けどまぁ、あまり気にしない事にする
…だってさぁ
自分達の考えの為に世界中に火を付けて回るかもしれない組織に温情も呵責もいらないでしょ?
寧ろある方が言われている様に一族の関係者全て観覧車式パンジャンドラムに括り付けて
ゲ ス テ ラ
してもバチは当たらないとエル思います(クロスオーバーの悪魔合体)
今回はかなり私の思想強めでお送りします(今更)
コロニーシャンバラも時間によって照明の照度が調整され、地球育ちの者でも環境に適応出来る様になっている
朝起きたら、皆顔を洗って雑談しながら今日する作業の準備をする
ニコル、シン、クロト、シャニ、オルガ、スティング、アウル達男性陣はザウートとプロトジンの作業前確認
マユ、ラクス、カガリ、ステラにフレイは『
カズイ、ナタル、ロミナは備蓄などのチェックや今日のする作業内容についての最終決定
をそれぞれ行ない、カズイ達の中の1人と各自手の空いた者が朝食を作る
たった15人ではあるが、逆にそれだけの人数向けの料理を作った経験のある人物はこの中にいない
その為、どうしても人数をかけなければならなかった
…とは言え、基本的にカズイ、ロミナ、マユ、ナタルが料理の際には陣頭指揮を採り、シン、ニコル、フレイ辺りがそのサポートを行なうとしている
…意外な事にオルガはシン達3人ほどではないものの、慣れてくればシン達レベルに動けそうな感じをカズイ等料理担当をする4人は持っている
ステラ、ラクス、カガリの3人は1番表現がマイルドなカズイですら
「危なっかしいわ」
と顔を引き攣らせるものであるので、現状では戦力外通告を受けている
とは言え
ステラは模擬戦以降懐いたカズイからの指導はしっかり聞くのでそのうち問題なくなるだろう
ラクスは手先が器用であり,向上心も高い事から半年もすればかなりのものになるのでは?とロミナとナタルは判断している
…そしてカガリ
メインで教えているマユとの相性とカガリ自身の割と大雑把な性格もあってか、中々うまく行っていない様子
やはりと言うべきか、マユとシンはカガリに対してかなり負の感情を抱いており、カガリとしても謝って済む話ではないと思っているだけに関係改善にはまだ時間が必要なのかもしれない
とは言え料理全体のスキルが壊滅しているマユの兄に比べればまだマシと思えなくもない
まだオーブでカズイと平穏な暮らしをしていた頃、兄シンは割と頻繁にカズイの料理をダメにしそうになっていた事をマユは忘れていない
それよりは遥かにテンションでムラのあるアウルやクロトの方がマシとマユは内心思っているのだから
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朝食が終わると、皆体を動かす
具体的に言えば護身術や近接格闘の訓練であり、ラクスやカガリにロミナやフレイも例外なくこれに参加している
最初に学ぶのは受け身であり、これを疎かにしてはどうにもならないと嚮導役であるシン、カズイ、ナタルは決定していた
生傷が絶えなかろうが、守りたいものを守る為には最低限の力が必要なのだ
いつまでも
カガリはもう誰も失いたくないとの想いから
フレイは愛しい人とその周りを守る為に
それぞれの思いから護身術を学ぶ事を決意したのだ
元々カズイとフレイ、ラクスにニコルとロミナしか居なかった時にはカズイがフレイとロミナを
ニコルがラクスをそれぞれ相手していた
本来ならば家族であるニコルこそロミナを教えるべきではないか?とカズイは疑問を口にしたが
「カズイさん。息子は優しさから一時的にとはいえ心を壊してしまったのはご存じだと思います
…ですが、優しさと甘さは似て非なるものだと私は思っています。けれどまだニコルはそこまで割り切れないと
…勿論私の我儘にカズイさんを付き合わせてしまうのは申し訳ないと思うのですが、どうかお願い出来ないでしょうか?」
とロミナから頼まれてしまい、ニコルからも頼まれた為当時はフレイとロミナ相手に護身術の手解きをしていたりする
今となっては同じ成人女性であるナタルが彼女の指導にあたる事となっているが
知識面で言えばカズイに強くなって欲しいと願い、その為に自身も強くならねばならないと決意したシンがカズイとナタルよりも豊富である
此方に移住してから農業用の専門書やレシピ本、護身術に関わる書籍など必要と思われる書籍は主にアーヴィング名義で寄贈されていた
新体制となったオーブの代表と心ならずともなってしまったロンド・ミナと軍の統制を担当しているロンド・ギナもその点において協力する事を惜しんでいない
勿論私費でやっている
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そうして訓練を昼まで行ない、昼食を皆揃って取る
「へぇ、こういう食べ方もあるんだ」
「自分で焼いて食べるのって新鮮だよね!」
「おい、ステラ。それはまだ生焼けだろうが
こっちにしておけ」
「そうなの?
…うん、分かった。オルガありがとう」
「野菜の火の通りがあまり良くねぇか?
…まぁ良い。時間はたっぷりあるんだからな」
「意外と面倒見いいんだよな。オルガの奴も
あ、フレイその肉貰ってもいい?」
「別に構わないけど、アンタ肉ばっかりで野菜食べてないでしょ?
あんまり好き嫌いしてるとカズイのアレが食後に出てくるわよ?」
「バーベキューかぁ
こういうのって良いと思わないか、ラクス?」
「ええ。皆さんで賑やかに食べる食事と言うのはやはり美味しいものですね。マユさんとシン君は良くされていたのですか?」
「うーん、庭先でそういうのは出来なくなっているからね
火事になったら大変だし」
「カズイが言うには旧世紀には少し大きな公園とかにそう言った場所があったりしたらしいけどな
オーブじゃそう言う場所は離島とかになるんじゃないか?」
「ニコル、そちらのジャガイモを貰っても構わないか?」
「はい。ナタルさん、どうぞ
母さんはもう少しお肉を食べてはどうです?」
「ありがとうニコル
でも肉と言っても色々あるものなのね」
「プラントでは基本合挽きとかになるんでしょうね
量も確保しやすいでしょうし。こっちはどうです?鶏肉も悪くはありませんよ、ロミナさん」
今日は庭先でのバーベキュー
皆思い思いに食べたいものを食べれるだけ焼いて食べる
一部好き嫌いのある人物がいる様だが、度が過ぎなければカズイも問題にしない
何せ此処なら医療施設などないのだ
自分自身である程度体調管理をせねばならない
勿論緊急の場合はコロニーを監視している艦の医療クルーを頼れる体制は構築されているが
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生ゴミの処理用の簡易設備も用意されており、基本ゴミ関係についての処理はしっかりしている
分別し、キチンと食事の後片付けを行なう
この日は午後からザウートと真パンジャンによる耕作が行なわれる事になっており、オペレーターであるニコルとマユ以外の人間は耕し切れなかった場所を鍬で耕す事と、次に植える作物の区画を並行して行なう事になっている
区画については輸送されてきた木杭とロープによる古式ゆかりの手法を採用していた
「何でもかんでも
此処には別に収穫量を劇的に向上させる理由なんてそこまでないんだからさ」
とはカズイの言
「戦争がいつまで経っても無くならない理由の一つに
犠牲が見えづらい戦争になったと言うのがあると思う。ボタン一つでミサイルや砲撃による攻撃が行われて、レーダーに映る光点が消える
…でも、その光点には確かに命がいた筈なんだ
余りにも効率を重視して、犠牲を厭い虐殺じみた一方的な戦闘が最善手みたいな風潮があるんじゃないかと」
そうカズイは思う
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誤解を恐れずに言えば、戦争なんて多大な犠牲者でも出なければ皆それが可笑しい事にすら気付かないのだ。
戦争に至る経緯は様々だろう。仕掛けられたから応戦する
それは仕方ない事だろう
だが、いつまで
それを決めるのは前線の兵士達でも指揮を採っている前線の指揮官達でもない
それを決めるのは政府であり、時には組織なのだ
戦時中ロゴスのあるメンバーは言った
「戦争が続けば儲かるなんて冗談ではない
経済は停滞し、産業はどうしても軍を支える歪な形となってしまう
その歪な構造をすぐに正せる訳でもない。産業を支える最大の要素はヒトなのだ。国家を構成する最小単位もまた個人
それらを無尽蔵に注ぎ込む様な真似をして、それで仮に勝利したとしてどれだけ国にとって益になるというか?」
旧世紀における二度にわたる世界大戦
中でも人類の経験した初めての世界大戦である
世界と言っても厳密には欧州とその影響下にあった一部地域の大戦だった
だが、それでも『世界大戦』と呼ばれるに至った
それは世界全体に対して大き過ぎる影響と爪痕を残したからではないだろうか?
主戦場となった欧州は結果としてその国力を落とす事となり、その兵站などを支えていたアメリカが隆盛を極まる事となる
それまで世界の中心と言われていた欧州は一次大戦以降徐々にその輝きを失い始め、二度目の世界大戦が終わった時世界の
二度の世界大戦により、欧州は疲弊しきったのだ
欧州唯一の勝者と言えるだろう大英帝国。だが、多くの借りをアメリカに作る事となり、更に多くの人命を失い世界帝国とまで呼ばれていたこの国ですらもその輝きを失ったのである
戦争の当事国が勝利しようと敗北しようと、その国力を上げる事など出来ようはずもない
最大にして最も必要な筈の人を多く失うのだから
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その事を知識として近しいものとして識っているからこそ、カズイは血の通わないものに依存する事を好ましく思っていない
人の手は温かい
だが、カズイも経験した事だがアークエンジェルにて対空戦闘を任された時そこに温かさなどなく、ただ機械的な冷たさのみが支配していた
素直に言えば、人を殺すと言う事に慣れてしまっている。そう見えたアークエンジェルのクルー達をカズイは最初の頃マトモに見れなかった
まぁそれは自分の盛大な勘違いだったと後に気が付いたが
キラのメンタルケア担当とナタルやフレイは思っているだろうが、真実は違う
キラが人であって欲しいと
容易く
オーブでアスランと会った時カズイは思った
これは人か?と
己が信念の元に武器を振るう
しかし、返り血を武器を振るった者も浴びる事になる
『魔物を殺した騎士が魔物の流す返り血を浴び過ぎてその騎士もまた魔物となる』
カズイはそう思っている
感情に振り回されて、そしてその感情をいつか必ずぶつけられる
それがどうして恐ろしくないのか?
カズイには理解出来ない
特にカズイは二度に渡って自ら生の感情をぶつけられている
だからこそ、余計に理解出来ないのだ
そういう意味において、カズイは一生アスラン・ザラという人間を理解出来ないのだろうと思っている
…まぁ今となっては詮無き事だが
こんな自分は土弄りでもして
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カズイは周りの人達を見る
薬の副作用に最後まで苦しみ、戦場で何かを思い消えていったシャニ、オルガ、クロト
大人の都合の良い駒としてその人生を使い潰されたアウル、スティング、ステラ
その優しさから身を挺して仲間を守り、そして爆発の中に消えていったニコル
愛する息子を喪い、夫は世界すら滅ぼしかねないMSを結果として作り出し、終末の扉を開ける一助となってしまったロミナ
初めは憎み、そして愛しすれ違い
二度と会える事のない別れの末に憎悪の炎の中に消えたフレイ
自らの信念の元にその心を傷付けながらも任務を遂行し、最期はかつての仲間を守る為にその命を散らせたナタル
国の無策とも言える在り方に翻弄され、たった一つの過ちからその命を奪われたマユ
何れも戦争という狂気に翻弄された人達
理想を求め、父や愛する者達と国を失い
それでも平和を求め続け愛する者と結ばれた
でも、その平和は砕かれ何もかもうまくいく事なく最後には愛する人を戦場へと送り出さねばならなかったカガリ
歌を平和を愛し、求め
父を失い、国から追われる身となっても国を守ろうと気高くあった歌姫。傷付き疲れ果てた愛する者にもう一度剣と翼を預けねばならず心を守ろうとしながらも守れなかった矛盾に苦しんだラクス
守りたかった
守れなかったから力を求め
血を吐く様に走り続けた。自由なる翼を落とし、悩める赤き翼をも落とし
母国や恩人にすらも剣を突き立ててなお、その道を歩み戦争を憎んだシン
…何とも皮肉なもんだと内心で自嘲する
ラクスとカガリ、そしてシンにはもっと別の未来があったのかも知れないのに
後悔しようが、世界は回る
そうやって後悔や満足しながら日々は続いていくのだ
書きたいのは前半パート
でも個人的な意見として主張したかったのは後半という悲しみよ
まさかの100話到達
何という事だ。無為無策の結果こんな所まで来てしまった
エルびっくり
突発アンケート 本作設定の完全なお遊び回いります?
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いる
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いらん
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それより本編でしょう?
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ifstory補完しろよ