「………すみません。」
俺は今、ピンチを迎えている。
「「「」」」
おれを黙って見つめ続ける先輩3人。
事は数日前の乙骨先輩との勘違いバトルが原因である。
あの時先輩達3人を守るために飛ばしたはいいもののその先輩達を助けるのを忘れていたのである。
そのまま先輩達を放置した状態で丸一日が経過してしまっていたのである。
たまたま五条先生が気づいてくれなければ更に数日、放置されていた事であろう、、
「いや、まぁ、あたしらのことを守ろうとしたのはわかったけどよぉ、流石に忘れてそのまま放置は酷くねえか?」
「…おかか?」
「んー、流石の俺も今回のはこたえたなぁ」
先輩達の怒りが一心に俺に注がれている。
まじごめんなさい
「まじ、本当すみませんでした!
今度高い焼肉奢ります!」
「…はぁーー!約束だかんな!」
「しゃけ!!」
「俺店入れないから買って来て秀治の部屋でやろうぜ」
「はい!勿論です!」
何とか先輩達のご機嫌を取れて、気づけばもう8月も最終日、今日で夏休みが終わる。
「はぁー、一回学校に行って適当に話し合わせて休学しておこうかな」
だって、友達いないし、めんどくさいし、こっちにいれば教えてくれるからなぁ
「さて!
あの刀の様子でもみに行こうかな〜」
秀治が自室に戻ろうとした時に、近くから声がかかりその足を止めさせた
「あ!えっと、、あの!」
「??」
振り向くと乙骨憂太がおずおずとしながらも秀治の事を見つめていた
「あ、えっと、乙骨先輩?で合ってますかね?」
「あ、うん!
あってるよ!」
あー、なんかペットのしば犬みたいな感じの反応する人だなぁ、可愛い人なんだなっと秀治は心の中で思っていたが、それと同時に特級に呪われるようなところがあるのが不思議だなぁとも思っていた
「どうしたんすか?」
「えっと、昨日の事謝りたくて、勝手に勘違いしてごめんね」
「あぁ、いいんですよ!
自分も勝手に勘違いしてしまったのが悪いんですから!」
「それでもだよ!お詫びというわけではないけど僕にできることがあったら何でも言ってよ!
出来る範囲で手伝うからさ!」
そう憂太は笑顔で答えて見せた
「…じゃあ、早速一ついいですか?」
ニヤリと笑う秀治のお願いを聞いてから驚きを隠せない乙骨
「そんなの、、あの時はたまたま出て来てくれただけで、呼んでも来ないかもしれないんだよ?」
「…まぁ、何とかなりますよ!
話だけでもさせてもらえませんか?」
「まぁ、いいけど」
秀治のお願いとは、乙骨憂太に取り憑いている、折本里香、即ち特級過呪怨霊の呪力を分けて欲しいとのことである、特級ともなればとてつもない呪力があり、実際秀治の術式は呪力の消費がべらぼうに大きく、今ほいほい術式を使えているのは今まで吸収していた呪霊の呪力があるからである、が数日使う事でわかった欠陥が判明したのである、それが呪力の消費が結局多いということである。
本来の消費が5だとすると吸収した呪力を使う際に何故かわからないが10使ってしまうのである、恐らくこれがデメリットなのだと秀治は考えている、その結果『消費が多いなら気にならないくらい吸収して溜め込んでおくしかない』という結論に至ったのである。
「よし!
え〜っと、んんん!
乙骨!里香さん!」
「え、ちょ!!いきなり何言い出し『ナァーニィ?』てええええ?!!」
「フ!
計画通りだ!!」ニチャ
気持ちの悪い笑顔を浮かべる秀治、乙骨里香さんと呼ばれて嬉しくて反応してしまった特級過呪怨霊、そんな呼び方で出てくるはずがないと思っていたら出て来たことに驚きを隠せない乙骨憂太、なかなかにカオスな現状である。
「えっと、乙骨里香さんにお願いがあるんですけど?その〜呪力を分けて欲しいんですよ、いいですかね?」
『ナンデ?』
よし!意思疎通は何とかなりそうだな!いける!!
「少しお耳を失礼!」
そう言いながら憂太に聞かれない様にコソコソ話をする2人
「昨日ちょっと喧嘩みたいになっちゃったじゃないですか、そのお詫びと言っては何ですが、里香さんの呪力を使って2人に贈り物をしたいなぁと思いしてね?」
そう言いながら秀治が懐から出したのはいつしか五条が秀治にあげた小太刀である。
「こういう物に呪力や、術式をずっと付与し続けると呪具っていうものに変わるんですよ、それを憂太さんにあげたいんですよ、ほら!想像してください!!
里香さんの呪力で強い呪具になった刀を受け取って喜ぶ憂太さんの顔を!」
言葉巧みに呪霊相手に商談の話の如く言葉を
並べる秀治、その姿を見つめる憂太の心情や
いかに
『わぁーー!!こんなに強い刀貰っていいの?!
しかもりかちゃんが作ってくれたの?
ありがとう!りかちゃん!』
その場面を想像したのか、少しほんわかしている様に感じる呪霊に対して秀治は後一押しだと確信をする、そこでダメ元の一言
「ほら、好きな人とのペアルック、よくないですか?」
その言葉に衝撃を受けたのか少しの間固まり、大きな口をにっこりと歪ませながら秀治の提案を受ける事にしたのか手を差し出す里香。
「では、交渉成立ですね!」
内心はガッツポーズを決めまくっている秀治である。
これが後の出来事に大いに役立つのだが、それはまた別の話である。
秀治の支えになる言葉をくれる人は?
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夏油
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五条
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家入
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伊地知
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真希
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パンダ
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狗巻
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乙骨