・・・物語前半だからって事も有るけど・・・
「まぁ、こんだけ買えばしばらく良いな。」
土曜日の朝、俺は起きたらすぐチラシを確認しスーパーへ向い、買い物を済ませたのだった。
両手には卵や砂糖、魚等を入れたエコバッグを下げで帰宅していた。
「昼は簡単に済ますとして、夜は・・・魚のフライかな・・・ん?
メールか・・・ふうん・・・。」
『どうしましたか?』
『なのはのお父さんのコーチをするサッカーチームが勝ったんだってさ。』
イマジンが念話で聞いてきたので周囲に解らない様に念話で返す。
『そうですか・・・翔真もサッカーとかやらないんですか?』
『中学行ったら考えようと思う。
・・・それより、さっきから付けられている。』
『巻きますか?
それとも迎え撃ちますか?』
『いや、下手に刺激したくない。
気付いて無いフリをするぞ。』
『了解。』
この後、しばらく付けて来たが途中で居なくなってしまった。
「どうでしたか、土御門。」
彼女は隣のアロハシャツを着た土御門に結果を聞いた。
「奴はどうやら結構やるみたいだぜ。
俺の尾行に気づきやがった。」
「そうでしたか。
ならば、あの子供が行動を始めた時に抑えましょう。」
と彼女は日本刀を持ち直した。
昼食を簡単に済ませ、準備をする。
・・・と言っても火元確認と戸締りするだけだが・・・。
『翔真君! ジュエルシードが発動したよ!』
・・・グットタイミング!
『すぐに行く。』
なのはに念話で伝えながら外に飛び出す。
道を走っている途中、木がバカ見たいにデカくなった・・・って、どんな願い叶えたらそうなる!
『なのは、今どこに居る?』
『マンションの屋上だけど・・・ジュエルシードがどこにあるかここからだと分からない。』
『分かった、俺は下から探す。
なのはは、そこから木の上辺りを探してくれ。』
念話を終え、セットアップしようとした途端・・・物陰から何か光る物が・・・ッ!!
咄嗟に後ろに飛んだら、さっきまで居た所に斬撃?が来て道路を切る。
「何だ!」
「私の七閃を咄嗟に避けるとは、中々やりますね。」
・・・おいおいウソだろ・・・なんで・・・
何で、神裂火織が居るんだよ!
「私はイギリス清教ネセサリウス所属の魔術師、神裂火織と言います。
簡潔に聞きます。
あなたがこの術式を発動させたのですか?」
クソッ!
早く行かないといけないのにっ!
俺は、能力で身体強化をし強引に突破しようとしたが、
何やら後頭部に固い感触がありその動作を止める。
「逃げようとしても無駄だぜ、動いた途端あの世逝きだ。」
つ、詰んだ・・・!
「どうする気だ?
俺は仲間と一緒にあれを止めに行きたいんだけど。」
すると神裂が
「私達は最近この街で起きている不可解な現象と、それを鎮めている者達の調査できました。
あなたはその現象を鎮めている者と言う事でよろしいですか?」
「そうだよ。
だから早く行かせろ、あいつ一人は荷が重い。」
「そうですか、後で話を聞かせて貰えるなら解放します。
土御門もそれで良いですか?」
「構わないぜ。
それにそっち優先じゃ無いと大変だぜ、見ろこっちに来てる。」
俺も神裂も土御門の目線の先を見る・・・っておい!
木の根がこっち来てるじゃねーか!
「イマジン、セットアップ!」
一瞬の光と共に俺の服はバリアジャケットになった。
「これは・・・いったい?」
神裂が驚いている・・・が土御門は驚いていなかった。
「異世界の魔術師・・・なるほどな、科学と魔法の組み合わさった世界の技術か・・・。」
なんか知っているみたいだな・・・
けど、それは後だ!
「行くぞ!」
「分かりました。」
俺と神裂は木に向かって走り出した・・・。
「ヒートスラッシュ!」
俺はヒートスラッシュで木の根を焼き切り・・・
「はっ!」
神裂は七天七刀を抜く動作をしたと思ったら、七つの斬撃・・・では無く、
ワイヤーを使った技、七閃で根を切り裂いていく。
『なのは、発動場所は分かったか?』
『うん。 これから封印するから時間を稼いで!』
『任せろ。』
念話を切り、神裂に告げる。
「仲間が発生源を突き止め、これから封印するので時間を稼ぎますよ。」
「封印? これは術ではないのですか?」
「ああ、魔力を持った石が暴走しているんだ・・・よっ!」
バキンッ!
お互い喋りながらも手は休めて無い
「しかし、魔力を持った石など聞いた事が無い。
これも、土御門の言った異世界が関係しているのですか?」
「そうだ・・・あっ、終わった。」
俺の目線の先に気づいた神裂は・・・若干顔が引きつっていた。
何故なら・・・ピンク色の極太レーザーみたいなのが真っ直ぐ木の光っている場所へ飛んで行ったからだ・・・っていくらなんでも太くね? 前よりも太くなっているし。
『翔真君・・・、終わったよ・・・。』
『お、おう(ん?なんか暗いな・・・)よくやったぞなのは、取り合えず家に来てくれ。』
『ッ! 何で?』
『魔術師が嗅ぎ付けてな、何が起きているのか説明しろだってよ。』
『分かった、あとごめんね。 私、サッカーチームの子がジュエルシードを持っているのに気付きながらも・・・。』
そう言う事か・・・
『まぁ、過ぎた事はしょうがない。 次で挽回すればいいさ、じゃ後でな。』
念話を終え、神裂といつの間にか居た土御門の方を向く。
「終わったか?」
「はい、取り合えず俺の家に行きましょう。 そこで話します。」
・・・・場所は変わって翔真の家・・・・
「翔真君、この人たちは?」
家に上がりリビングに入って来たなのはの第一声はそれだった。
「兎に角座れ、そして自己紹介しろ。」
「え~と・・・、高町なのはです。
そしてこの子は、ユーノ君です。」
「きゅっ!」
「私はイギリス清教ネセサリウス所属の魔術師、神裂火織です。」
「同じく、土御門元春。ついでに学園都市の超能力者にゃー。」
((にゃー??))
土御門の語尾にビックリする二人
「改めて、上条翔真だ。」
「ではまず、さっきのあれは何ですか?」
「ユーノ説明頼む。」
「わかった。」
「なっ!フェレットが喋った!」
まあ、当然の反応だわな。
「あれは、この世界とは違う世界のロストロギアで、ジュエルシードと言うものです。
僕の部族が発掘したんだけど輸送中に事故に遭い、全部で21個あるジュエルシードはこの街に落ちてしまい、
封印して回収しようとしたら暴走を起こして怪我を負ってしまって偶々居たこの二人に協力して貰って回収しているんです。」
「今日も封印してましたが、残り幾つなんですか?」
「え~と、初めての時に、次の日の犬に、夜内緒で、今日のだから・・・4つ回収して、あと17個かな・・・。」
なのはが指を折りながら数える・・・っておいっ!
「ちょっと待った、なのは。 夜内緒って何だ内緒って。」
まさかの仲間はずれ!?
「ちょっとね・・・寝る前にギリギリ気付いたって言うかその~。」
「あと、僕が最初に1個封印してたから、あと16個だよ。」
なんだ、ユーノも封印してたのか。
「そうですか・・・。
我々の魔術で封印は可能ですか?」
「多分無理です。
魔法自体が根本的に違うので下手に行うとこの世界が滅ぶ可能性もあります。」
確かに、魔術師の封印が魔法では違う作用をもたらす危険もあるしな。
それで地球が吹っ飛んだらシャレにもなんねーし。
「なので、今回は手を出さないで欲しい。
まあ、なんかあったら出来る限り協力するし、出来ればこっちも助けて欲しい。」
俺が、そう提案すると、神裂は少し考える仕草をすると、
「分かりました。 では、あなた方の協力がいる時は呼びます。
土御門も良いですね?」
神裂が今まで黙っていた土御門に聞いた。
「構わないぜ。
ただ、上の奴らに報告したとして警戒されるかもしれないぜ。」
「?、どうしてですか?」
「実は、昔管理局だとかいう連中と俺達魔術師の間でいざこざがあってな。
まあ、お前達ならそんな事はしないと思うが。」
しませんから!
人外相手に戦いたくないわっ!
「これが家の連絡先です。」
「すまないな。」
土御門が立ちながら連絡先を書いた紙を受け取ったのを合図に神裂も立ち
「では、我々は引き揚げます。」
と、言いながら玄関に向かって歩いていく。
「この街の事は私たちに任せてください!」
『おい!
なんてこと言うんだよっ!
頼みにくくなるじゃん!』
『え~だって~』
とやり取りしてると、
「じゃあ、頼りにしているぜ、ちびっこ魔導士。」
「じゃあ、そっちも頼みますよ?おっきい魔術師さん?」
そのやり取りの後、二人は帰っていった。
「ふ~ そんじゃ、なのはも帰れよ。」
「うん。」
「またな、なのは、ユーノ。」
「また明日~。」
「またね、翔真。」
は~今日はまた濃い一日だったな~
補足
「」・・・通常会話
『』・・・念話、能力の二つ名