呪いと俺と仲間達   作:馬鹿なアホ

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あれから秀治と夏油はお互いのことを話していた。

両親を事故で亡くし、どうしようもなくないっていた時に自分のことを見つけてくれた人がいる事。

呪術師を化け物の様に扱い、そんな何もできない人間の為に仲間達が死んでいく現状を変えたいと願ったこと。

 

「…あんたも大変なんだな。」

 

「ははは、ありかどう、でも仁頼君も大変だったろう?

こんなことを私の口から言うのは何だが、今までよく頑張ったね」

 

グッと込み上げるものがあるが必死にそれを堪える。

 

「…さて、で、結局俺に何を協力して欲しいんだよ?

あ、人殺しとかは無しな、俺呪詛師にはなりたくないから。」

 

「…そうだね、簡潔に言うならば呪霊を集めるのと、仲間達に特訓をつけてほしくてねぇ」

 

「…呪霊集めなら分かるけど、仲間に特訓ってどゆこと?」

 

「何、簡単さ!

私の家族達と軽い模擬戦をしてあげて欲しいんだ。

勿論手は抜いてもらうよ?」

 

秀治が思った以上に対応してくれていることを知り、少し嬉しそうに、そして自慢をする様に夏油は話を続けた

 

「私と同じ志を持つ家族が居るんだ!

だがまだまだ弱い子もいるんだ。

その子達がこの先、簡単に死んでしまわない様に特訓をつけて欲しい、言い方を変えるなら稽古かな?」

 

「…(稽古か、自分の大切な人が死んでほしく無いから、その為に稽古をつけてくれってことか、後は呪霊集め、呪霊を色んなところから集めれば先輩達に回る任務も減るはずだな。)

分かったよ、手伝う。

ただし!報酬は貰うからな!」

 

どんな事にも報酬は必要である。

 

「おぉ!!

本当かい!ありがとう!

勿論報酬は話し合って決めようじゃないか」ニコ

 

秀治が協力に応じた事によりより一層嬉しそうにはしゃぐ夏油、その顔には笑みが溢れており、こちらまで笑顔になってしまいそうになるほどであった。

 

「はぁー、じゃぁ取り敢えず連絡先教えてくんない?

俺まだ一様任務中って事になってるし、この後補助監督と合流しなくちゃいけないから」

 

「勿論だとも、それじゃあ携帯を出してくれるかい?」

 

「あいよ」

 

殺し合いをしていたとは思えないほどの会話。

これこそ呪術師は、頭がおかしいと言われる所以なのかもしれない。

 

「おっし、んじゃなんかあったら連絡よこせよ、報酬をちゃんともらってから応じてやるよ」

 

「わかったよ、ふふふ」

 

いきなり笑い出す夏油、笑われた事に対していい気分では無い秀治は、夏油に尋ねる

 

「…なんだよ、なんで笑ってんだよ」

 

「あぁ、いや、すまないすまない、さっきのやりとりが、まさに呪咀師と同じでね、ふふ、ついつい笑ってしまったんだよ」

 

「うぇー、一緒にすんな!

俺は、呪術師だ!!」

 

そう言い補助監督の元に向かう秀治、家族の元に帰る夏油、2人とも知らず知らずのうちに頬が緩んでいた事を知るはずもない

 

 

 

数日後

 

任務を終えて、一時的に高専に戻ってきた秀治だったが、夏油のことが気になり五条に話を聞く事にした。

 

「あ、五条先生」

 

「お!!

お疲れ!任務どうだった??あ、京都に行ってたんだけどお土産いる?八橋だよ!めっちゃ美味しいの!」

 

「いや、何で京都に行ってんすか、てか任務ならお土産買う時間ないでしょ」

 

いつ会ってもヘラヘラと笑っている五条、この人はどんな事があっても凹まないんだろうなぁと思いながらも少し会話ん楽しんだ。

その後に本題に入った

 

「ところで、先生は夏油傑って知ってますか?」

 

ゾクゾク

 

何も変わらない

太陽がさす温かな日差しも

少しだけ肌寒くなってきた空気も

先生との立ち位置も

 

それなのに

 

「………誰に聞いた」

 

この圧倒的存在感

 

「え、あ……の、先生?」

 

五条は呪力を練っていない、それなのに秀治は圧倒されていた。

生物としての格差を見せつけられている様な、そして、自分が在すべきことは相手の望みに応えることのみなのだと。

 

「あ、えっと、じゅ……呪咀師…に聞きました

(夏油さんも呪咀師だし、嘘は言っていないはずだよな?)」

 

「…なんて、何で言ってた?」

 

「…え、いや、特に…襲って来た奴がいて、そいつの口から出た言葉です。

人の名前かなと思いまして…先生なら、分かるかなって」

 

「…そう」

 

短く返事を返す五条であったが、側から見ても明らかに雰囲気が違うのが分かるのである。

それを間近で見ている秀治は、溜まったものではない

 

「…あーー、えっと、なんかそいつ言ってたんですよ!!

俺!なんと!懸賞金6億かかってるらしいですよ!!

いやー、俺みたいなガキに6億ってやばいですよね!!あは!あははははは!!」

 

場の空気に耐えられず、本来秀治が、絶対にしないであろう、、空気作りというものをした。

 

「…くく、ありがと秀治」

 

物珍しいものが見れたと嬉しそうに笑う五条。

優しい手つきで秀治の頭を撫でる。

 

「…いえ、別に」

 

照れ臭そうにしながらも、頭を黙って撫でられ続けているあたり、秀治もあまりいやと言うわけではないのである。

 

2人の関係、それはとても複雑であり

秀治が知るにはあまりにも内容が重いお話

五条は、一言だけ秀治に言葉を言い放った

 

「親友だよ、僕のただ1人のね」

 

秀治の支えになる言葉をくれる人は?

  • 夏油
  • 五条
  • 家入
  • 伊地知
  • 真希
  • パンダ
  • 狗巻
  • 乙骨
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