次あたりは本編に戻る
何故かアズラエルさんの立ち上げた企業の共同代表になったカズイです
…あのー、俺ただの一般市民なんですけど間違えてませんかねぇ?
「いいえ、僕の商売に対する嗅覚を侮ってもらっては困ります
間違いなく君は的確なサポートさえあれば、もっと伸びます。なのでしっかりと私が君を育てます」
まさかの現地教育!?
「勿論私もしっかり補佐しますので存分に」
いやちょっと待ってくださいよ!
会社経営のノウハウなんて俺全然知りませんって
「最初はそんなものですよ
間違えそうになったら僕と彼女がフォローします
少しずつやっていけば良いんですよ?」
き、気楽に言ってくれおってからに
こちとらオーブでも
こんな大それた役職なんてできる訳ないでしょうがぁ!
「ああ、君のご両親にはもう話を通してありますのでご安心ください。勿論別に四六時中会社に詰めろなんて無体な事は言いませんよ?
別に此処は単なるイベントの時にだけ仕事する会社ですからね」
カズイは察した
間違いなく、両親は大西洋連邦や連邦軍から何らかの
何せカズイの両親は基本的に『マッドエンジニア』と呼ばれる人種であり、態々自費でモルゲンレーテの工場を改修して貰い、自分達の生活空間を作ってもらう程度には狂っている
勿論カズイを粗末に扱っている訳ではなく、『まぁ私達の息子ならやれるでしょう』との信頼の形である事は他ならないカズイも理解している
…いるのだが、時々妙な方向で暴走する悪癖があり、何を血迷ったのか『氷で出来た水上艦艇』などと言ったものを普通に開発責任者であるエリカ・シモンズ女史に提出しようとした事があるなど、割と発想がぶっ飛んでいる
まぁそうでなければ、ミラージュコロイドやPS装甲などの画期的なアイディアが出るはずもないのかも知れないが
「どんなものも作ってから検証すれば良い」
と言うのがカズイの両親の信条であり、カズイからすればそんな両親の相手をしつつコントロールせねばならないシモンズ女史を始めとしたモルゲンレーテの関係者には同情を禁じ得ない
因みにカズイ達の作るゲームにおける撮影システムなどについて片手間で作れる程度には優秀であり、こんな両親のブレーキ役を担っていたシンの母親については本当に
…本当に心から尊敬していたりする
偶にカズイの
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なお、この企業は少し前にクルーゼがプロデューサーとして製作したゲームの販売と生産を担当しており、出来たばかりの企業としては上々のスタートをきっている
更に元ブルーコスモス盟主でありながら、コーディネーターしかもプラントの者達が開発に携わったゲームに対してスポンサーを申し入れるという異例の事態を受けて話題性も充分
加えて、開発スタッフの少年少女は見た目の良い者ばかりときている
そこにオーブ国内限定とはいえ、販売イベントを行なう事で一番肝心な
オーブ国内において、ある程度の知名度を持っているカズイ
海外での販売においては、シンを始めとした高顔面偏差値(カズイ談)の者達を全面に出す事で売上の増加を計った
この辺りは流石商人として身を立てていたアズラエルと言ったところだろう
アズラエルは
「彼の欠点の一つがファッションにまったく興味を示さない事でしょうね
その辺実に勿体無いと僕は思うんですよ
…その辺についてどう思います?シン・アスカ君にマユ・アスカ嬢?」
と元凶と思われる2人に話題を振っている
「いや、その」
「あはは」
歯切れの悪いシンと明らかに誤魔化そうとしているマユ
アズラエルは即座に
(…ああ
と大凡の事情をあっさり把握
(いやぁ、マユさんも青春してますね
…ですが、相手はあの
…いや無理ですね。ある意味では均衡が取れている状態なのかも知れませんねぇ)
と内心ため息をつくと共に、ある意味ではお節介焼きなアズラエルの素が頭を出してきた
が
「…アズラエル様
あまり
とアズラエルという人間を理解している秘書の女性はでっかい釘を刺される事となる
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別に彼女とて彼と彼女達の恋の駆け引きに興味がない訳ではない
…寧ろ彼女としては
しかしながら、自身の
この手の人間を振り向かせるのは並大抵の努力では難しい
しかも、彼女は彼にとって『
それこそ押し倒す位の積極性がないと、そもそも異性として意識されているのかすら危ういのではなかろうか?
…の割には妹となったステラのまだ幼い恋愛感情には目敏く気付くのだから、はっきり言って始末に負えない
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彼はさして意識していないだろうが、かつてアスカ兄妹がブルーコスモス過激派を名乗る無頼漢共に襲われた時、彼はその命すら捨てる覚悟で2人を守ったと聞く
事あるごとにそれを気にするシン・アスカと彼女
彼は
「俺は2人の兄なんだ
兄が弟と妹を守るのに命を張らない理由はないだろう?
…少なくとも、俺はそう思うがな」
と言っているそうだが、彼は一つ大きな思い違いをしている様に思えてならない
彼が2人の死に恐怖した様に
2人もまた彼の死に恐怖した事を彼はどこか甘く考えているのでないだろうか?
それを目の当たりにしたシン君は兄を、守りたいものを守れるだけの力を求め
マユは兄を何としてもそんな事をさせない様に思ったのでは?
なるほど赤の他人や自分の様なコーディネーターからすれば、それこそ目のくらむ様な美談だろう
だが、2人にとっては兄と慕う彼の歪さが間違いなくはっきり理解出来た出来事だった
そう思うのは考えすぎなのか?
元々ある兄と慕う彼への慕情
そして何が何でも死んで欲しくないという願い
それを彼女が無意識に統合したとしても何ら不思議とは思えない
恐らく彼女自身が踏み出せないのはそこに原因があるのではないか?と私は考える
だからこそ、私はマユにこそ彼と結ばれて欲しいのだ
とはいえ、『大人会議』の席で『この件について大人組は手出し無用』との結論が出ている
なので、アズラエル様を抑えることしか出来ない
「…頑張りなさい。女の子」
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なお、『大人会議』とは元々カズイの両親とアスカ夫妻によるお互いの子供についての井戸端会議だったものが、所謂『プラント組』といつの間にか(カズイの両親やアスカ夫妻から)呼ばれる様になった者達の加入で規模が拡大した事により急遽発足したもの
会長はアスカ夫人
副会長はバスカーク夫人であり、アスカ、バスカークの旦那2人は主に資金面や子供達の移動手段などの確保などに奔走していた
後にクルーゼ、ギルバート、タリアにホーク夫妻
最近になってアズラエルと秘書が加わっている
因みに思惑的にはバスカーク、アスカ夫妻はやはりと言うべきかマユ
ホーク夫妻は娘であるメイリン
ギルバートと秘書はマユで、タリアとアズラエルはメイリン
クルーゼは完全に中立であり、双方の意見調整などを行なっている
「中立とはこうあるべきなのだがな」
と思わずクルーゼは今のオーブの現状についてぼやいたとか何とか
余談ではあるが、それと対になる組織や集団は子供達の側には存在しない
曰く
「カズイなら、余程のことがない限り俺達のわがままを受け入れてくれるからな」
との事
余談の余談となるが
「…ステラお兄ちゃんともっと一緒にいたい」
との事に後々カズイは頭を悩ませる事になるのだが、今は少し未来の話となろう
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因みにアズラエルの作った企業では後に『プラントの歌姫』や『オーブの獅子姫』と言った人物の協力を受けて、新たにゲーム事業を拡大させる事になる
「キラ!どうして君が此処にいるんだ!?」
「え?
あ、その、楽しそうだったから、かな?」
「キラさん、アスランさん
早くカズイさんの所に行ってください。…一応今は仕事中なんで」
と言った光景が後に見られる事になったり
「…ふむ、MSのシュミレーターを簡略化した体感ゲームか
面白い事を考えるものだな」
「ふん。この程度の難易度で私が手こずるはずもないだろう?
共同代表は何を考えているのだ?
…なにっ!Gが敵側に5機全て揃っているだと!?」
と開発中のゲームのテスターを務める兄妹がいたとかなんとか
「パトリック、お前どこに行ったのかと思ったら」
「…ふん。面白そうな事をしているとアスランから聞いてな
せっかくの一大プロジェクトだと言うのに、ややプログラム部門の層が薄いと感じたから、外部協力として手伝っているだけだ
貴様こそ良いのか?シーゲル・クライン
「カナーバやエザリア達がこれからはうまくやってくれるだろう
私も娘からかなり面白そうな事をしていると聞いたものでな。せっかく身軽になったのだから色々挑戦したいと思ったのさ」
と後に作られる社内食堂で苦笑を浮かべる大人達の姿が見られたとかなんとか
という訳でアズラエルの作った企業なんかの話
突発アンケート 本作設定の完全なお遊び回いります?
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いる
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いらん
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それより本編でしょう?
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ifstory補完しろよ