勘弁して、ほんとマジで   作:鞍馬エル

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お遊び回

頭空っぽにして読んでくださいね?


なお、サブタイのきちはダブルニーミングなので平仮名のままで正しいです


 after STORY きちとの出会い

…うわぁ

 

心ならずとも、ある物を見ていた者達は皆そう思った

…いや、約1名は

 

…やっぱりぶっ飛んでるなぁ

と遠い目をしていた

 

 

 

既知との出会い

 

 

----

 

 

それはある日の事だった

 

ラクスがふとカズイに訊ねたのである

「カズイさん、一つ聞きたい事があるのですが」

 

「ん、ラクスからの質問なんて珍しいな

答えられる事なら答えるけど」

とカズイは読んでいた本からラクスへと視線を向ける

 

 

ラクスはカズイに呼び捨てにしてほしいと頼んでいるのだが、なにぶんカズイは中々の臆病者(ヘタレ)である

 

…その割にはかなりぶっ飛んだ事をしている様な気がラクスはしてならないが、人というものは様々な面を持っている事をよく知っている

ましてや憎からず想っている相手ともなれば、謎フィルターによる補正(判明ガバガバ)により認識が捻じ曲がったとしても何ら不思議では無いだろう

恋は盲目とはよく言ったものだ

 

故にラクスに対する呼び方がブレブレであり、時にラクスさん。時にラクスと彼女からすれば心の中をいつも乱される事になっていたりする

勿論ラクスとて、それを表に出す事はしないが

 

 

「実はずっと気になる事があって」

 

「ずっととは穏やかじゃ無いな」

ラクスの言葉に渋面を作るカズイ

 

既に此処での共同生活も一年どころか二年を迎えようとしている

そんな中で質問一つ出来ていないというのは好ましい事ではないだろう

 

 

「あ、いえ

別にそこまで大袈裟な事ではないと思います。…ただ」

カズイの言葉に少し自分と彼の間で認識の齟齬があるとラクスは慌ててカズイを落ち着かせようとする

 

「ただ?」

 

「パンジャンとは何なのかと思いまして」

 

 

あかん、これ

ラクスの言葉にカズイは天を仰いだ

 

 

----

 

 

ラクスと問いかけにより、ナタルとフレイ以外も興味を示す事になる。が、歴オタであり、ミリオタでもかつてあったカズイはその内容から。ナタルは歴史のある意味では暗黒面(ダークサイド)に触れる事にもなりかねないとの危惧から口を閉ざす事にした

フレイは単純に興味がなかった事と恋人(カズイ)が明らかに微妙な表情(かお)をしていた事から深く聞こうとは思わなかったのである

 

が、真パンジャンに対してカズイが口にしていた事を忘れていない人物がいた

 

「…カズイ。頭英国面(ブリティッシュサイド)って何?」

そう、カズイを兄として慕い懐いているステラであった

 

「お、おう?」

まさかの相手からの質問にカズイは虚を突かれた形となってしまう

しかもステラは純粋にカズイを慕っている可愛い妹分だ

 

ブラコンとシスコンを割と拗らせているカズイにとって、小首を傾げながら聞いてくるステラの質問をはぐらかすのはかなり気が引ける話

だが、それを話すとなるとカズイ自身と頭痛と戦わなくてはならなくなるだろう

 

何せ

 

やりたい事は分かるが、何故そうした!?

 

 

というのが英国面を始めとした各国のそういったもの

英国面の中でも一際燦然と輝く(輝かなくていい)パンジャンに光を当てれば、現在に蘇った魑魅魍魎達や超人達(人間卒業試験合格者)にも話が飛ぶ可能性もある

 

それを自分1人で話すというのは流石に勘弁して欲しかった

勘弁してよ、ほんとマジで(唐突なタイトル回収)

 

その為ある程度の知識があるだろうナタルに視線を向けたのだが

 

 

…スッ

ナタルはそっと視線を逸らした

 

 

 

暫く視線による会話をお楽しみ下さい

 

 

ナタルさん!?何でそんな酷い事するんですか!?

 

わ、私とて戦争の狂気そのものとも言える事を説明したい訳がないだろう!?

 

可愛い部下が困っているんですよ!?助けてくれても良いじゃないですか!

 

勿論お前の事を可愛い存在だとは思っている!が、無理なものは無理なんだ

 

裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったな!

 

ええい、こういう時に錯乱するな!落ち着け!!

 

もちつけ?そんな古いネット用語を何処で知ったんですか!?

カズイさんは許しませんよ!

 

お前はどの目線で話をしているのだ!

 

 

この間僅か1秒足らず

これにはフレイも思わず(嫉妬のあまり)般若顔になる事間違い無いだろう

 

 

ナタルは大西洋連邦本土に戻って時間を見つけて、地中海でみた色モノ兵器(氷山空母)などの情報を集めていた

…あの時見た光景が嘘であって欲しいと願いながら

 

 

 

 

 

かくして彼女の切なる願いは打ち砕かれる

凶鳥やcrazyに海鳥に多段式空母は良しとしよう

 

が、氷山空母、列車砲、砲撃機

そしてパンジャンドラムは軍務に対して忠実な彼女をして

 

 

「…あまりの劣勢に上層部はおかしくなったのだろうか?」

と自室で途方に暮れながら力の無い声で小さく呟いた

 

 

とは言え勤勉な彼女であるから、なんとかしてそれらの兵器群の運用法などを考え、過去の実績を調べる事にした

本来これらは旧世紀の兵器というC.Eに入ってから既に数十年経つ。埃に埋もれていてもおかしくは無かったし、資料もある訳がなかった

 

 

 

と思うところだが、兵器を復活させるにあたり、軍司令部に対するプレゼンテーションは勿論重要機密扱いではあったが、それらの運用法について過去のデータを引っ張り出してきていた

『コーディネーターのプライド粉砕機』と関係者から畏怖を込めて呼ばれる事もある『悪魔のシュミレーター』もあって当時の資料や文献をひっくり返す様な事が各軍で行なわれていた事をナタルは幸か不幸か知らなかったのである

 

ただ彼女は困惑した

 

 

確かにMSは強力な兵器

それが航空機で圧倒出来るとは彼女には思えなかったのだから

 

 

 

----

 

これは彼女がMSと戦ったのが宇宙(無重力空間)という場所が殆どであったことが大きく関係している

 

無重力下における戦闘は360C°の立体機動を容易とし、艦隊からの迎撃や攻撃の成功率をどうしても落としてしまう

故にMSに対して、MSやMAといった機動兵器による迎撃が有効となる

 

 

地球軌道上における第八艦隊の奮戦と驚く程の損耗率の低さは、第八艦隊側が艦隊を密集させたボックス隊形による複数のキルゾーンの構築。更に虎の子の鹵獲したジン部隊の投入は勿論

それ以上にザフト側の部隊間の連携のなかった事やザフトにおける個人戦闘の傾向が強かった事も理由だろう

 

 

元より地球軍側はザフトの領域である宇宙においてまでMSの運用を否定するつもりはなく、ミストラルやメビウスの後継機として開発したコスモグラスパーの援護を受けたストライクダガーやロングダガーによる戦闘を是としていた

勿論MSに対抗する為の兵器の開発を進めたかったのは事実だが、プラントを倒した後の事を考えると奔放な兵器開発は平和維持の障害にもなり得ると判断

その代わりに宇宙軍に対してMSの配備を最優先とする事が決定され、実行されていた

 

 

----

 

 

そんなこんなあって、ナタルとしてもあまり進んで触れたいと思う話では無かったのだ、パンジャンを始めとした英国面達は

 

 

その為、カズイとナタルの2人は互いの意思を確認するかの様に強く頷くと、何とかこの場を収めるべく動き始めた

 

 

手に負えない時は他の人に(やら)せよう

という考えの元に

 

 

そんな2人に苦笑いしながらフレイは見つめていたが、それにすら気付かない程2人は消耗していたのである

 

 

 

 

----

 

 

そして、任された側のアズラエルは

 

「僕がアレ(ジブリール)の後始末をするんですかぁ」

と大層不満そうにカズイとナタル連名の嘆願書を読んでいたとか何とか

 

 

適任者として1人心当たりがなくも無かったが、一応ソレも現役ロゴスメンバー。暇では無いと考えた為にその選択肢をあっさりと放棄した

 

 

まぁもしも件の人物に話がいけば喜び勇んで飛んで来る気がしなくもなかったが、既にアズラエルはロゴスの一員から身を退いている

態々面倒ごとに付き合うつもりはなかったのだった

 

 

その為、アズラエルはサザーランドを介して当時の映像をハルバートンに求めた

ついでとばかりに一族の目に留まる様にして嫌がらせをするのを忘れなかったが

 

 

ハルバートンは

「何故パンジャンドラムの当時の記録映像が必要なのだ?」

と首を捻りながらもそれを入手してサザーランドへ送った

 

勿論、それも一族を惑わす為の工作の一環として

 

 

 

----

 

 

そしてようやく届いた映像を観た者達の感想が最初のそれであった訳だ。ナタルと知識としてはある程度知っていたが、流石に当時の映像を見てしまうと驚きと呆れの混在した奇妙な感情を味わう事になった

 

カズイはその映像を前世で見ていた為、そこまで驚く事はなかった

…というよりも

 

 

(まぁ、パンジャンだからなぁ)

という諦めに似た感情を抱いていたが

それこそ今更である

 

 

その後、氷山空母や列車砲の記録映像も合わせて視聴する事となり

 

 

 

「…カズイさん。もしかしてあの様な兵器が旧世紀ではメジャーだったのでしょうか?」

と旧世紀の軍関係者が聞いたら激怒待ったなしとなる様な感想をラクスはカズイへと口にした

 

「…流石に紅茶キメすぎですって、アレは」

と引き攣った顔で彼女に答えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なおそれから暫くの間、真パンジャンの作業中に近づこうとする者は居なかったとか

 

 

 




と言うわけで

サブタイのきちは
キチガイのキチであり
見知っているという意味の既知でもありましたとさ

突発アンケート 本作設定の完全なお遊び回いります?

  • いる
  • いらん
  • それより本編でしょう?
  • ifstory補完しろよ
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