ポケモンを美味しく食べよう   作:恋音

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※この作品はポケモンを調理して食べます


ピカチュウの照り焼き

 

 あ、ここ異世界だな。

 

 お腹がすいた私は突然見知らぬ森の中にいた。調理学校生の私は確か次の実習のために調理台の前にいただけなんだけどな。

 何故か調理台の前にいたままの状態で立っているのだ。

 

 そして目の前にいるのは黄色いネズミ。

 こんなの自然界に存在しないって

 

 

「ピカ?」

 

 ぐぅー。

 

 お腹が鳴る。

 

「今日実習が照り焼きだったからご飯そっちで賄うつもりだったんだよねー」

 

 よく分からん生物が泣いた。

 こんな黄色いネズミみたいな物が目の前に現れなければ私はここを異世界だと気付かなかっただろう。

 

 犬とか猫とかなら迷ったけど。

 

「お腹すいたなあ」

 

 異世界ということも分かったし、遭難どころの話じゃなくとにかく生き延びなきゃいけないこともわかった。

 

 私はギュッ、とエプロンを結び直した。

 

 

 ==========

 

 

「まずは食材を用意します。用意は画面外で行っておきました」

 

 ジビエは臭くてまずい、なんて思うかもしれないけど、それには2つ理由がある。

 

 一つ、血抜きが下手。

 一つ、大型の個体や繁殖期に近い雄。

 

 幸い今回手に入れた食材は小型寄りではあるし締めてすぐに調理過程に入るから臭くはならないだろう。

 

 ダニとかが怖いので川でしっかり洗い流したら準備は出来た。早速捌いていこう。

 

「──てわけで捌きました」

 

 皮剥は吊り下げて行うのが一般的だけど、今回はそんな器具は無いので作業台で行った。

 

 

 

──ピカチュウの照り焼き(2人分)

 

 

 まずは照り醤油を火にかけて煮詰めていく。

 

 砂糖……大さじ1

 醤油……100ml

 みりん……150ml

 

 この3つだ。

 

 

 分量は醤油に対してみりんは少し多め。2:3くらいの割合で混ぜ合わせ、砂糖はとろみをつけるくらい。

 この時砂糖が焦げ付かないように弱火で行うか、いっそ最後に入れるかにして欲しい。

 

 焦げ付いた鍋を洗うの嫌いなんだよね。

 

 1割ほど煮詰めたらお肉の方に入ろう。

 

 

 

 お肉は厚いところに切れ目を入れ、火のはいり方が均等になるように下処理をしておく。

 平らなバットに食材を置き、薄く塩を振り切り身を並べる。20分ほどたったら水気が出てくるので拭き取ろう。

 これをするだけで身がプリっとする。なんにでも使える技だ。

 

 お肉は塩コショウと一緒に片栗粉でしっかりコーティングすることで肉汁が逃げないようになるから私は結構する。

 

「でもこれ、余分な粉がついていると、粉が油を吸って油っぽく仕上がるから、できるだけはたいておく必要があったよね」

 

 工程を思い出しながら作業を続ける。

 

 

 フライパンに油を入れてなるべく直ぐに、皮目が下になるようにしてお肉を入れる。

 油で熱しすぎたフライパンにお肉を入れると、皮が縮んで見た目が悪くなっちゃうから。

 

 中火で2~3分。

 ひっくり返して1~2分。

 

 この時ペーパータオルとかで余分な油を拭き取ると、ベタベタしないよ。

 

「厚みを均等にしてるからこんな早く火が通るんだよね〜。さ、あとは調味料を回しかけて」

 

 ある程度絡みついてきたら完成。

 

 

 

──いただきます!

 

 口の中でパチパチ跳ねる駄菓子みたいな不思議な感覚。

 

 

 

「うーん、世の中の驚きと夢と希望を届ける味って感じ」

 




作者まじで知識ないので、ピカチュウは雷属性じゃなくて火属性だぞ!とかってツッコミはあると思います。雷属性だと思うけど。
今後ポケモンを買う予定があるので、知識がないうちに作って見たかったんや。後で推しや相棒が出てきた時に発狂する気がする。

調理して欲しいポケモン等ありましたら、感想でリクエストください。調理後のポケモンの知識はOKですが、本編未登場のポケモン知識に関しては配慮いただけると幸いです。
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