ポケモンを美味しく食べよう   作:恋音

9 / 18
ツチニンチリ

 

 

「エビチリ食べたいな」

 

 山の中で遭難しながらのセリフがこれである。

 

 この前胃に優しいThe和食を食べたもので、今度は胃に負担をかける辛いものが食べたくなる。

 

 そば、美味しかったなぁ。

 結構美味しかったのだけど、やはり少し物足りなさはあった。優しすぎて。体は刺激を求めている。

 

 

 いつも行く街で、名前は忘れちゃったんだけどオラオラって感じの喧嘩売ってる様な調味料を売ってくれる店があるの。はい、そこで見つけましたチリソース。

 

 エビチリにはスイートチリソースが向いているのだけど、仕方ないのでチリソースで作ろう。

 

「まぁ、チリソースとスイートチリソースって名前が似てるだけで原材料違うんだけどね」

 

 簡単に言うとチリソースはトマトベース、スイートチリソースは砂糖とお酢がベース。

 だから原材料的にはチリソースはサルサソースの方が似てるかも。

 

「ただ、ここにエビは、ない!」

 

 食材は山ほどあるのに山のせいで海産物が微塵もないということに絶望した。

 

 くっ、こうなったら、意地でもエビチリを食べてやる……!

 

 

 

 

──ツチニンチリ(2人前)

 

鶏ムネ……120g(1枚)

片栗粉……適量

塩コショウ……少々

スイートチリソース……60g

ケチャップ……60g

餃子の皮……6枚

 

 

 

「まずはそこら辺で見つけた大きめの幼虫の外皮を剥きます」

 

 肉質に水分量が多かったので肉に塩を振って水抜きしてしまおう。

 

 水分は多いけどそこまで脂身が強くないから鶏胸肉みたいに使ってしまおう。

 

「肉を指のサイズ位に細長く切ります」

 

 結構な量あるけど全部切って丸くまとめる。

 団子状じゃなくて、カタツムリみたいな形でね。

 

 そして、まるめるだけじゃ纏まらないので、片栗粉をまぶして固める。

 肉に残った水分を片栗粉に吸わせて固定させるようにね。

 

「よしっ、後衣に後付けで塩コショウでもふるって」

 

 多めの油で焼く!

 

 衣がカリッとなるまで焼いた後、一旦取り出す。

 

「余熱で肉に火を通して」

 

 その間に私は秘密兵器を取り出した。

 

「てれれーん。餃子の皮〜」

 

 これが好きなんだよねぇ。

 残った油で、餃子の皮がパリパリになるまで中火で火を通す。

 

 ひっくり返して両面きつね色になるくらいまで本当に軽い時間あげたら取り上げて油を切っておく。このままだと油をかなり吸って重たくなるからね。

 

 あとはチリソースを和える。……。

 

 普段ならスイートチリソースとケチャップを1対1かややスイートチリソース多め位に混ぜるのだけど今回はチリソースと砂糖で行く。

 スイートチリソースにマヨネーズを混ぜてチリマヨにしても美味しいし、少し醤油を加えて和風にしてもらなお美味しい。

 

「作ったお肉……もとい、エビもどきとチリソースを混ぜてと」

 

 そして私的に主役、餃子の皮のあげたやつ。

 これをバリバリとエビの半分か3分の1位のサイズまで割って皿の下に敷き詰める。

 

 

「その上からタレ多めのエビチリ(概念)をかけてしまえば……!」

 

 

 

 

──いただきます!

 

 

 

 

「第一印象と第二印象のギャップがすごい合コンで食べたあの日の思い出って感じの味」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。