「…そうか。分かった」
オーブ国防軍の最高司令となった、いや
現在のオーブは下手をすればクーデター直後よりも遥かに情勢が悪化しているとすらいえた
オーブ国内のコーディネーターにとって希望となり得たカズイ。それを上手く体制に組み込む事でコーディネーターとナチュラルの問題解決に繋げようとしたのだが
それが今回完全に裏目に出た形となってしまった
カガリからは
「いや、護衛なら気心知れたキラとかシンに任せるなり、アイツの部下達に任せるべきじゃないか?」
と言われていたところを軍内の調整の為に妥協した結果、寧ろ最悪の結果を招いてしまう
加えて、トダカ等の必死の追跡を襲撃犯は振り切り、その姿を消している
勿論国内において指名手配を即座にかけているものの、未だその足取りすらも掴めていない始末
そんな中、アメノミハシラからラクス・クライン等が到着したのだが正直なところとして、今はそれどころではない
どうにも避難民の中からあまりの扱いに不満が出ているとの事らしい。ご丁寧に代表者であるラクス・クラインや窓口であるギルバート・デュランダル
「気持ちは分からなくもないけどな。それをし始めたら代表者の意味もないし完全に統制が取れてないって公言していると思うのは私だけか?ミナ」
とわが国のトップが首を捻っていたが、それ位しかこちらにとっての益はなかった訳だ
「…やはり引き受けるべきではなかったか」
ミナは1人呟く
先のアメノミハシラにおける騒動における直接の被害は大した事はなかった
だが『プラントの市民は信用ならない』という特大のレッテルを貼られてしまったのは痛恨事であろう
何せ当初の予定ならば、プラント市民については一度オーブに滞在させた後、プラント理事国などが連携して各国がある程度の数を引き受ける交渉をするつもりだったのだから
既に実務者協議もほぼ終わっており、各国の議会において『人道的措置』との名目でなんとかするとの話もある程度ついていた
ところが、それもあの騒動で全て白紙に戻ってしまい、国内にプラント市民を受け入れる為、ミナに近しい者達や現体制に協力の姿勢を見せる者達はそちらへとリソースを振り分けねばならなかった
加えて、国防軍内や国内における不穏分子のマークなどにも人員を割かねばならず結果としてバスカークの護衛が手薄になってしまうという致命的なミスを犯してしまった
「遅滞戦術としてならばプラントにとっては最高の結果を出した訳だが、妙なものだな」
確かに一連の騒動は間違いなく地球軍の足を止めるに足るものとなったのだろう
恐らく
いや間違いなく親プラントの考えを持つコーディネーターが国内にいたのだろうとミナは確信している
…だが、それ故に解せない事もあった
「だとしても、この様なことをしたと発覚すればオーブのみならず地球各国から完全に敵視される事分からぬ訳でもあるまい」
そして何よりも
「出国した者に該当する者はいない
…となれば、国内に潜伏しているのだろうが」
オーブは島国であり、その全てを把握し切るのは困難というレベルではない
本来ならば国防軍を動かして調査させるべきなのだが、その国防軍による失態とあっては軽々動かす事が出来なくなりつつあった
加えて、氏族による合議制を好ましく思っていないオーブ議会側からの批判も高まりつつあり、下手に動けば内乱になる可能性すらあるとミナは見ている
「…利用しようとした挙句、その身すら守れぬとは」
少し前に倒れた時点でしっかり療養させるべきだったのだろうか?
ミナは天を仰いだ
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「オーブを出る?」
「…ええ、悪いとは思うのだけどこの国はカズイにとって碌なところじゃないのは貴方も分かるでしょう?シン」
「……それは」
フレイの言葉にシンは即答出来なかった
「確かにカズイも不用心だったのは認めるわ
でも「最低限の護衛はつける」そう言ったのはあちらなのよ?」
泣き腫らした顔でフレイは続ける
「もうこの国を私は信用しない
だから、カズイを連れて私は大西洋連邦に行くわ」
フレイはシンを見据えてはっきりと言った
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「ブルーコスモスの
「悪い話ではないと思います
カズイの襲撃でブルーコスモス内にも不穏な空気が出てくると私は思うんです。それだけで済むかどうかは分かりませんけど」
アズラエルはフレイの言葉を聞きながら
(…確かにそうでしょうね。更に言えばジブリールの纏めていた
ジョージ氏の娘であり『真のコーディネーター』と懇意にしている彼女ならば或いは)
アズラエルは商人であり、また一昔前で言うところの政商である
故に彼個人の思いに反しようと、倫理的に褒められたものではない方法だとしても、最善であると判断したならばそれを選ぶ責務を負っている
(個人の主義主張で動ければそれも良いのでしょうが、そうはいきませんからね)
カズイが斃れた以上、アズラエルがオーブに滞在する理由はほぼ無くなっていた
(出来れば技術者として優秀な彼の両親と彼の弟達は連れて行きたいですが)
というよりも、要人の警護一つ満足にこなせない国家に期待するものなどアズラエル自身持ち合わせていない
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故にアズラエルはフレイの提案を飲み、現在カズイの両親の説得にあたっていた
(やれやれですよ。此処までお膳立てしたというのに見事に思惑を外された形となった訳ですからね)
アズラエルとて影響力が強いだけあって敵もまた多い
が、
故に身を守る手段はそれなりに選べるし、自身の重要性を自覚するが故に慎重にもならざるを得ない
だが、影響力はあれど(本人の自覚はおいといて)その実信用できる味方が偏っていたカズイにはそれが足りなかった
加えて酷な話ではあるが、自身の重要性について頓着していなかったのもマイナスだったのだろう
そして何よりもカズイを受け入れるべきオーブの体制が全く整わない状況が放置されていたのが痛い
元々オーブにきた理由として、カズイに対して個人的な興味があったのと、それ以上に
勿論新体制のトップであるカガリ・ユラや実動部隊の長となるであろうロンド・ミナらとの顔合わせの意味も多分にあったのではあるが
しかし、1番果たさねばならなかった筈の『カズイと誼を通じる』事が叶わなくなった以上、オーブに留まる意味はなくなったといえよう
更に正しく『会議は踊る。されど進まず』のお手本の様な状況に陥りつつある大西洋連邦の状況も気掛かりだ
戦力的にも最新鋭艦ドミニオンや最新鋭機である新型Gをいつまでも遊ばせる訳にもいかない
とはいえ、何一つ成果なく戻るのは流石に問題でもあろう
そこにフレイの話しが来たからこそ、アズラエルとしてはそちらに注力するべきと考えていたのである
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「…それは、本当なのか?」
『噂程度なので、まだ確証は得られておりませんが』
「すぐに調べろ。人手を増やしても構わん」
『了解した』
ボアズの解囲作戦に失敗したサトー達はプラントへと帰還していた
そこで彼等が知ったのは
「ユニウスセブンを地球に落とす、だと?」
サトーは余りにも恐ろしい話に最初は自分の耳とその情報を掴んだ部下の耳を本気で心配した
確かにユニウスセブンの様な大質量の物体を地球に落とせば、少なくとも沿岸地域や島嶼地域などは壊滅的被害を被る事だろう
…だがそうなれば確実に
「ジェネシスよりも恐ろしい報復が行われるのは間違いないのだぞ」
断言できる
ユニウスセブンの悲劇であれ程の惨劇を引き起こしたプラントだ
それを拡大して地球側に叩きつければエイプリル・フール・クライシスの時以上の激烈な反発をうむだろう
下手をすれば
…いや下手をしなくとも、現在プトレマイオスやアルテミスに引き上げた艦隊やボアズを包囲している艦隊がその戦力を躊躇いなくプラント本国へと叩きつける事になる
ヤキンの防衛戦力も全く回復していない現状、如何にジャンク屋や傭兵から
更に開戦時からのベテランはサトー達やクルーゼ達以外ごく少数となっており、
そもそも、戦闘や戦争は相手側の支配域で行なうべきである
防衛戦は確かに防衛側が有利とはいうものの、敵側に痛撃を与えたとしても敵が更なる軍勢を繰り出してくれば如何なる勇戦や奮闘とて戦局に影響をもたらしにくい
逆に防衛側
特に現在のプラントの様に本国防衛ともなると、少しでも防衛ラインを抜かれて仕舞えばその時点で無防備な本拠地が敵に脅かされる
まだ兵器などが破壊されるだけならば救いもあろうが、人員や設備に拠点などにダメージを与えられるとなるとその時点でほぼ『詰み』
本拠地の防衛戦で戦局を覆すなどというのは絵空事でしかないのである
仮に
もし仮に大西洋連邦の本拠地などが水没したとしても、一時的な混乱は望めたとしてその後が続かない
停戦したとしても、間違いなく戦力が回復すれば迷いなく報復に出てくるだろう
何よりも
「我等が同胞の眠る墓標を落として何になるか」
ギリッ
サトーは拳を握り締め、クルーゼらと連絡する為に動き出す
今のザフトとプラントに正義を語る資格はない
そう確信したのだから
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「…パトリックまずい事になったかも知れんな」
「地球軍がジェネシスを破壊するのは想定通り
…だが、まさか偽降のみならず思想家まで利用しようとするのはやり過ぎだろう」
シーゲルとパトリックは軟禁されている一室で頭を抱えた
「エザリアやダッドではどうにもならないか」
「…恐らくだが息子の命を人質にされているのではないだろうか?」
「此処で手仕舞いにせねばいよいよ絶滅戦争にまで発展しかねないというのに。やはり掃除しきれていなかったか」
自分達が除かれたとしても、ある程度事が運ぶように立ち回ったつもりであったが、やはりと言うべきか寧ろ自分達の想定よりも状況は悪化しつつあるようだ
最悪の場合、パトリックが『オペレーション・スピットブレイク』を発動させ、大西洋連邦軍の本部のあるアラスカへの侵攻作戦も念頭に置いていた
まぁこれはザフトが優位な状況を確保できていた場合の話なのだが
「ビクトリアの奪還やジブラルタルの陥落は予想出来ていたが」
「…うむ、カーペンタリアの陥落は全く想定外だった」
強硬派のトップと目されていたパトリックであったが、幾らプラントのコーディネーターが優秀であったとしても圧倒的数を誇るナチュラルを滅ぼす事や支配する事は叶わないと見ていた
だが、プラントの独立を求める声も自分達が動いた結果、高まりを見せユニウスセブンの悲劇によりプラント理事国に対するプラント市民の憎悪は止められるレベルを超えてしまった
そしてエイプリル・フール・クライシスにより予定以上の被害を与えてしまい、結果としてパトリックやシーゲルの予期せぬところで全面的な軍事衝突となってしまう
『戦争は勝って終わらねば意味があるまい』
とパトリックも思っているが、そもそもプラントにとっての勝利とは何か?
シーゲルとパトリックは必死に考えた
軍事的勝利、つまり敵の本拠地を落とす
というのは余りにも現実性の無い話だ。地球軍は地球連合に属する国家群の混成軍の名称であり、地球軍の本部というのは存在しない
また地球連合の本部はあっても、それは行政機関のものであり統治機構の中心では無い
ただでさえ数の上で圧倒的に劣勢であるザフトが多方面に部隊を展開し、各方面から同時侵攻するなどというのは画餅に過ぎる
仮にそれで勝利したとしても、統治しきれるわけも無い。となれば間違いなく禍根が残りプラントの未来に暗い影を落とすだろう
「…今思い返せばコペルニクスの事も不自然だったか」
「そうだな」
コペルニクスにおいての会談の時、地球側の交渉団がテロに遭い全滅。シーゲルらプラント側はエンジントラブルの関係で難を逃れた事があった
まだ本格的武力衝突の前の事であり、ユニウスセブンの話よりも少し前の事でもある
本来交渉、しかもプラントの未来を左右しかねないものに向かうシャトルならば万全を期すのは当然の事であり、一般的なプラントのコーディネーターの考え方である『ナチュラルよりも自分達の方が優秀である』
という考え方から考えても些か以上に不自然なもの
当時プラント側はブルーコスモスによるテロであると認識していたが、今思い返せば妙な事でもある
「あれにより国連の首脳部が軒並み死亡し、プラント理事国や非理事国の協調派の核となる者達を喪った」
「…あり得ないとは思うが、あり得ると思うか?パトリック」
「…今回の件といい、疑わしい所はあるな
となると面倒な事になるぞ、シーゲル」
シーゲルとパトリックは顔を見合わせると
「まだ我々は動けない。だが」
「頭を使う事は出来るだろう
どうやらコチラが思う以上に複雑な背景がありそうだな」
幸いと言うべきか、外界との連絡手段こそないものの2人を見張っている者達はエザリアやダッドの信頼する部下
現在のプラントやザフトを思うままに操ろうとしている連中に流れる様な者達ではない
彼等は
「自分が表に出て責任を負おうともしない様な者達にプラントの未来を預ける事は出来ないし、してはならない」
エザリアは可能な限り、評議会議長としてプラントの未来を良い方向に向かねばならないと必死にもがいていた
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「…ユニウスセブンを落とす、か」
「…余り気が進まんな、流石に」
ザフト司令部からの提案を受けた『プラントの支配者達』は急遽会合を開き、話し合いを行なう事としていた
だが、何れの顔も浮かない顔。何せユニウスセブンはナチュラル達の
それを地球に落とすとなると、今後のプラント運営にも差し支えないとも限らない
「…止めるべきではないか?
確かにナチュラルに甚大な被害を与える事は出来るだろう
だが、その後どうする?」
「うむ」
「確かにそうかも知れん」
自分達にとって
もし仮にその様な無法いや蛮行を行なったとなれば、プラントの求める貿易などの話は全て流れる可能性は高い
確かに工業製品はプラントで賄えるだろうが、農業用コロニーは未だ稼働こそしているものの決してプラント全てを賄い切れるものとは言い難い
…まぁ、プラントの人口が減少しているので開戦前に比べるならばそこまで問題ないのかも知れないが
加えて今でこそプラント理事国に屈したものの、親プラント国家でありカーペンタリアという一大拠点を提供していた大洋州連合は群島が多い
南アメリカ合衆国にせよ、沿岸部や河川流域は発展しているが完全な内陸部となるとまだまだそれらの地域に比べると開発が遅れ気味
それはアフリカ共同体もそうであり、ユニウスを落とした場合海に落ちる可能性はかなり高いとなると好ましくない事が起こり得るだろう
プラントが勝利した場合、国交を戻すつもりである彼等としてはそれらの国家に甚大や被害を与えかねない作戦は許容出来るものではなかったのである
「エザリアもそうだが、軍についても勝手をさせない様しなければならんだろうな」
確かに彼等は『オペレーション・ウロボロス』などにおいて暗躍したのは事実
故にこそ、軍隊というものはとかく『戦争は自分達が好き勝手出来る』と思っている節があるという事もよく理解していた
先のクーデターにて始末せざるを得なかった特務隊隊長にして、
だからこそ、始末せねばならなかった訳であるのだが
「そうだな
かの人物の死を利用する様な事をするにせよ、勝手な真似は困るというもの」
別に彼等とて『真のコーディネーター』ことカズイの死を悼んでいる訳でも惜しんでいる訳でも無い
無いのだが、あの様な事をしてしまったが為に元々プラントに対して悪感情を抱いていたであろう地球に住む反プラント思想を持つコーディネーター達がどの様な感情を持つのかくらいは考えて欲しかった。と言うのが偽らざる本音だった
彼等とてプラントのコーディネーターの出生率の問題について取り組まねばならない重大な問題と見ている
が、自分達が煽ったとは言えプラントに住むコーディネーターの多くはナチュラルに対して良い感情を抱いていない。別に心の内に秘めるならば問題にならないのだが、それを態度に出す者や公言して憚らない者も多くいる
これでは地球からの移民を募ろうにも大き過ぎる障害となる事は疑いの余地もないだろう
確かに地球にも少数ながらプラントの思想を支持するコーディネーターも存在するだろうが、その者達を受け入れた所で劇的に問題が解決すると思う程に彼等も楽観的にはなれなかった
となれば、ナチュラルとの共存を目指しているであろう地球に住む親ナチュラル思想を持つコーディネーターをプラントに引き入れねばならない。同じコーディネーターであれば、流石のプラント市民も受け入れる心理的な抵抗は多少弱まるだろう
そうなるとナチュラルも一部で良いからプラントに移住してもらうのが好ましいと判断せざるを得ない
ナチュラルのみの社会は構築できたとしても、コーディネーターのみの社会を構築するには余りにもプラントのコーディネーターは数を減らしすぎたのだから
そう言った意味において彼等は『真のコーディネーター』とやらにも利用価値を見出していたのである
それが喪われたのはまぁ許容するとしても、遺された者達の感情を逆撫でする様な事を行なったザフト司令部のやり方には彼等とて不満に思っていたのだ
「しかも、1番可能性のあるオーブに住むコーディネーター達から支持されていたであろう人物の死を利用する様な物言いをしたとなると」
「…オーブに住むコーディネーターのプラントへの移住は望めないかも知れんな」
「更にジャンク屋や傭兵との問題もある」
彼等は皆
プラントを裏から支配しようとしている者達もまた状況に振り回されつつあったのである
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「閣下!あの様なふざけた物言いを許すのですか!」
「…落ち着け。今我等に必要なのは、指示があり次第プラント本国を攻略するだけの戦力を整える事だ」
ユーラシア連邦軍宇宙艦隊司令でもあるガルシアは部下の陳情を退ける
「…あの時話をした少年が銃弾に斃れるとは」
「そう言えば閣下はかの人物と面識があったのでしたな」
ガルシアのため息混じりの呟きに地上から転属となったガルシアの補佐官は思わず口に出してしまう
「友人を守る為に、敢えて茨の道を進んだ子供だったよ
コーディネーターであるかどうかよりも、その人物が孤独にならない様に心を砕く、不器用な優しさを持っていたのだがな」
「…元々我々大人が始めた戦争に子供を巻き込む事自体、褒められたものではありませんな」
補佐官も子供を戦場に出す事にやはり嫌悪感を示す
(自分を守ろうとした人物が斃れたのだ。恐らくヤマト少年も心を痛めている事だろう
…何とも不甲斐なく、情けない大人が多いものだ)
未だにカズイを襲撃した犯人の足取りすら掴めていないとガルシアは本国から聞いている
(平和の国、か
平和という幻想に縛られて現実から目を背ける者が多いのやも知れんな。これもアスハの残した負の遺産なのだろう)
ガルシアは思う
子供達に血を流させておきながら、自分達は理想ばかりを語る
それがどれだけ情けなく、滑稽なものかすら理解できないのならば
「…一度オーブは戦火に焼かれるべきかも知れないな」
軍人が
誰よりもその
聞けば、先のオーブにおけるクーデターにおいてもオーブがどれほど危険な状況にあったのか理解していないとしか思えない行動をとった者達が国防軍内にいたという
既にユーラシア連邦軍司令部では『オーブ攻撃』についての作戦立案を行なっているとも聞く
「何の為に銃を手にしているかすら理解できぬ者に預けられるものではない」
ガルシアは少し目を閉じ、未だ意識の戻らない少年と心を痛めたであろう少年の為に祈った
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「助かった、協力感謝する」
「別に構わねえよ。元々あのガキが俺は嫌いだったからな」
カズイを襲撃した者達は協力者の手引きにより、オーブ本島ヤラファスより無事離れる事が出来た
トダカ等に追われていた襲撃犯であったが、
勿論、背格好などを似せた者が引き続きトダカ等に追われる事によりこの一帯から注意を逸らした上で
匿った民家に住む者こそ、オーブに住んでいるプラントを支持するコーディネーター
「世界はあんな子供に引っ掻き回されてはならないのだ」
彼等は本島を離れた後、人知れずオーブを離れる事となる
拡がる混乱と火種
戦乱は未だ終結の道を見せず、多くの命が消えるのだろう
その果てに何があるのか?
それはきっと誰にも分からない
突発アンケート 本作設定の完全なお遊び回いります?
-
いる
-
いらん
-
それより本編でしょう?
-
ifstory補完しろよ