シャンフロのペンシルゴンとサンラクの絡みが描きたかった、はずだった。 作:サニハレ
ペンシルゴンの野郎に顔を知られてから1週間。何故か必死なカッツォに呼ばれて、俺は隠れ家的な居酒屋の前にいた。普通の一軒家のようなドアに暖簾だけ掛けられた、ものすごーく判断の付きにくい外見だ…と、とりあえずノックとかしてみるか?それとも先に奴らにメールを送って…
「お、ビンゴ〜。読み通り、よく来たねサンラク君。いやぁ、相も変わらず不審者してるね。」
「ッは!?なんで着くタイミングが分かった!?なにか仕込まれてるのか!?足か!?」
こいつ…!まるで全て見透かしてる系のキャラみたいな出て来方したがって!び、ビビってねぇし?…でも感謝はしてやるよ!
「そんな怖いことしないよー。ただ親切な
そういえば瑠美を弟子にしたって…俺のプライベート!!邪教徒に倫理は通用しないのか!!
「そっちの方がよっぽど怖いわ!!…まあ、いいやとりあえず入ろうぜ。ここで騒いでても仕方ない」
という事で店の中に入ってみる。店の内装を見ると意外と普通に飲食店然とした内装をしてる。隠れ家的と言うかまんま隠れ家というか。こだわりが凄い。周りをキョロキョロしながらペンシルゴンについて行くと「藤の間」と、どでかく書いてある個室に着いた。これお高い奴では?俺財布に5000円しか入って無いんだが?大丈夫か?
「そんなトイプードルみたいに怖がらなくても大丈夫だって。今回はカッツォ君の奢りだから、じゃんじゃん食べちゃって!」
「は!?び、ビビってねぇし?てかなんでカッツォは土下座してんの?そういう趣味?」
わざわざ呼んで自分の性癖を満たそうとしてるのか?…そういえばウェザエモン戦の時、緊縛ロデオしながら麒麟を止めてたらしいな。変態じゃん!…これ、魔境に投下したら面白いんじゃねぇか?
「そんな趣味ねぇよ!!この土下座は誠意の現れというかなんと言うかで…」
「まあ、カッツォの性癖はこの際いいや。とりあえず腹減ったからなんか頼も。お?焼き鳥あるじゃん!全種類1個づつ頼むか、ペンシルゴンは?」
「私は生ビールと枝豆で」
「カッツォは…まあ、今床の味を堪能してるみたいだから要らないか」
「居るよ!!俺もまだ飯食って無いんだよ!!もつ鍋!」
にっちもさっちも行かないので、とりあえず飯を食べながら事情を聞くことにして注文を済ませた。前は満足に食えなかったので今回は焼き鳥を存分に食うことにしよう。先行土下座とかいうめちゃくちゃ煽れそうなネタもあるし、飯も美味いだろうな。
「んで?先に来てたペンシルゴンは少しは知ってるとして、今日はどんは用件で俺らを読んだんだ?GGCは終わったんだろ?」
「え?私も全然知らないよ?来て直ぐにサンラク君が着きそうだったから土下座させてから向かっただけだし」
流石は外道魔王ペンシルゴン。やることがえげつない。道理で蔑むような目で見てる俺の様子を笑顔で見ながら写真を撮ってる訳だ。…後で写真くれないかな?
「あー!!話が進まないから一旦話すわ!!1週間後の土曜日に笹原エイトさんがメインでやってるテレビのトーク番組があるんだけど、君たち2人に参加して欲しいんだよね!」
「は?テレビ番組!?なんでまたそんなものに出て欲しいなんて話になってんだよ!?この間GGCに出たばっかじゃねぇか」
「それについてはかくかくしかじかで…」
あー、なんだ。要するに知り合いのプロデューサーとやらが視聴率欲しさに話題性のある俺らを呼びたがり、電脳大隊に打診した。そんでカッツォは許可、夏目氏は諸事情で不可。俺らはカッツォを通して話を纏めてくれという事になり、今に至ると。
「このままだと!!俺を女装させる企画に変更されちまうんだよ!それだけは絶対に嫌だ!!お願いだ、2人とも!!俺を助けると思ってさぁ!!」
「良いじゃない、女装企画。共演するならカリスマモデルの私が直々にコーディネートしてあげよう!」
「テレビの前で爆笑しててやるよ。録画して落ち込んだ時に見直すか…」
カッツォが女装するとか最高の企画じゃん。次いでに
「……ふ、ふふふ」
「どうしようサンラク君、カッツォ君が壊れちゃった」
「修理に出す?」
「ふふふ……だが、だがしかしだよサンラクぅ……俺は君のテンションを上げる手を用意してるのさ……」
あ?
何やら不気味に笑うオイカッツォはゆっくりと口を開くと、その言葉を口にした……
「風雲プレジ伝日本語パッケージ版を報酬に出す。」
「なっ……!!?」
風雲プレジ伝だと!?
「何それ」
「パッケージ版しか存在しない上に販売本数三千本の時点で社長が資金持ち逃げして製作会社が破産した幻のクソゲー」
「……冗談だろ?武田氏ですらまだ入手出来てないゲームだぞ?パッケージに傷があってもプレミアが付くレベルだぜ?」
「前にゲーム探してふらっとゲームショップに寄ったら売っててね。お前を釣り出すいい餌になると思って買っておいたのさ」
「………………」
風雲プレジ伝、界隈では実在すら疑われている幻のクソゲー。武田氏含めた歴戦のクソゲーハンター達ですら見たことが無いという凄まじい物だ。それをカッツォが持っているというのなら…
「マジ…………なんだな?」
「マジだよ、テレビ番組とかいう一生残るデジタルタトゥーを女装という形で刻みたくないんだ…だからサンラク、あの南瓜頭でそこまで喋らなくて良いからさ。番組に出ておくれよぉぉ!!」
最高に情けない心情を吐露しながらも、カッツォはニィ、と笑みを浮かべていた……
「…今回はちゃんと焼肉奢りで!!」
カッツォside
とりあえずサンラクはプレジ伝で簡単に落ちた。いや、焼肉も奢らされるらしいがこれは経費で落とさせよう…これもっといいタイミングで切りたかった切り札なんだけどなぁ。背に腹はかえられぬか!
「よーし!!サンラクを買収したから次はペンシルゴンだね!お願いだペンシルゴン!!番組に出てくれ!」
「えー、私女装企画の方が見たいし?別に出なくても良いかなって?身バレ嫌だし」
「そこをなんとか頼むよ!!プロデューサーの野郎はこの額なら出すって君に言ってたからさぁ!!」
どうにかしないと本当に不味い!!女装企画なんて向こう3年じゃ済まない。チームメイトにも煽られるだろうし、なんなら便乗して姉貴達にもまた着せられちまう!!
お、落ち着け俺。こっちには切り札がもう1枚あるんだ。それを切るのは今だ!
(ペンシルゴン、サンラクのことが好きになっちまったんだろ?今回のを手伝ってくれたら、俺は全力のバックアップを約束するよ)
(んなっ!?まさかあんなに鈍感なカッツォ君にもバレてるとは、どこで分かった?)
(なんかの戦術に組み込めるかなって読唇術を学んだことがあってね。セツナさんの言ってることが分かってあんだけ顔赤くなってれば、ねぇ?まあそれじゃなくても普段からアプローチ掛けてるっぽいし、全然効いてないけど)
(私じゃ外道フィルターも入るからねー。プロデューサーの名前は?…ふむふむあいつか。うん、良いよ受けてあげる。)
ペンシルゴンがなんか考え込んでるのが怖いがどうにかなった!!家族旅行する予定のメグは呼べないし、これでフルメンツだ!!
「よっし!!これで命を繋げられる!ありがとう!2人とも!」
「いやー、ここの焼き鳥美味いなぁ。ペンシルゴン、そっちがさっき頼んでたイカの塩辛ちょっと分けてくれよ」
「いいよ〜、にしてもサンラク君高校生なのに飲兵衛みたいな物食べてるね。なに?未成年飲酒?」
「ちげぇよ!!そもそもここ居酒屋だろ。酒飲みが食べるものしかねぇだろ!」
「お前ら俺の生き死にに興味無さすぎだろ!!酷くない!?」
「だって女装企画は女装企画でご飯が進むんだからどっちでもいいもん。そりゃあ美味しいもの食べるよ!奢りだし!」
「そうそう。もつ鍋も美味しそうだな。ちょっとくれよ!」
こ、こいつら…!番組で嫌がらせじみた質問通させてやる…!絶対に!!
ゾクッ…!ペンシルゴンの奴がこっちを悪そうな顔で見てきてる!不味い!?バレてる!?
「カッツォ君。面白い番組になりそうだね」
色々と案は考えてはいるんですが、主に過程がスカスカなのでシュチュエーションやらイメージが欲しいです。続きが気になるという方や、なにか書きてみて欲しいという方は感想に投げて下さるとありがたいです。後サンラクに乗ってて欲しい高級車も教えて下さるとありがたいです。車についての知識がないので