また再開です。
そして、なのはとのトレーニングの日になった。
場所はリンディ艦長達アースラスタッフが用意した摩天楼で、俺はなのはとユーノと一緒に一番大きなビルの屋上に居た。
「なのははどんなトレーニングをしたいんだ?」
「空を飛びながら誘導弾の制御をしたいの。」
「僕が相手だとすぐに落されて・・・。」
「練習にならない・・・と。」
「(グサッ)そんな事言ったって、支援型に高機動高速飛行なんて無理だし。」
ドヨヨ~ンとユーノが暗い空気を纏っていじけだした。
まあ、気持ちは解らなくも無いよ?
俺だって近接型だから支援攻撃型苦手だし。
「まあ、ユーノ君は置いといて・・・始めよっか。」
「お、おう。
時間も限られているしな。」
そう言って、俺となのはは空に上がった。
そして、お互いにある程度の距離を取って向かい合った。
ビルの夜景がとても綺麗だが、今回は楽しめそうにねーな。
「んじゃ、俺が逃げるからなのははひたすらシューターで狙え。
当然、俺も反撃するから。」
「は~い。」
「それじゃあ・・・。」
「レディ・・・。」
「「ゴー!」」
始めた途端、俺はなのはから距離と取る。
後ろを向き、となのはが追いかけているか確認する。
早速なのははレイジングハートをシューティングモードにして追いかけていた。
俺は視線を前に戻しビルとビルの間を抜ける。
『翔真、後方から魔力弾 数8 接近中。』
(仕掛けて来たか)
イマジンからの報告を聞き、俺は振り向き魔力弾の間を抜け躱す。
どうやら直射系のシューターでビルに当り、6つの爆発が響いた・・・って!
シューターが飛んでった方を見ると二つこっちに戻って来た。
ビルの間を抜けながら誘導弾から逃げる。
3つ目のビルを抜けようとした途端、目の前になのはが現れた。
「ディバイン・・・バスター!!」
目の前に現れたなのはは砲撃魔法を放ってきた。
前から砲撃、後ろから誘導弾。
『やるようになりましたね、彼女。』
「のんきな事言っている場合か!
低威力の誘導弾10発用意、制御は任せるから弾ぁ撃ち落せ!」
『了解、発射!』
イマジンが後ろの誘導弾に向かって誘導弾を発射した。
それに合わせて、俺は右へ回避行動をとりつつ、左に誘導型砲撃魔法を放つ。
「ライジングブラスター!」
「えッ!」
一瞬なのはが驚いた顔になるが、すぐに回避し、
「バスター!」
砲撃魔法で反撃して来た。
『彼女はどうしたんでしょう?
砲撃魔法の魔力収束率がいつもより低いです。
それにより、周囲の魔力素の濃度が上がっています。』
「何か、企んでいるな?
なら、砲撃魔法を撃たせないようにする。」
そう言って、俺は空中で急停止し、勢い余ったなのはは俺を通り越して行った。
逆の立場になり俺はなのはを追いかける。
「ブースト!」
そう叫ぶと、俺は加速し一気になのはに近づき、ソードフォームに変えたイマジンを構える。
「クリティカルエッジ!」
上段切りからの左下から上へ切り払い、最後にそこから左へもう一度切り払い、なのはを後ろへ吹っ飛ばす。
「きゃあああ!」
なのははそのままビルにぶつかり、煙が発生する。
追い打ちをしようと飛ぶ俺の手足が一瞬光ったが気にせず、近づく。
・・・が、突如俺の動きが止まる。
手足を見ると、ピンク色のバインドが俺の両手両足にくっ付いていた。
・・・・まさか。
「いたたた、翔真君に吹き飛ばされちゃったけど、うまく仕掛けれた。」
煙が晴れて、若干ボロボロのなのはが出てきて空高く上がる。
「受けて翔真君!私の新技!」
なのはの周りがほのかに光だし、それがなのはの目の前に集まり、段々と大きな塊となっていった。
「くそっ!バインドブレイクが・・・出来ない!」
ブレイクできない内に、発射準備が着々と進んでいった。
「スターライト・・・・」
「ヤバい!これヤバい!
けどバインドブレイク出来ない!」
「ブレイカーァァァァ!」
なのはがレイジングハートを振り下ろし、なのはの目の前にあった魔力の塊から一筋の極太い砲撃だ飛んできた。
「あ、これ死んだわ。」
そう呟いた途端、俺はピンク色の砲撃に飲み込まれた。
「『ギャァァァァァス!』」
チュドォォォォォン!
俺とイマジンの悲鳴が重なって、爆発が起きた途端意識を手放した。
「うっ、・・・・あれ?」
目を覚ますと、何故か自分の部屋にいた。
『気が付きましたか?』
「どうなった?」
『あの後、気絶した貴方をアースラスタッフが回収し、なのはさんとユーノ君がここまで運んで寝かせました。』
「どれぐらい寝てた?」
『・・・フェイトさんとの練習まで、あと20分です。』
「マジか!」
俺は飛び起き・・・ようとしたら体に激痛が走った。
「いって!」
『あ~言い忘れてましたが、体の彼方此方に打撲が有るので。』
「先に言え! いつつ・・・。」
悲鳴を上げる体に鞭を打って支度し、転移魔法でアースラまで一気に飛ぶ。
・・・正直、滅茶苦茶痛いんだけど。
昨日と同じ場所にフェイトが居た。
「あ、翔真。遅いよ?」
「ごめん。さっきまで寝て(気絶して)た。」
「良いよ、じゃあ始めよう。」
そう言って、フェイトはバルディッシュを構える。
俺もセットアップしてイマジンを構える。
「基本的には模擬戦、近接格闘の練習って事で良い?」
「OK、なるべくなのはの動きを真似するから。」
「ありがとう。じゃあ、レディ・・・ゴ!」
フェイトは合図した途端、俺に向かって突っ込んできた。
それを俺はすんでの所で躱し、すれ違いざまに魔力弾を発射する。
「アークセイバー!」
しかし、それはフェイトのアークセイバーに切られ、爆発しそのまま俺の所に向かって飛んで来る。
「ホリゾンタル!」
ホリゾンタルでアークセイバーに切りかかると、爆発し煙で見えなくなった。
すると、後ろからフェイトが切りかかる。
「シャープネイル!」
フェイトのバルディッシュのサイズフォームの横払いを垂直に振り下ろした剣で弾き、瞬時に元の位置に戻し、
フェイトのガラ空きの胴体に斬撃をさっきと同じ様に今度は2回斬る。
「くっ!」
吹き飛びながらフェイトはフォトンランサー・マルチショットを多数放つ。
それをすべて回避して、ライジングブラスターを放つ。
「今!」
フェイトは回避すると、俺の手や足にバインドを掛けた。
・・・もしや、またですか?
「アルカス・クルタス・エイギアス。
疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。
バルエル・ザルエル・ブラウゼル。
フォトンランサー・ファランクスシフト!」
フェイトが詠唱すると、周りに魔力で出来たスフィアが多数出来る。
そして、徐々に電気を帯びて魔力が上がる。
俺はもがいてバインドブレイクしようとしたが、またしても出来なかった。
・・・バインドブレイクの才能無いのかな?
イマジンブレイカ-
『幻想殺し』だと飛行魔法もBJも無くなるから使えないし。
「・・・撃ち砕け、ファイアー!」
あーだ、こーだしている内にフォトンランサーが発射される。
スフィア38基から毎秒7発、4秒の計1064発のフォトンランサーが俺に向かって飛んできたが、
縛られている俺にはどうする事も出来なく・・・・あ、一つあったか。
それでは・・・・
「『ギャァァァ!またかァァァァ!』」
ドドドドドーーーン
殆どのフォトンランサーを喰らい、また俺は意識を手放した。
翌日、なのはとフェイトの模擬戦の日
2人以外はアースラのブリッジに居た。
「「「・・・・・・・。」」」
「すいません、何か反応してくれませんか?」
「・・・・。じゃあ言うが、どうしてそうなったんだ?」
今の俺の格好は・・・一言で言うと包帯人間だ。
うん、二日連続で大技を喰らえばこうなるよね。
「なのはとの模擬戦で彼方此方に打撲、
フェイトとの模擬戦で全身になった。
あと、火傷も。」
「「「ご愁傷様です。」」