ペルソナ5Rにオベロンっぽいキャラがいたら   作:名無しの妖精

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妖精の粉

前回の打ち上げから少しの時間が経ち、渋谷駅前に集合した怪盗団の面々。

そこで竜司が真白に今日の秀尽学園で生徒会長の新島真に目をつけられていたことを話すと、真白は

 

「……おそらく誰か先生から探れと言われたんだろう。根はいい子だと思うから、毛嫌いしないであげて。……それにしても、完全に失念してたよ、大きな行動を秘密裏に起こすなら、それを追おうとする人間もいるわけだ。……良くも悪くも。なら、ボクは少し仕事ができたよ」

「仕事?」

「そう、まぁつまりは裏方仕事だね、キミも勘づいていたろう?鈴井さんの時みたいにね、舞台の用意は任せたまえ」

 

疑問符を浮かべた高巻に、真白はそういって指を鳴らす。

すると、彼女の周囲に御伽話のように虹色の粉のような物が舞う。

すると、高巻が

 

「あっ、それ知ってる!楽しいことを考えると飛べるやつ!」

「そうそう、ボクはピーターパンの相棒で──ってそんなわけないだろ!?」

「……滑らかだったな」

 

真白のノリツッコミに雨宮が一言コメントを残すと、真白は我に帰ったのか咳払いをして話を続ける。

 

「……コホン。これは他者の認知にある程度の介入を可能にするボクの力だ、一応鈴井さんの件を誰も覚えていないのもこれがタネだよ。雨宮クンがペルソナを複数持てる異能を持つようなものだと思っておくれ」

「……それを使って何しようってんだ?」

「ボクたちに気がついてる奴がいないかをまず探す、そしてもしいたのなら、〝忘れて〟もらう。君たちは割とどこでも話してるからね、必要な仕事だろ?」

 

では、少し行ってくるよ。そう言って真白は歩き去った。

雨宮は引き止めようとしたが、その時にはもう彼女は人混みの奥に消え去っていた。

 

「……異能、少し胡散臭いな。なぁ、どう思う?」

「少なくとも今は、味方だ」

 

訝しんだモルガナの質問に雨宮はそう答えた。

実際、寝たきりであったと言っていた本人の談を鑑みても、体力が少ないために裏方に回ろうとしていると考えればその行動に異常はない。

その日は、彼女を除いた怪盗団のメンバーでメメントスへ向かい、モルガナからメメントスという場所の説明を受けた。

 

「……これは?」

 

メメントスからの帰り道、出入り口に辿り着き、早く出ようと先を行く仲間たちを見ていた雨宮は足元に転がる複数個の黒い結晶を見つけた。

 

「それはシャドウの結晶か……?そんなものがなんでここに……?」

 

モルガナは疑問符を浮かべる。

雨宮は何故か、それが自身に縁深い物に見えて仕方がなかった。

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