勘弁して、ほんとマジで   作:鞍馬エル

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ジブリールが有能であったと証明する回となってしまった
何を言っているか分からないかも知れないが、多分読み終わったら少しは私の言っている意味が分かってくれると思う


死んでから有能と言われるジブリール、マジ不憫(笑)


 交差する思惑

「ラクス・クラインの所在が分からない?」

 

「…はい。どうやらかなり危険視されているらしく」

 

「ぬぬぬ

しかしあの娘がおらぬとなると問題が多くなるのだが」

 

「しかし、これ以上動きますと勘付かれる可能性は高いかと」

 

「うぬぬぬぬ

…仕方ない。どうやら我々を利用しようとしている連中もいるみたいだから、そちらを先に始末するとしよう」

 

「直ぐには無理かと」

 

「構わん。どうせすぐには誰も動けまい

先ずは戦力の拡充を急がせよ」

動き始める者達

 

 

 

 

 

----

 

「こちらの情報の秘匿は大丈夫だな?」

 

「はい。幸いにも最大の脅威となる人物は現在『例のもの』にかかりきりとの事ですから」

 

「…そう

なら良いわ。それにしても、そんなに拘るべきものなのかしらね」

 

「…少なくとも先の戦争において、北アフリカや宇宙で活躍したとの話があります

優秀な兵器なのでしょう」

 

「そうなの?

ならこちら側の戦力として揃えるのも一つの手かしら」

 

「それはお待ち願いたい

件の兵器は聞けば使い捨てのものと聞きます。…勿論欺瞞情報の可能性も高いとは思いますが」

 

「流石に敵対勢力を騙す為の偽報だろうさ

どこの世界に一度きりの使い捨て兵器を運用する物好きがいるものか」

 

「…確かに

かのロード・ジブリールがプラント攻略の切り札とまで期待した兵器。ともなれば我々の予想を遥かに超えた超兵器なのやも知れませんな」

 

「そうだと思うが

何せそれらと同時に語られるのがユーラシアの氷山空母や凶鳥にcrazyや海鳥だぞ

何かしらの性能に特化したものである可能性は高いのでは?」

口々にそれぞれの意見を出し合う者達

 

悲しい事に彼等には件の兵器についての正確な情報が致命的なまでに足りていなかった

加えて民生用に転用された凶鳥やcrazyに氷山空母はその威容を彼等にも分かる形で示しており、まさか農作業や建設用に改良されたものがそうであると分かるはずもない

 

 

これはジブリールがプラント本国攻略の事実をもって、件の兵器の有用性と自らの先見性をアピール

それにより、ブルーコスモス盟主とロゴスの主導権を握るつもりであった為に関係者以外は知らない(知る人ぞ知る)程度の知名度しか持っていなかったという背景がある

 

それに加えて、こんなもの(パンジャンドラム)を自軍の切り札にしている。などとユーラシア連邦軍上層部や連邦政府は口が裂けても言いたくなかったという何とも言えない本音があった

 

 

結果としてユーラシア連邦軍のcrazyや氷山空母に比べて実態の知れない、しかしロゴスの一員であるジブリールが頼りにしていた

という部分しか彼等の側に情報は送られる事がなかったのである

 

更に言えば、彼等の子飼いの部隊の人間の一部は正確な情報を持っていた。しかし、上記の理由により情報の殆どは北アフリカ攻略作戦に従事していたユーラシア連邦軍地中海艦隊やユーラシア連邦軍宇宙艦隊にしか広まる事はなかった

そして、ジェネシス破壊という確かな人類に対する脅威を破壊した場面を見ていた者達はユニウスセブン落とし阻止においてその命を落としている

 

そんな中で頭英国面(ブリテッシュサイド)の極みとも言えるパンジャンドラムの情報を伝えたとして

 

 

誰が真剣に取り合おうとするだろうか?

 

奇しくもジブリールの社会的地位、crazyや氷山空母に多段式空母による地上での圧倒的戦果、ユーラシア連邦軍や政府の体裁を気にする風潮などが合わさった結果彼等には正確な情報が届く事はなかった

しかもこの兵器,ジブリールの力を削ぎ落とす為に態と残されていたものだったり

 

 

…なんとも酷いまでの情報撹乱と情報封鎖による合わせ技であった

 

 

 

そしてこの情報の混乱は彼等にとって何よりも必要だった時間と資金などを無為に消費させる事となってしまいましたとさ

 

 

 

これにはかの兵器の生みの親たる〇〇ル・シ〇〇ト氏も大満足だろう

 

何せこのC.Eにおいてもかの兵器はフォーティテュード作戦と同じ様に敵を撹乱する事に成功したのだから

 

----

 

 

アスランはアレックス・ディノと名を変えてヘリオポリスⅡで生活を送っていた

地球軍の捕虜となっていたと知られるまではコロニーの住民も優秀な(・・・)彼に好意的に接していた。だが、ふとした拍子にアレックスが地球軍の捕虜となっていた事を周囲の者達は知ると態度を一変

 

コーディネーターの恥晒し

 

と心無い言葉を彼にぶつける様になる

 

 

「…くそっ!」

アレックスはあまりの理不尽な現実に苛立ってしまう

自分達は、父はプラントの未来の為に戦った

 

確かに負けてしまったが、ここまで責められるものだと彼は思ってもみなかったのである

 

 

 

 

 

 

「プラントへ?

…やめといた方がいいと思うけどな。碌でもない事にしかならんて」

 

「…それでも俺にとって父が守ろうとしたものなんだ」

実はアスランは終戦宣言がプトレマイオスで出された後、一度だけカズイに会っていた

その場でアスランの考えを聞いたカズイはそう忠告したが、アスランはそれでも構わないと言い切った

 

ならせめて名前は変えておくべき。そのカズイの言葉を聞いたサザーランドはアスランをヘリオポリスⅡへ移送する代わりに名を捨てる事を条件としたのである

 

 

 

アスランにとってカズイは親友であるキラを惑わした人物であり、プラントを混乱に陥れた張本人

信用ならないとして、その全てを拒絶した

 

「なぁ,アスラン・ザラ

アンタ自分がどれだけ恵まれた立場だったのか自覚した方がいい」

 

 

 

最後に告げられた言葉

その意味をアスランは今まさに身をもって味わう事となっていた

 

守ろうとしたはずの市民達から憎悪を向けられ、頼るべき仲間もいない

 

 

それでもアスランは死ぬ訳にはいかないのだ

プラント本国に残って死を選んだ父の為にも

 

 

何が正しかったのか

何を守ろうとしたのかアスランには分からなくなってしまっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックスという仮面を被り生きていく事を選んだアスラン

だが、その仮面はプラント市民達からの憎悪によって容易く砕かれる事となる

 

人は知ろうとする事しか知らず

見たくもないものから目を背け、耳を塞ぐ

 

 

それもまた人なのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で少しアスランのメンタルをボロボロにしてみました

大丈夫!アスランは寧ろ追い込まれてから強くなるから!










完全におふざけなので、ここから先は読まなくても良いです
ノリと勢いに任せた自己満足の産物ですので(今更)

暗闇の中にいくつかの影があった

???「我々を人々は頭英国面(ブリテッシュサイド)の象徴の様に言う」

???「ならば示してやろう。英国の精神というものを」

???「影に潜み、策を巡らす
…なるほどなるほど、素晴らしいものだ」

???「…だが、甘い
硬軟織り交ぜてこその交渉。時に表で、時に裏で
それができたからこそ、先人達は世界に冠たる帝国を築くに至ったのだ」

氷山空母は言う

私の威容に圧倒されるが良い

crazyも言う

我が力に怯えるが良い

列車砲を口を開く

我が存在に震えるが良い

多段式空母も言うだろう

我等の威容、力、存在それら全てが貴様達にとって惑わせる要素となる


最後にパンジャンは笑う

それこそが貴様達の寝首を掻くのだからな

突発アンケート 本作設定の完全なお遊び回いります?

  • いる
  • いらん
  • それより本編でしょう?
  • ifstory補完しろよ
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