前言を翻す事となり申し訳ない
いつも通りご都合主義など満載
許してほしい
「シーゲル、パトリック!無事か!!」
「ダッド!?」
「…エルスマンか。何がどうなっている?」
「親父!?」
シーゲルとパトリックの元に現れたのはダッド・エルスマンだった
2人を監視していた者達にとって、エルスマン議員は数少ないジュール議長の同志である。それ故に通した訳だ
予想外の人物の登場にシーゲルは驚きを隠す事が出来ず、パトリックは事態が自分達が思うより遥かに複雑になっていると推測。詳しい情報を知っているであろうダッドに求め、ディアッカはまさかの父親との再会に目を見開いた
「ディアッカ、お前もいたのか
…という事は君がエザリアの息子か?」
「は、はい、イザーク・ジュールです!
…その、母上は?」
イザークの母親エザリアと目の前の人物は数少ないシーゲル政権からの続投組とイザークは自身の監視役から聞いていた
ならば気にするのはおかしな話でもないだろう。…まぁ、この緊急事態にそれを聞くのはどうかと思わなくもないが
「ジュール議長なら別の者が救出しているぞ、イザーク」
そのイザークの問いに答えたのは
「「アデス艦長!?」」
肩で息をする自分達の上官、フレデリック・アデスその人であった
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「援軍は送れぬとはどういう事だ!」
『現在プラント本国で蜂起した市民や一部の兵が反乱を起こしている。その対処をせねばどうにもならんのだ』
「ふざけるな!
その為にこのヤキンを
…命を懸けて戦っている兵を見捨てるつもりか!!」
『…連絡は以上だ。奮戦を期待する』
ヤキン司令はいつまで経っても動きのない本国に痺れを切らし、ザフト司令部通信を入れていた
ところが、司令部は兵を送る事なく此処で討死しろと言い通信を切断したのである
「ボアズもヤキンも落ちてしまえば、後は何が出来るものか」
通信に動揺する司令部要員を他所に司令は力無く項垂れる
現在ヤキン外周において掃討戦が地球軍によって行われており、ヤキンの周辺は地球軍によりほぼ制圧されている
加えて、宇宙港入り口においてナスカ級『ヘルダーリン』並び『ホイジンガー』がその残骸を晒しており、その直ぐ外では東アジア艦隊が砲門を宇宙港へ向けていた
ヤキン守備隊に残された戦力は余りにも少なく、その戦力で東アジアとユーラシア艦隊を突破するのはほぼ不可能となっている
「…終わりか」
ヤキン司令はこれでプラントの未来が閉ざされた事を理解し、絶望に愕然とするしかなかった
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「まだか!」
クーデター一派は焦れていた。何せ一番必要であろうサトー隊、いや正確にはサトー隊の運用するジンハイマニューバを手に入れられていないのだから
何せ開戦以降、主戦場が地上へと移行した関係でザフトのMS開発はそちら側へとリソースを割かれていた
勿論細々と研究は続けられていたのだが、その実験機の一つであるシグーディープアームズは所在不明
次期量産機であったゲイツは開発の遅れや資源、人員の不足により満足に生産できていなかった。シグーの数も限られており、ジンタイプの中でも機動性に優れているハイマニューバは彼等にとって旗印となる予定の機体だったりする
…まぁ、その割にはサトー隊から手に入れていない時点で彼等のクーデターが予定通りのものではない事が伺えようが
そして
『プラントの市民達
どうか冷静になってもらいたい。…私はシーゲル・クラインだ』
彼らにとって予想だにしない所からの一撃が繰り出された
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時は少し巻き戻り、ディアッカ達とパトリックとシーゲル。そしてアデスとダッドが合流した時の事
「君は、確か」
「クルーゼの副官だったな?」
「はい、フレデリック・アデス。クルーゼ隊旗艦『ヴェサリウス』
状況の説明は後でします。今は急いで行動せねばなりません。クライン議長にザラ委員長。同行してはいただけませんか?
…イザークにディアッカ、まさかついて来れない。等とは言わんだろうな?」
「言うまでもない。助けに来てくれた相手を疑う理由を私は生憎と持ち合わせてはいないからね」
「状況が逼迫していると言う事だな、構わん」
最低限の自己紹介をするとこの場を後にする事を口にするアデスにシーゲルとパトリックは状況が自分達の思うよりも危険なものであるのだろうと感じ、頷く
そして上官からの檄に
「はっ、当たり前ですよ」
「寧ろ今まで動けなかった分もしっかり働きますよっと」
2人もまた不敵な顔で応えた
しかし、アデス率いるダッドの救出部隊にディアッカの監視役、イザークの監視役に加えてシーゲルとパトリックの見張り
これらが集団となれば当然目立ちやすくなり、その分見つかる
特にダッドとエザリアの死亡を念の為に確認しようとした者が2人の死体がない事に気付くとクーデター一派は即座に部隊を動かし、2人とその2人を助けたであろう者達を始末せんと動いていた
更に地球側の工作員の炙り出しも進めており、決して楽観視出来る状態ではなかった
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サトー達とクルーゼ達がアジトとしていたのはラクスとデュランダルがプラントにいた頃にお互い立場が立場だった為、用意していた拠点であった
そしてそこに今のプラントを憂う者達が集う
元最高評議会議長 シーゲル・クライン
元国防委員長 パトリック・ザラ
元評議会議員 エザリア・ジュール
元評議会議員 ダッド・エルスマン
サトー隊隊長 サトー
クルーゼ隊副官 フレデリック・アデス
クルーゼ隊所属 ゼルマン
クルーゼ隊所属 イザーク・ジュール
クルーゼ隊所属 ディアッカ・エルスマン
サトー隊所属 ルナマリア・ホーク
「しかしまさか、あの時我々に苦杯をなめさせられた方法を今度は我々が使う事になろうとは」
応急処置により意識を取り戻したエザリアは苦い顔で
「確かに複雑ではある
しかし、今の私達にとれる手段などそう多くはあるまい」
エザリアの言葉に憮然としながらも反論するダッド
「このままでは悪戯に市民などの犠牲が増えるだけだ
私達の個人的感傷などの為にこれ以上の犠牲を増やすべきではない」
そう言い切るシーゲル
「敵から学ぶ事がないでは余りにも情けない事だろう
それでは相手だけが前に進む事を許す事となる」
とはパトリック
そして準備を整えて行われたのが
『プラントの市民達
どうか冷静になってもらいたい。…私はシーゲル・クラインだ』
以前、自分達最高評議会が頭を悩ませた手法だった
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「クライン議長!?」
「…嘘だろ?」
それはクーデター一派に反発した市民達に
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『私とパトリック・ザラ元国防委員長は先のクーデターの際、エザリア・ジュール最高評議会議長とダッド・エルスマン議員によりその命を助けられた
彼女が私達を排したのは、彼女やエルスマン議員の息子の命を人質とされていたからだ』
「そんな!?」
「…だからあの様な状況でのクーデターだったのか」
「どういう事だ、確認しろ!」
エザリア達を追撃するザフト兵達に
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『現在プラントは存亡の危機にある
地球軍は既に地上におけるザフトの主要拠点を全て攻略しており、ボアズは敵の包囲網の中にある。加えてプラント最後の砦であるヤキンは現在地球軍による侵攻を受けている真っ最中だ』
「シーゲル・クラインだと!?」
「馬鹿な!エザリアの手の者が殺した筈だ!!」
「放送の発信元を特定しろ!
直ぐに部隊を送って鎮圧させるのだ!!」
クーデター一派がその放送に動揺する
しかし
『…私はパトリック・ザラ元国防委員長だ
勇敢なるザフト兵、そして
この様な状況となったのは全て我々プラントを導いてきた者達によるものだ。…すまないと思っている
だがもし、君達がまだプラント市民として、誇りあるザフトの一員としての自覚があるならば銃を置き、何をすべきかもう一度考えてもらいたい」
「パトリック・ザラ!?」
「いかん!パトリックは」
クーデター首謀者達は焦る
市民から支持されていたシーゲル・クライン
ザフトや過激な思想を持つ市民から支持されていたパトリック・ザラ
実績もあり、また行動力も備わっている2人と自分達が比較されるのは非常にまずい事となる
そこへ
『私はエザリア・ジュール
ザフト兵に告げる。私はプラント本国内における戦闘やそれに準ずる行為について認めた事はない
直ちに戦闘を中止せよ!』
更なる追い討ちがなされる事となる
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「どういう事だ!?
議長は命令を出していないと言っているぞ!?」
「市民に銃を向けるなど、ザフトの面汚しめ!」
シーゲル等の通信により、元々今回の件に不信感を募らせていたザフト兵の多くは今回の騒動がザフト司令部やそれに同調する者達によって引き起こされたものであると今更ながらに理解
尚も市民へと攻撃するザフト兵(司令部側の私兵)に対して攻撃を開始する
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「エザリアまで生きていたというのか!」
「…不味い、これでは」
クーデター司令部は混乱に陥った
シーゲルやパトリックは脅威ではある。が、既に彼等に権限はない
だが、エザリアは違う
事情を知る者からすれば彼女が傀儡である為にそこまで脅威ではないと映る
しかし、それ自体がトップシークレットである為に彼女の役職である最高評議会議長の権限執行については殆どの者が従うのだ
クーデターにより権力を奪取しようとした自分達と正式な権限を持つエザリア
…どちらに正当性があるか?などミドルスクールに通う子供でもわかる事
「…こうなれば最後の手段しかない」
追い詰められた彼等は禁忌に手を出す事となる
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「大佐!ホフマン大佐!」
「どうした?」
同時刻月面プトレマイオスクレーター大西洋連邦軍基地に哨戒中のパトロール艦隊から緊急の通信が飛び込んできた
「…ユニウスセブンに敵影だと?」
『はっ、なにぶんレーダー索敵範囲ギリギリの上、ほんの一瞬だったのではありますが
「…この状況下でユニウスセブン?
!まさかっ!」
ホフマンはとある報告書の内容を思い出すと顔面を蒼白にし、声を荒げる
「直ぐに閣下へ連絡!
それと艦隊の出撃準備を大至急整えろ!!ユーラシアのガルシア司令と東アジアの張司令への通信準備も急げ!!」
諦めない者の最後の舞台が幕をあける
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『私達としてはプラントの存続は認められないとしても、生きていける場所だけは』
『それは理解できる。ラクス・クライン
だが、君達の仲間がアメノミハシラでした事を考慮するとおいそれと受け入れる訳にもいかんのだ。私達にも守らねばならない国民や市民の生活がある』
ラクスとアーヴィングによる話し合いは終始アーヴィングが主導権を握ったままラクスにとっては何の成果もない状況で終わりを迎えつつあった
それも仕方のない事だろう
幾らラクスが原作においてカリスマ溢れるリーダーであったとしても、今の彼女は『プラントの歌姫』であり『避難民の代表』という立場にしかないのだから
逆にアーヴィングは大西洋連邦大統領として、様々な困難や難題に対処してきた確かな実績と実力がある
加えて、ラクスの立場で提供できるものは殆どなく、唯一アメノミハシラに向かったシホの存在くらいだろうか?
まだオーブ相手の交渉であれば、彼女とオーブ側の橋渡しの出来たカズイの存在があったので多少はマシだったのだが
彼女達の未来は未だ不透明なままであった
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「カズイ生きてるんだよな?
俺の悪い夢、じゃないんだよな?」
「カズイお兄ちゃん
生きて、生きてたんだ」
「…悪いな、シンにマユ
……心配をかけた」
その頃病院では連絡を受けて駆け付けたシンとマユがカズイと面会をしていた
「いつもそうだ。カズイは俺達には『無理するな』って言う癖に自分は無茶ばかりして」
「そうだよ。お兄ちゃんは勝手すぎるよ。私達だってお兄ちゃんが心配なのに」
「…やべぇ、返す言葉が見つからないんだが」
部屋に入ってきた2人はベットで体を起こしているカズイの顔を見るなり2人ともカズイの胸の中に飛び込んだ
当然だけど、今のアイツじゃ受け止めきれないから後ろに倒れたわ
震える声でアイツの無事を喜ぶシンとマユちゃん
…ちょっと、そこで私に助けを視線で求めても知らないわよ
アンタが心配かけたんだから、しっかり癒やしてやりなさい
私はそんな3人を優しい目で見つめていた
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「いやぁ、何はさておき無事でよかったです!」
「アリガタイカギリデス」
「…アンタねぇ」
2人はもっとしっかり話をしたかったのだろうが、こいつは入院患者。しかも割と色んなところにガタがきている
なのでこの際全部治療しようと言う話になった為に2人にはまた明日もあると約束して帰ってもらったわ
…私?私はコイツの恋人な訳で色々手伝える事もあるから部屋に置いてもらっている
そしてその後に来たのがアズラエルさん
カズイからすればオーブのカガリやミナさんと同じくらい厄介事を運んでくるイメージがあるから素直に歓迎出来ないみたいね
だからって棒読みはどうかと思うけど
「とりあえずは峠は越えた
そう思って大丈夫ですね?」
「ええ、先生方からはそう聞いています
今回色々と便宜を図ってもらえたとの事。…ありがとうございます」
「いえいえ、とんでもない
…まぁそう思って頂けるなら、今後の事に協力して欲しい所ではありますが」
どうやら本題みたいね
カズイは明らかに『ああ、借りを作ってはいけない人物に借りを作ってしまったなぁ』って顔をしてるけど、それでも向き合うのよね
…そんな不器用だけど真っ直ぐ生きようとするから私はカズイを愛しているのだけど
「しかし、少し寝坊しただけで随分と様変わりしましたね
…だいぶ面倒な事もあったのでは?」
「気分はさしずめ『浦島太郎』ですか?
全くオーブにせよ、オルバーニにせよ好き勝手やってくれたお陰で此方の負担が尋常ではありませんよ」
「オーブ本土は本島のヤラファスとオノゴロは完全に更地
近隣の島もほぼ焼け野原。現在既に再建の為重機などを満載した氷山空母を改装した大型輸送艦での輸送、ですか」
「同時に本島付近の島を一つ二つ優先的に片付けて、そこを一時的な物資などの集積所にします。
「…なら、いっそ鹵獲したジンなどを使って工事に使っては?
重機だけで全ての作業をするよりも、先行して建造物の基礎をある程度撤去出来れば工期の短縮になりますし、余剰品なら軍もそう文句は言わないのでは?」
カズイの言葉にアズラエルさんは
「…なる程、武装を外して人型の大型重機として運用すると
悪くないかも知れませんね」
興味深そうに考えを巡らせているみたいだ
「ついでにザウートでしたっけ?あの可変式の砲撃機」
「…ああ、あの現場からはハズレと言われている奴ですか
それがどうしましたか?」
「これも武装をオミットして、砲身の部分をクレーン
キャタピラの前後に排土板を付ければ結構基地や拠点の造成にも使えませんかね?」
カズイの言葉にアズラエルさんはぽかんとする
私も何を言っているのか理解出来ない
「建物を造る際に重要なのは基礎部分を水平にする事
重機でやるよりも、もっと大きなMSでやった方がこの場合効率が良いと思うんです
更に今回の武力衝突で少なからずコーディネーター全体に対する不信感は増しました。勿論地球軍や民間で協力した地球側のコーディネーターもいるでしょうが」
「…つまり貴方はこう言いたいのですか?
オーブの復興に積極的に貢献させる。その事実を以て現在問題になっているプラントからの避難民の居場所を確保すると?」
「ええ。勿論オーブだけでなく、ビクトリア、カオシュン、カーペンタリアなど今回の戦争の影響が強かった所でもすれば少なくとも市民からの彼らへの見方も多少変わってくるかと」
「面白い考えですね
是非直ぐにロゴスメンバーに対して会議を招集しましょう!」
カズイの口から出た『MSの平時における活用法』は今回の武力衝突の後間違いなく発生するであろうMSの問題やプラント市民に対する方策とも上手く作用できる可能性が高いと考えたアズラエルはそれについての話し合いを行うべく連絡を取ろうとしたが
「…アズラエル様
サザーランド大佐より、緊急との事です」
アズラエルの秘書からの言葉にアズラエルのみならずカズイとフレイも猛烈に嫌な予感に襲われる事となった
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「直ぐに動ける部隊は?」
「反応を発見したパトロール艦隊からの通信は!?」
「ハルバートンはボアズ包囲の為に既に艦隊を動かしている
…戦力の抽出は?」
「ユニウスセブンの軌道を確認しろ!大至急だ、急げ!!」
大西洋連邦軍司令部は混乱の中にあった
ザフトやプラントの動きから一番あり得ないと思われていた筈の『ユニウスセブン落とし』がここに来て俄かに現実味を帯びてきたのだから
「奴等の倫理観を見誤ったか」
サザーランドは自身の不覚を悔いる
この状況でユニウスセブン落としなどという暴挙に出れば、それこそ地球側がプラントに温情をかける事は
アーヴィング大統領は大統領権限によりプラント攻撃を発令したが、それは対外的なポーズに過ぎず、ギリギリまで落とし所を模索するつもりであったのをサザーランドを始めとした軍上層部は理解していた
…だが、この事実が明らかとなれば間違いなく市民はプラント殲滅を支持するだろうし、そうなれば如何な大統領でも止まれなくなる
既に月面プトレマイオス基地でも艦隊の発進を急がせてはいるが、間に合うかどうかは不透明
ヤキンに集結しているユーラシアと東アジア艦隊
アルテミスからの砲撃も勿論ユニウスセブンには届かないだろう
ならば残された手は
サザーランドは心底不愉快そうな顔をしながらアズラエルへと連絡を取った
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「分かりました。直ぐにロンド・ミナに
アズラエルは早口でサザーランドへ説明し終わると
「アズラエル様、アメノミハシラと通信が繋がりました」
秘書はそう別の通信モニターを用意する
「ユニウスセブン落としって」
「墓標を落として世界を変えようってか
…まさかとは思うが、ザラ派の残党じゃないだろうな?」
アズラエルと秘書のやり取りにフレイもカズイも顔を青褪めさせる
(何年も前倒しすんなよ!
…不幸中の幸いなのは、あれに比べればまだ対応出来る戦力が多いって事くらいか)
とは言え、自分に出来る事は何も無い
(またか、また俺は見ているだけなのかよ!)
無力感に飲み込まれそうになるカズイ
「落ち着いて
…何か出来る事がまだあるかも知れないじゃない
アンタそういう小細工得意でしょ?」
カズイの手をそっとフレイは両手で包み込んで微笑む
そんなフレイの姿を見て
「…そうだな、何か出来る事がないか最後まで足掻くとするか」
ぎこちなくだが笑うカズイ
「…必要なものがあれば用意します
アズラエル様もそれで良い、と」
そんな2人にアズラエルの秘書はそう告げると
様々な情報を記した資料を手渡した
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『ギナ』
「どうした?」
『どうやらザフトはユニウスセブン落としを目論んでいるらしい
…動けるな?』
「言われるまでも無い
だからドミニオンは動いたのだな?」
『ああ』
アメノミハシラにおいて臨戦体制であったイズモ、クサナギそしてドミニオン
ドミニオンは大西洋連邦軍司令部の命令によって既に出撃しており、それを続く形でギナ達も出撃する事となる訳だ
『ところでそこにキラ・ヤマトはいるか?』
「格納庫で待機している
既にMSで待機するように指示を出したが?」
ミナの言葉に怪訝な表情を浮かべるギナ
『ならば後で少年に繋げてくれるか?』
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プラントにおいては既にクーデター派の負けは確実なものとなりつつあった。
シーゲル達による放送により、クーデター派に従っていた多くのザフト兵はエザリア達に従い、ザフト本部を守るのは地球軍への憎悪を募らせるザフト兵や
「貴様達にっ
貴様等に俺達の怒りが分かるものか!
望まれて生を受けておきながら『目の色が違う』
それだけで存在を否定された俺達の怒りが!」
サーカスと呼ばれる組織に属する者達
特に後者の抵抗は凄まじく、サトー達であっても構築された防衛陣地を突破する事が中々出来なかった
…それ故にクーデター派に時間を与えてしまい
彼等は残された『ヴェサリウス』などでプラントから逃亡して行った
その頃にはフリーダムを受領したクルーゼも駆けつけており、ジンすら投入した防衛戦を展開していたクーデター派の防衛線をクルーゼはフリーダムのメイン武装であるバラエーナにより破壊
突破口を開く
クルーゼやサトー達は逃げ出した連中から危険なものを感じ取り、追撃を敢行する
という訳で間違いなく次が最終回
実はある要素を入れるつもりだったのですが、それすると長くなるのでこうなりました
突発アンケート 本作設定の完全なお遊び回いります?
-
いる
-
いらん
-
それより本編でしょう?
-
ifstory補完しろよ