暗澹たる戦場に旭光を   作:Zanna di Liquirizia

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 いろいろイジってたらよくわかんないことになりました(小説が)




プロローグ:Voidより来たる者
運命の出会い


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故、俺を見捨てた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――……違う、そんなつもりじゃ――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故、お前だけが生き残っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――……私は、貴方を見殺しにするつもりなんて――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマエは……俺を殺した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――違うっ!私は…わたし、は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

許せない……ユルセナイ、決してッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ごめん……ごめん、なさい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この…ヒトゴロシッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 淀瀬っ……ごめんなさい…ごめんっ…なさい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ……どこだ…此処は」

 

 

 

 ヴィクトリアと共にセンティエントと戦って――あぁ…気を失ったのか…畜生。

 ヴィクトリアはどうなった…?無事なのか、それとも…いや、ネガティブなことを考えるのは辞めよう。希望的観測になるかもしれんが…もしや此処は地球か?

 

 いや、それにしては不自然だな…どうにも既視感があるが――いや、気の所為か?まぁいい、だが…地球でないとなればここは何だ。――というか…Craterが出来てるな、俺を中心に…随分と広いCraterだが…何だこれは、センティエントの槍か?

 

 

「ぐっ…っ……!」

 

 

 畜生、槍が抜けん…どうしたものか。

……しかも下方から心臓部に突き刺さっているせいで身動きが出来ん…センティエントの残骸がほぼそのまま残っているせいで――よもやマズイ状況では有るまい。

 

……さて、木々に覆われ此処が何処だか判らん――というより、まさかvoidが使えない…?いぃやいや、それじゃァ夢も希望もへったくれも無いぞ。

 

 

「しかし…どうするか」

 

 

 どうしたものか…voidの力が殆ど使えんな…転移――いや、voidダッシュくらいなら使えるが…透明化やらアビリティが使えないのはキツイな…だがしかし、転移出来る物が此処ら一帯に無いからな…

 

 いや……一つだけ有るか。

エネルギーも殆ど無い故に、範囲も狭いが…唯一、俺を貫いているセンティエントの残骸ならば転移が出来るな。

 

 

「センティエントに転移するのは初めてだが…やるしかないか」

 

 

 こんなところで悩んでいるだけ時間の無駄だ。

やると決めたら迷うことはないだろうし、それに希望があればそれに縋るのが道理だろう。

 

 

「出来るかどうかはやってみなければ判らん。一か八か――っ!?」

 

 

 こりゃ銃声か?……マズイな、五体満足でなければ、voidの力が殆ど使えない。

こんなときにグリニア兵にでも遭遇したら抵抗のしようもなく、すぐに殺されるだろう――

 

 足音が真っ直ぐこちらに向かって来ている。

何故だ?恨みを買うようなことは何も――いや…そういえばグリニアの奴を虐殺して回ってたな……って、懺悔してる場合じゃない。

 

 

「さっさとセンティエントに転移して――」

 

 

 いや、待て……ここは銃声の主に転移したほうが有意義なんじゃないか。

 

 銃声のや足音の数からして計四人、銃火器を所持しているのが三人で、それらから逃げるように急ぎ足になっているのが一人、無論銃火器を所持している三人は逃げている一人を追うようにして走っているが――進行方向がズレやがった。

 

 

 

 

――クソッ…素直に真っ直ぐこっちに逃げてくれば良かったものを……だが誘き寄せることは出来るからな、焦ることはない。

 

 だが、転移する対象は選んだほうが良さそうだな…器――というより、ヒトには相性があるから、相性が悪いと転移してもまともに身体を動かせない。

 

……相性に関しては実際に対面せねば判らんが、たかがグリニア三匹程度、何ら問題なく仕留めることができる――本来なら。

 

 だが今のこの状況ならば抵抗も出来ん故――あの脆弱なクローンのカラダでは到底保たないだろうし、ならば此処が地球だと仮定したうえで、グリニア共から逃げているのがオストロンの民だとするならば…勝算は十分にある。近くの生物の思考や考えに干渉しこちらに誘導することならば……。

 

 Virusを操ることができればの話だが……今の状況であればまともにこのVirusを制御できるとは到底思えん……たらればの話でしか無いが…やってみるか。

 

 これで逃走方向がこちらに変わればいいのだが――Okey…狙い通りだな――そういや足が使えるかは試してなかったな。

 

 

 

「駄目だな…足が拉げてやがる」

 

 

 

 そりゃそうか、センティエント共に串刺しにされたからな…それはそうと、まだ奴らは来ねぇのか?…そろそろ意識が、沈みそうになってくるんだが――っと、落ちた枯れ木の折れる音と…速射式の小銃か……だが、聞き慣れない銃声だな…グリニア銃に似通っているが、なにか違う。

 

 無論オロキン製ではないだろうし、古の大戦以前の代物か?…いや、ソレはないだろうな…もう数世紀は経ってるしな……有り得んな。

 

 

「……遅い」

 

 

 何だ?…木の根にでも躓いたのかねぇ……いや、違うか…来たようだな…――女…か?

 

 少なくとも敵対関係にある奴らとは違うが…――強いて言うなら、古の大戦よりも前――オロキン王朝以前の……。

 

 DarkSector――Virusが地球に蔓延した頃の人間のような……って、なんでその時代の事を知ってるんだ…?――まぁ、そんなことはどうでもいい。

 

 見たことの無い服装だが…アレは制服か、それとも学生服か?……後ろの人間はDarkSector時代の憲兵の格好のようだが、ここ数世紀(ここ最近)は見ない顔だな…Cloneなり機能性なりで奴ら顔が同じだからな……

 

 もしも失敗しちまったら、もう後がねェからな、依り代を乗り移るってんでも良いか。

 

 

 

 

「…取引と、行こうじゃァないか……なァ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァッ…ハァ…」

 

 

 

 足が痛い…もうどれだけ走っているか分からない…息も粗くなってきて、今どこにいるのか分からない。

 

 ついさっき、轟音が聞こえたけど…そんなの気にしてるヒマなんて無いけど…僕と、夕立だけで鎮守府から抜け出して良かったのかな……逸れちゃったけど。

 

 

「憲兵は?……まだ撒けてない……ようだね」

 

 

 …この先には何が…開けてるけど――クレーター……っていうのかな?土も木も焼き焦げていて――何かの残骸だけど…金属のような…深海棲艦の残骸?……いや、こんな森の中に深海棲艦がいるわけ…あ――でも、最近になって陸上型の深海棲艦が現れたとか……そんな事を考えてる暇はない。

 

 

 

 

 とりあえず、今は憲兵を撒くことを最優秀に考えなければ……

 

 

 

 

「最悪、隠れてでもやり過ごせれば……」

 

 

 

 

……何か、おかしいような気が……行ったり来たりしているわけじゃないのに、同じ景色ばっかりが続いている……。

 

 

 うーん……また同じ景色……憲兵達も困惑してるようだけど……何か、誘い込まれているような…意識が少しでも逸れると、その寸前に見た景色と全く違う……

それでいて、もう見慣れたような景色が繰り返される。

 

 

 

――――まただ。

 

 

 

 草木をくぐり抜けて先を見るとまたも先程見た小規模のクレーターがあるが……その先へ進むのは嫌な予感がして(はばか)られる。

 

 でも……行かなければという衝動に駆られて、葛藤しながら逃げ回っている間に……またクレーターが眼前に広がっている。

 

 そんなことを考えているうち、遂に……その不穏な空気漂う、そのクレーターへと足を踏み入れてしまった。

 

 

 

 そこには、先ほど見たような金属のようなモノの残骸の、その本来の姿の持つ槍の形をした一部位の心臓部を貫かれた、一人の――いや、ここは一体の、と表現したほうが良いだろうか――の周りに転がる、幾多もの切り刻まれたような跡のある残骸があった。

 

 そして、串刺しにされたソレは、息をしておらず、既にこと切れているようにも見えるが……その頭と、そしてその瞳は、瞬きもせず、こちらをその引き込まれるような、ゾッとするような、品定めするような視線をこちらに向けてきている。

 

 

 

 ゆらりと、虚ろな目を動かして先ずは僕を、その次に後ろにいる憲兵達を順に見ていき……最終的に、再び僕に終点を合わせてきた。

 

 

 

――――……怖い。

 

 

 

 恐怖心が身体を支配しているように感じて、身体が動かない……それに、無意識のうちに叫び声にも似た掠れた声が出ていた――なんだろう、こういう悲鳴のことを声にならない声って言うのかな――そんなことしか考えられないような、今のこの状況から逃れたい一心で、思考を順繰りに巡らせていた。

 

 これは……人、って言って良いのかな……なんて言えば良いんだろう、こう――形容し難い肉塊のようなもの……って言えば良いのかな……。

 でも、所々人っぽさの残っている部分があったりして、肉塊のようにも見えるんだけど…一部が金属質になっているような……それに、どれだけ否定しようとも…根本的な何かが、それとも本能か能動的なものが、この蠢く肉塊を人型に捉えてしまう。

 

 

 

――っ!?

 

 

 

 胸が動いた……声を出すための予備動作のような――思った通り……口が開いた。

 

 なにを言い出すんだろう……もしかして、殺すなんてこと、言ってこないといいな。

 

 胸を貫いていたり、辺りに転がっている金属の残骸やらが火に塗れていって……!?

……金属の残骸が……融けていって――え、いや……金属が融けるってどんな恒温だったらそうなるんだ……いや、まぁ……金属とは限らないんだけどさ……ってそんなことより――っ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「取引と、行こうじゃァないか……なァ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 この話や前回の話など、改行が多いとは思いませんか?

……私はそう思います。
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