暗澹たる戦場に旭光を   作:Zanna di Liquirizia

2 / 10
キャラクターは打って変わって艦娘のみとなりましたが……
やはり時雨は可愛いと思うんだ。

まぁ、そんなことはどうでもいいので、私のこの独りよがりの妄想に長らく付き合ってくださいな。

それでは……


どうぞ!


自らの存在意義《艦娘in時雨Side》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――また、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――名も顔も知らぬ艦娘(仲間)が沈んだそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――あぁ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――もう……嫌だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――僕らは何のために戦っている?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――私利私欲に塗れた提督(あの男)を守るため?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――僕らはあんな奴らのために戦ってるんじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――軍艦としての誇りを――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――艦娘としての誇りを持って、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――我が国を、国民を守るために

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――その為に、生れて来たはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――確かに、昔は物言わぬ金属の塊だったし、戦争のための道具――つまり、人殺しの道具として造られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――だけど、幾ら僕たち駆逐艦が、低コストで建造できるからといって、いまの僕たちには人の心がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――現に、それを無碍にするような人間がいるから、こんなこと(・・・・・)になっているけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――人でないモノの感情なんて、どうでもいいと思っている人間がいるから、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――だから、僕たちは道具であり、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――いつまでも、兵器であるんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全員を助け出すのは、無理だった。

遠征に出ていた娘や、出撃していた娘たちは、どうにも出来ない――というか、ずっと部屋に閉じこもってたから、今いる娘たちの顔がわからないから、もし海で会ったとしても、判別がつかない。

 

 だから、今いる僕たちだけでもと思って、この鎮守府から逃げ出すことができた。

 

 脱柵計画を一緒に立てた娘は、そんなに多くないけど、その程度のほうが逃げ出すときに有利だと思うし――実際そうだったけど――寝ていた娘とか、脱走を拒否した娘とか――洗脳でもされていたのか――みたいに、鎮守府内にはいたけど、連れて行くことができなかった娘たちは、仕方ないけど、置いてきた。

 

 白露や夕立は、置いていくことに反対していたけど、いくら僕たちが艦娘だからといって、そんな超人みたいな力は持ってないから、背負っていくにしても引っ張っていくにしても限界があるし――洗脳されたような娘たちは……目に見えて拒絶されちゃったことに、ふたりともショックを受けたみたいで、最終的には、置いていくことに賛同――ほぼ一方的に――してもらった。

 

 

 提督(あの男)は動きが鈍くて鈍感で作戦すらまともに立てられないどうやって提督なんていう地位につけたのかわからないようなバカだけど――まぁ多分コネクションを利用したんだろうけど――こういうときだけは――こういうとき"だけ"は、妙に機敏に反応するからね……彼()に、脱柵のことが感づかれる前に、誰か、人権派の誰かに取り入って、匿ってもらわないと……それも、比較的上層部のひとに。

 

 

 でなければ、提督(あの男)の権力――コネクションを使って圧力でもかけられて――あの男なら、大方僕たちを渡さなければ提督をやめさせるとでも言うんだろうけど――それを防ぐためにも、元帥……は流石に無理だけど、高望みかもしれないけど、最低でも佐官……できれば将官クラスの人に匿ってもらいたい――

 

 

 

 

―――というか、別に軍部の人間じゃなくても良いんじゃないかな。

普通の――一般人のお家に住まわせてもらうのもいいと思う――けど、もし匿っているのが軍部、それも提督(あの男)にバレたら、その人たちに迷惑がかかっちゃうかもしれないし、やっぱりそれはやめたほうが良いかもしれないね。

 

 ということは、やっぱり軍部の人間の、それも人権派に人間に匿ってもらったほうが良いのか。

でもそんな都合の良いことがあるのかな……佐官とか将官クラスの人って、だいたい護衛をつけているし、安々と近づくことは難しいし、森とかで暮らそうかな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――さいあくだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……こんなに早く感づかれるとは思わなかった。

 

 

 

 憲兵が住宅街に出張ってきたときは「……いやいや、ただの巡回だろう」と思っていたが、それと同時に「まさか……もう感づかれたのか」とも思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




1561文字とは……少ない、少なくない?
私はそう思う。


――二番煎じだなこれ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。