ポケモンを美味しく食べよう   作:恋音

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ケムッソの揚げ焼きホットサンド

 

 皆さん毛虫って食べたことありますか?

 私もこの前毛虫見つけたんです。

 

 毛虫というか毛が生えてないからイモムシとか幼虫に似てるんですけどね。

 

 というわけで昨日の残り物テールスープのお供に、虫を使った料理をしたいと思います。

 

 

 

 そういえば私今まで自前のキッチンセット持ってたけど、この世界にもキャンプ用具が売られてるんだね。キャンプしよーって思ったら一瞬で机と椅子が出てくるやつ。

 みんなサンドイッチとか作るみたいだけど、私もそれにならってサンドイッチを作ろうと思う。

 

 

 

──ケムッソ揚げ焼きホットサンド(2人前)

 

食パン……4枚

バター……両面

ケムシ……10匹

片栗粉……大さじ2

ドライパセリ……少々

レモン……少々

 

 

「まずは、この毛虫の皮を剥いていこう」

 

 ピンクの外皮があるので、毒を持ってたら怖いし大きめにむいていく。

 下処理も兼ねてお湯を沸かしておいて、毛虫を投入する。

 

「身はぷりぷりしてるから生でもいけそうな気はするんだけどね」

 

 ま、一応念の為だ念の為。

 

 毛虫の料理ではないけど、昆虫料理と言えば干しイモムシ。あれはお湯に漬けてふやかした後に料理するんだ。1部の国では結構ポピュラーな主菜になるんだけど、残念ながら私の住んでるところではそんなことはなかった。

 

「よし、茹で上がったからキッチンペーパーにひいて水気を取る、と」

 

 揚げ焼きだから水分が下手に入ると油はねが酷くなる。あれで何度火傷したことやら。

 

「味付けはシンプルに塩コショウ、それと片栗粉を衣にして竜田揚げみたいな感じにしようかな」

 

 気分はエビ。

 毛虫やイモムシが難しい人はエビでやるのがいいかもね。

 

「パセコンも衣に混ぜて……」

 

 パセコンっていうのは乾燥パセリのみじん切り(コンカッセ)って意味。料理店、特に西洋料理をメインに取り扱っている所ではよく専門用語として使われる。

 

 初めて聞いた時なんだそりゃって思ったよね。

 

「多めの油で揚げ焼き!」

 

 とくとくとく。油を注いで箸からプツプツ気泡が出てきたらいい温度。投入だ。

 

 揚げ物をする時のコツは怖かったらお玉やトングを使うこと、だね。

 お箸だと支えきれなくてポトって落として油がはねることがあるから、万全を期して立ち向かうんだ。

 

 ゆで卵とコツもあるけど……まぁ今度にしよ。

 

 

 さてさて、そんなこんなでいい色味に染まってきた。

 

 ついでにグリルに食パンを入れて両面カリッと焼いていこう。

 

「網などで予め油をある程度切ったら、レモン汁を全体的にかける」

 

 足が塩コショウだけだからね。風味はいいんだけどパンチが足りない。ボウルなどに入れて回しかけ、クルクル回すと全体的に味がかかる。

 

 

 チン。

 

 トースターから食パンが焼けた音がする。

 

「あちちっ」

 

 バターの欠片を掴んで片面ずつバターに押し付ける。バター特有の甘い脂の匂いが森の中に漂った。

 

 食パンの間に毛虫の揚げ焼きを挟んで……。

 

 

──いただきます!

 

 

 

 

「春の訪れを告げる味って感じ」




みんなは大人しくエビや鶏肉で代用しようね。ケチャマヨでオーロラソース、チリソースでエビチリ風。サンドイッチには夢がある
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