「何だよ…これ。」
部屋に入ってた目に写ったのは、背に輝く魔法陣によって浮かせられているすずかと、その下、床の上の台座に寝かされているアリサ。
そして、アリサを中心に直径で20mはあるだろう大きな魔法陣とそれを囲む5m程の小さな魔法陣が6つ浮かび上がっていた。
「あら、早かったのね。」
声のする方を注視する。
すずかを浮かび上がらせている魔法陣の奥、玉座に座る幼女とその側でたっている女性。
「てっきり、逆の方へ行ってフランの相手でもしていると思ったのにね。」
「…それはレミィが運命を弄ったからでしょう?」
「そうだったわね、すっかり忘れてたわ。」
そう言うと、その幼女は玉座から優雅と言うに相応しい立ち上がりをし、すずかの前へ、そして俺の前へ対峙する。
「初めまして、私は誇り高き吸血鬼、レミリア・スカーレット。あなたの事は能力を使った際に見させてもらったわ。神の祝福を受けて転生し生まれ変わった魔導士兼能力者、上条翔真。」
「なっ、」
俺の事を知られている!
レミリア・スカーレットの程度の能力は運命を操る程度の能力だったはず!
「今、何故って思ったでしょ?簡単よ、だって、相手の過去から未来の運命を知らなければ思う様に運命を操れないじゃない。」
当然とばかりに言うレミリア。
そして、同じくレミリアの1歩後ろまで出て来たのは薄紫色のゆったりとした服を着た紫髪の女性。
「…レミィ、自分ですら良く分かっていない能力なのによく自慢げに出来るわね。」
「煩いわよパチェ。良いじゃない、それでもちゃんと使えてるのだから。」
レミリアに軽口を叩く女性はこちらを向いて
「私はパチュリー・ノーレッジ、魔法使いよ。」
っと簡潔に自己紹介する。
「何が目的でこんな事をした?」
自己紹介の必要が無くなったから率直に聞く。
正直、自己紹介させて欲しかった事は黙っておく。
「そうね…貴方達のお友達の吸血鬼。彼女の力を覚醒させて私達の仲間に迎え入れて、この幻想郷を支配するためよ。」
やっぱり、吸血鬼だからって理由か…。
「しかし、アリサは連れて行く理由は…それを見ると何となく分かってしまうな。」
「ええ、貴方の思った通りよ。私が描いた魔法と魂と血を使って吸血鬼として完全に覚醒させるのよ。」
「…2人共、俺の友達なんだ。そんな事させるかよ。」
ソードフォームのイマジンの柄を強く握って動ける様構える。
レミリアも手にカードらしきモノを構え、パチュリーは自分の周囲に魔法陣を展開させる。
そして…
ドゴォォン!
廊下に飛び出したなのはを追うように壁を吹き飛ばしながら出てくるフラン。
長い廊下に出たなのはは背面飛行しながらディバインシューターを数発放ちながら逃げる。
「きゃははははぁ!当たらない当たらない!」
ディバインシューターをグレイズしたフランはそのままなのはへ向けスペルカードを発動させる。
「禁忌「クランベリートラップ」!」
カードが弾け、飛んでいるなのはの周辺に幾つもの魔法陣が形成され、そこからなのはへ向け弾幕が発射される。
(幾ら多くても、自分へ向かっての弾なら、フェイトちゃんで対策済み!)
向かってくる弾幕を避け、時折小さく張ったプロテクションで防ぎずつ、あるタイミングを待つ。
「いいよ!いいよ!じゃあ、次はこれね!…え?」
魔法陣が消え、フランがカードを構えた途端、廊下の窓側の壁が吹き飛び、思わずその場で止まってしまう。
破壊された壁から更に魔力弾が飛び出し、フランの居る位置の手前の天井を破壊し、フランの視界を奪う。
そして…
「ロック!」
『Restrict Lock』
「きゃあ!」
悲鳴が聞こえたって言う事は拘束成功!次は!
キィィィィン!っと魔力を高密度で集束させる音が響く、
「全力全開!スターライトッ!」
瓦礫が崩れ、中からフランが出てくるが、目の前にある巨大な光の塊に顔が恐怖に染まる。
「ブレイカーっ!」
最後の掛け声と共に発射された光の塊はフランを巻き込み、そのまま廊下の端まで飛ばされる。
「はぁ、はぁ、(流石に、場所が広く無いから前よりも密度を高くして小さく収めたからフランちゃんだけを撃ち抜かたはず)」
レイジングハートから残留魔力を放出させる音を響かせながら、息を整えるなのはは、フランを心配になってか、廊下の端まで走っていく。
……さらりととんでもない事を言っているが気が付かないのか?
翔真side
一触即発の中、新たな闖入者が現れる。
「「ちょっとまっったぁぁ!」」
スタッ!と着地する足音が2つ後ろに感じて振り向くと、脇が大きく開いた紅白の巫女服を来た少女と、白黒のエプロンドレスを着て箒を持つ少女…博麗霊夢と霧雨魔理沙の姿があった…。
to be coming… で、綴りあってるよね?