれた。

 

 これを頼りに聞き込みや繋がりを調べてやれば、芋づる式に捕まるはずだ。」

 

クロノがちょっと考えてから、

 

「わかった。調べてみよう。

 ただ、こっちの事があるから、レティ提督に頼んでみよう。」

 

「レティ提督?」

 

「私の古い友人よ。

 彼女に任せたら大丈夫よ。」

 

「分かりました。

 後、フェイトの事ですが。」

 

「彼女がどかしたの?」

 

「これを。」

 

そう言ってさっきの日記の続きを表示した。

 

流石に苦い顔をしているな・・・

 

まあ、無理もないな。

 

「・・・君は、どう思っているんだ?」

 

「俺か?俺は、フェイトはフェイトだと思う。

 だって、5歳まではアリシアの記憶だけど、それ以降はアイツ自身の記憶だ。

アイツはフェイトでそれ以上でもそれ以下でも無い。」

 

「彼女の事は僕が何とかしよう。

恐らく裁判になるだろうが出来る限り減刑にする。

まあ、もしもの時はさっきのデータをチラつかせればいい話だ。」

 

あ、以外。

 

クロノが結構黒い。

 

黒だけに・・・プっ。

 

「なあ、何か余計な事考えてないか? (カチャ)」

 

「イエイエ、ナニモカンガエテマセンヨ?」

 

危なかった。

背後で響く金属音と頭に固い物の感触がした時は危なかった。

 

「まあ、彼女たちも待っているから・・・「ちょっと待った!」・・・なんだ?」

 

「言い忘れてたけど、プレシアとアリシアの病気治すためにジュエルシード二つほどくれないか?」

 

「何言ってるんだ!ロストロギアをくれだとっ! 君はジュエルシードの危険性を理解しているはずだろ!」

 

「まあまあクロノ。

 で、どうしているのかしら?」

 

「簡単な話、プレシアの病気治すための特殊な術式を組んだのは良いけど魔力の消費が激しくて・・・、

だから、ジュエルシードの魔力を使おうって事、アリシアは肉体の成長加速用に。

 投薬とかは危険だし。」

 

「投薬って、何するんだ?」

 

「いや、ただの細胞分裂のホルモンバランスを一時的に早い方にするだけだ。」

 

 理論はレディオノイズ計画の時の奴だが、副作用がある。

その点、回復魔法による新陳代謝の異常加速等を起こして一気にフェイトと同じ年まで成長させる方法がまだ安全なのだ。

 スパコンの予測演算でも結果は良好で、その後に仮死状態を解除すれば完璧だ。

 

「魔法を使った方が安全だし、ジュエルシードは暴走した時に破壊したとでも言っておけば・・・。」

 

「そうね、翔真君なら変な風に使わないでしょうし。

 その代り、絶対に成功させてください。」

 

「了解しました、リンディ艦長。」

 

「じゃあ、呼ぶとしようか。」

 

 

 

 

 

「で、翔真君は何話していたの?」

 

「大人の話さ。」

 

「大人って・・・。」

 

「翔真は偶に子供っぽくないよね。」

 

「その言葉、そのままバットで打ち返してやるよフェイト。」

 

「え・・・?バット?打ち返す?」

 

「ごめん、そう返って来るとは思わなかった。」

 

「あはは・・・え~とね、フェイトちゃん。

 翔真君が言いたかったのは・・・。」

 

 ネタで返したら予想外を遥かに超える返答に思わず謝ってしまった。

 なのはが苦笑しながら解説するのをユーノ達ミッド組が興味津々に聞いてる。

 

 

 ・・・ミッドに野球は無いのか?

 

 なんて事を考えていると不意にクロノが

 

「なあ、翔真。

 模擬戦をしないか?」

 

 と声を掛けて来た。

 

「何故今?」

 

「君の超能力に興味がある・・・じゃダメか?」

 

「良いぜ、何処でやる?」

 

「模擬戦用の部屋がある。

 そこでやろう。こっちだ。」

 

「おう、・・・あいつらは?」

 

 後ろのやりワイワイやってるなのはたちに目を向ける。

 

「準備が出来次第、エイミィが呼んでくれるさ。」

 

「成程、じゃあ、ルールは・・・。」

 

ルールの確認をしながら俺達は模擬戦室へ向かった。

 

 

 

 

「えっ!エイミィさん本当何ですか?」

 

「そうだよ。

 もう二人とも移動しているし、そろそろなんじゃない?」

 

「じゃあ、早く行かないと!」

 

「大丈夫だよ、フェイトちゃん。

 この部屋からでも十分観戦できるから。」

 

「良かった~。」

 

 翔真君とジュエルシードを集めているけど、私は翔真君の戦う所を見たことが無い。

 アリサちゃんやすずかちゃんは見た事あるって言ってたけど、フェイトちゃんはどうだろう?

 

「フェイトちゃんは翔真君が戦っている所見た事無い?」

 

「ある。しかも、助けて貰った。」

 

ん~まだ、ぎこちないって感じがする。

 

けど・・・

 

「へえ、じゃあ、私だけなのかな?翔真君に助けて貰ってないの。

アリサちゃんにすずかちゃん、フェイトちゃんまでもが助けて貰っていて、翔真君のかっこいい所見れたの。」

 

突如黒いオーラに包まれたなのはに一同ビビりまくる。

 

「そ、そんな事無いよ?助けて貰った時は怪しい人って感じだったから。

 そうだよね?アルフ?」

 

「ちょっフェイト!(話を振らないでよ!)

 そ、そ、そうだね!確かにあんときは怪しい奴って感じだったよね!

変な力使ってたし!(なんだいこの子!目茶目茶怖い!)」

 

「な、なのは!

 確か、最初のジュエルシードの時って、翔真に助けて貰わなかったっけ?」

 

ユーノの一言でなのはが纏っていた黒いオーラが消えた。

 

「そっか、あれカウントするの忘れてた。」

 

(((ユーノ、GJ!)))

 

皆が心の中でユーノに惜しみない感謝をした。

 

「みなさん、準備が出来たみたいですよ?」

 

すると、皆はディスプレイに注目した。

 

 

 

 

 

「さて、始めるか。」

 

「何時でもいいよ。」

 

 模擬戦室では地形を選べるらしく、今回は廃墟で周りは倒壊したビル群が連なっていた。

 

『では、ルールの確認

 

 相手が戦闘不能、降参したら模擬戦終了。

 

 殺傷設定の使用禁止・・・だけど翔真君、本当にいいの?』

 

それは、俺がクロノとルール確認をしている時だった。

 

 

「良いぜ、空飛んでも。」

 

「良いのか?そうしたら君は。」

 

「俺の超能力がどれ位かを見るんだろ?

なら、むしろハンデ無い方が分かりやすいだろ?Level5なめたらダメだぜ?」

 

「分かった、君の言うとおりだな。 

 聞いたかエイミィ。」

 

 

『それじゃ、試合開始!』

 

 その言葉を聞いた瞬間、俺は電撃の槍を飛ばしたが、クロノはシールドを張って守った。

 

「いきなり撃って来るのか。

 しかも溜が殆どない。

 今度はこっちからだ!スティンガー!」

 

クロノが12発の魔力弾を飛ばす

 

「そんな誘導弾怖くない!」

 

 回避を選ばず、あえて突っ込み、左手を振るう。

振るった左手から電気が尾を引いて発生し、魔力弾を撃ち落した。

 突っ込んだ勢いで殴ろうとした途端、足が止まった、

いや、止められた。

 

「ディレイドバインド。

 しっかりハマったみたいだな。」

 

しまった、設置型バインドか!

 

「これで終わりだ!ブレイズキャノン!」

 

クロノのデバイスから青い魔力がチャージされ発射される。

 

クソっ!なのはよりチャージが早い!

 

「リミッター解除!」

 

 そう叫ぶと、今まで体から発せられていた力が無くなるのを感じた。

 そして、右手を迫っていたブレイズキャノンにかざした。

 

  パキィィン!

 

 何かが割れる甲高い音がした途端、ブレイズキャノンは消失した。

そのまま、足に触れ、バインドを解除する。

 

「なっ!」

 

クロノが一瞬驚いた顔になるも、すぐに切り替える。

 

「イマジン、リミッター起動。」

 

 クロノが驚いている内にリミッターを起動させる。

 そして俺は、周りに磁場を作り、砂鉄を集めた。

 

「ただ電気を操るだけじゃ無いのか!」

 

「いや、電気に変わりないぜ?ただ、電気にも色々あるけど・・・な!」

 

集めた砂鉄を前後左右4つの方向からクロノに向かって飛ばす。

 

 

 

 

「くっ!なんて量の砂鉄なんだ・・・。

 だが、空に上がればこっちのもっ・・・・!」

 

 それをクロノは飛行魔法を使って空に逃げるが、意味が無かった。

 周りからビルの残骸が飛んで来て、クロノにぶつかったからだ。

 

 意識をどうにか繋いだクロノは落ちて行く体を空中で静止させ、近くのビルに隠れた。

 

「ハア、ハア、あの磁力は厄介だ。

 まさか、一度にあれだけの物を操るなんて・・・っ!」

 

 

 

 

 

 嫌な予感がしてすぐさまそこを離れる。

 すると、さっきまで居た所にオレンジの光が走ったと思うと、壁に3メートルほどの大穴が出来る。

 

「さすがクロノ。経験が物を言うね。

 だけど、隠れるのは意味無いぜ。

 体から漏れる電磁波のお陰でレーダー持ってるような物だから。」

 

「クソッ!スティンガーレイ!」

 

直射系の魔力弾を飛ばしながら接近し、魔力弾を回避した翔真にデバイス、S2Uを振るう。

 

「ぐっ!」

 

 デバイスで殴られた翔真は隣のビルまで飛ばされるが電磁場で鉄骨に吸い付くように着地した。

が、更に幾つかの魔力弾が迫り、ビルから落ちる様に降りてやり過ごす。

 

「はぁぁぁぁぁ!」

 

すると、クロノが上からS2Uを振りかぶって降りて来るのを空中に舞った砂鉄で作った剣で防ぐ、

 

「くっ!」

 

「これで、終わりだっ!ブレイクインパルス!」

 

「させるかぁぁぁぁぁ!」

 

 ・・・あ、コレ死んだわ。

 

 体が振動して意識が飛ぶ前に全力の電撃をクロノに浴びせ、お互いに体が傾いた所で意識が飛んだ。

 

 

 

 

『『ドサッ!』』

 

「えッ・・・」

 

「模擬戦中止!救護班急いで!」

 

 画面の中で、翔真君とクロノ君が倒れると周りが慌てて二人の回収に向かった。

 ユーノ君が急いて医務室へ向かって、アルフは医務室へ運ぶために模擬戦室へ向かって走って行った。

 私やフェイトちゃんはただ茫然と立って居るだけしか出来なかった。

 

 

「うっ!いつつ・・・ここは?」

 

「ここはアースラの医務室だ。

 ついでに言うならベットの上。」

 

 声のした方を見ると包帯まみれのクロノが居た。

 

「うわっ、包帯人間。」

 

「っ!君のせいだろ!大体なんだよ、10億ボルトって!

BJだったから良かったものの、一歩間違えたら死んでいたぞ!」

 

 包帯人間改めクロノが一気に文句を言う。

 

「そーゆークロノは何だよ!あれ、絶対固有振動数使った技だろ!非殺傷とは言え、喰らった途端、「あ、コレ死んだわ。」って思うからな!」

 

 俺も負けじと言い返す。

 

「それを言うならあれは何だったんだ!あのオレンジ色の光! あれこそ、死を感じたぞ!絶対あれ、質量兵器だろ!」

 

「当り前だ!俺の必殺技、レールガンだぞっ!大体、最初のっ!」

 

「っ!」

 

 

ゾクッ!

 

「クロノ、翔真君。

 

 ちょっと、そこに正座しなさい。」

 

「「は、はいっ!」」

 

「貴方達、今回の模擬戦でどれだけの人達に迷惑と心配をかけたと思っているか分かっているのかしら?」

 

 それから小1時間リンディ艦長に説教を喰らった。

 

 

 ・・・体がボロボロだから休ませてっ!

 

しかし、その願いは叶わなかった。

 

「さてと、散々人に迷惑掛けた二人にはそれなりの罰を与えないといけないけど・・・、今回はこれで勘弁してあげます。

 入って良いですよ。」

 

 自動ドアが開くと、そこには目が赤く腫れたなのはとフェイト、何故かエイミィさんがいた。

 

「まさか・・・。」

 

「か、母さん。」

 

「三人を慰めてなんでも一つ言う事を聞いてあげなさい。」

 

 そう言って、リンディ艦長は部屋を出て行ってしまった。

 

 

「「「・・・・・・・。」」」

 

 双方、暫く沈黙が続いたが、やがてなのはが

 

「翔真君のバカーッ!」

 

 と言って抱き着くのを皮切りに

 

「・・・心配したんだよ。」

 

 と言って左腕にしがみ付くフェイト。

 

「クロノ君、幾らなんでも無茶し過ぎ!ちょっとは反省しなさいっ!」

 

 とクロノに抱き着くエイミィさん。

 

 しかし、ボロボロの俺達にとってその行為は拷問に等しかった。

 

 何故なら・・・・

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!(うわぁぁぁぁぁ!)か、体が痛いぃぃぃぃぃぃ!」

 

 その後、痛みにのた打ち回っているのに気付いた三人は体から離れたが、罰としてショッピングに連れて行かれた。

 

 

 

余談

 

 

アースラの廊下をフラフラと歩いているとかなりやつれたクロノに出くわした。

 

「昨日はどうだった?」

 

俺が聞くと

 

「ああ、全然使わなかった給料がかなり持って行かれた挙句、荷物持ちが半端じゃ無かった。

 そっちは?3人で行ったんだろ?」

 

「ふっ、遊び用の貯金が残り24円になったよ。

 二人が競うように同じもの買ったり、食べたり、クレーンゲームで取り入ったり・・・。」

 

「そうか、けど、これで一つ分かったな。」

 

「「女を泣かせると後が怖いっ!」」

 

二人の少年の声がアースラの廊下に響いた。

 

 




後半、バカテス的ノリになったけど良いよね?答えは聞いて無い!!
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