パチュリーファンの人!すみません!
新たな闖入者の2人にレミリアは余裕そうに腕を組み胸を張る。
「やはり来たようね、博麗の巫女。そこの少年と白黒の魔法使い共々ここで倒れてもらうわよ。」
そう言って、自身の片手に妖力を集めて弾を作る。
「何が目的でこんな事をしているのかは知らないけど、外のあの赤い霧、邪魔だから消しなさい。里の人達は迷惑しているわよ。」
お札とお祓い棒を構える霊夢に対して、魔理沙はパチュリーに指を指して言う。
「おい!そこの魔法使い!あんたは私と勝負しろ!」
「……それは出来ないわ。私は彼と戦うもの。」
えっ、俺ですか?なんて言えず、顔を引きつかせる。
すると、何を思ったのか白黒の魔法使いと呼ばれた少女、魔理沙はスタスタと俺の所まで来るとガシッと肩を掴み、口元をニヤリとさせ
「んじゃあ、こいつは私と組んで戦えばいいだろ?人間2人で魔女に挑むのだからこれ位のハンデいいだろ?」
いや、まぁ種族魔法使いのガチ魔女のパチュリーに対して自称普通の魔法使いの魔理沙とランクとか全然持っていない魔道士の俺でかなうのかって話だよな。
……敵わないどころか普通に返り討ちだよね?主に俺が。
「構わないわ。面倒だし纏めて倒す分早く終わって楽だもの(私の体力的に)。」
そう言うが早いか、もう手元に1枚のスペルカードが握られていた。
「火符『アグニシャイン』 」
そう唱えられると、パチュリーを中心に円形状に左右に交差するように赤い弾幕が放たれる。
それを見た俺と魔理沙はそれぞれ上へ飛び初弾を回避するが、弾幕は徐々に上へ向かって放たれるようになり空中で回避と迎撃をするようになる。
暫く放たれていた弾幕が効果時間を超えたのか出なくなった所でチラリと霊夢とレミリアの方を見るとそこには居らず、すぐ上の天井に穴が空いていた。
「レミィは上でやり合ってるようね。」
時折外から聴こえてくる爆音やら何かしらの発射音が外の2人の戦いが白熱している事を伝えている。
「…続いていくわよ。土符『レイジィトリリトン』」
次に放たれた弾幕はパチュリーから遠くなると一瞬だけ動きを止めるとあとはランダムに動き回る。避けるのが簡単そうに見えるが、弾幕の量が圧倒的過ぎる。
全体的に見渡してすぐさま危険度を判別して最小限に動いて避けるのを繰り返していると、唐突に魔理沙が箒の上に立ち懐から何かの塊を出すと、それを構えて、
「恋符『マスタースパーク』!」
極太のレーザーがパチュリーに目掛けて発射され、直線上の弾幕が根こそぎ吹き飛ばされるが、肝心のパチュリーには当たってない。
「今だ!突っ込め!」
魔理沙のの言葉にハッと気が付くとすぐ様その空間に飛び込んでパチュリーの所へ向かう。
「甘いわ」
そう言うと、また弾幕が発射されるが俺はそれまでにかなり接近していた。
一瞬だけ止まる弾幕、発射されて暫く直進し、停止してからランダムに動くが、停止位置は平均的に4~5m位。
そして、パチュリーはその弾幕を放ち始めてから1度も動いて無い…つまり!
「うぉぉぉ!」
進路上の弾幕の止まる1まで接近出来れば対処は比較的楽だ!
「くっ、スペルブレイク!」
弾幕を途中で止め、急いで距離を取ろうと後ろへ飛ぶが…
「うっ動けない!」
すぐ後ろに抜き打ちで設置した設置型バインドで見事四肢を固定される。
「今です!」
「もう一丁!恋符『マスタースパーク』!」
上へ急上昇した瞬間、俺のいた所に極太レーザーが通過し、パチュリーへ直撃する。
「ひっ!」
短く悲鳴を上げたパチュリーを飲み込み屋敷の床に着弾するマスタースパークで大きな衝撃が発生する。
それと同じ位のタイミングで空気が振動し、眩しい程の光を放つ。
「おっ、霊夢の奴やったみたいだな」
上を見上げた魔理沙の一言でどうやら向うも終わったのだと分かった。
………が、これで終わらなかった。