12月24日
世の人々はクリスマス。
多くの人間が家族や友人と共に過ごし楽しげに過ごす日である。
だが、中にはそうもいかない人もいる
そういう人たちから漏れ出る負の感情は絶大であり、多くの呪いを世に生み出してしまう。
そして今夜
呪咀師夏油による百鬼夜行が行われる、
その対応で呪術界は大いに大慌てであり出動できる全ての呪術師が大なり小なり任務を受け持つこととなった
「…」
そして勿論秀治にも、任務が言い渡されていた
秀治がいる青森県海岸付近ではあいにくの曇りであり、周りに人は一切いない
事前に窓の人達が上手いこと人々を誘導して避難させたのだ
『『『『『わかまらわあばさをgdろあわあはさ??
peeしゆらたるそむ?』』』』』
大量の呪霊の大群が発する声とも音とも聞き取れる空気の振動により不気味な音が秀治の耳に届く
「…チッ」
だが今の秀治は虫のいどころがとても悪いのだ
理由は明確、夏油が連絡に出ないのだ
五条から話を聞き時間がある時に電話を何度も何度もかけているのだ
それなのに出ない、明らかに秀治に詰め寄られるのが分かりきっての行動だと予測している
「……??
何だ…俺が呪力を練ると離散する
雑魚のくせに知性が?
それとも操作してる奴が?
まさか…ここまでやるか、夏油」
術式を発動させるには勿論、呪力を使う
これはどんな術式でも当然のことであり絶対の事である
『あひばばばばばながまゃら?』
「…クソ、めんどくせぇ
時間はそんなにかけられねぇのに!」
試しに呪力を練るのを止めるとすぐ様
呪霊達が集まって来た
この呪霊達は秀治の考えている通り
夏油が足止めの為に指示を出した呪霊である
指示の内容は簡潔に『仁頼を足止めしろ』
『呪力を一定量練ったら離散しろ』という指示である
吸収呪法《吸》、恐ろしい程に強い術式だが
発動をさせなければ問題ないのである
「最低限の呪力で何とか倒し切るしかないか?
イヤ、そもそも空を飛んでる奴らに打撃だけで何とかなるのか?
…それでもやるしかないな、いや待てよ?」
考え事をしていた秀治があることに気づいた瞬間である
呪霊が一気に秀治に向かって進軍を始めたのである
『あ!あ!あ!あ、あ??あ!あ!ああそぼ??、?あ!あ!あそぼぼぼ!!!!』
「んんんんんんん!!!!!
ッッッッ!!、、ば!!ッッッかデケェぇんだよ!!!!!!口がががが!!」
秀治を食べようと口だらけの呪霊が飛びついた
瞬時に受け止め何とか押し留め
隙をつき蹴りをお見舞いし距離を取る
「ハァ!ハァ!ふぅ!
ーーーーーふぅぅぅぅぅーーーー!!!」
深呼吸をする暇もなく襲って来た呪霊
鋭い眼光で睨みつける秀治
呪力を練ればすぐにまた離散する
決着がつかないように思えるこの状況だが
秀治はある物を抜き呪霊達に突き付ける
「ッッ、、はぁ〜〜。
一級呪具『吸斬小太刀』」
『あそそ??あぎ????!!?
あ!!おえあああ!!!ああああああああ!!!!!!!!』
呪霊がいきなり叫び声を発しながら秀治に襲いかかるが秀治は『吸斬小太刀』を構えたまま
呪霊の攻撃を避けている
呪具は元から呪力が宿っており練っている訳ではない、ので呪霊達は一定量の呪力を練っていない秀治に襲いかかっているのである
「漆黒……」
『ぁぁぁぁああ??あ!、あ!あ、あ??!』
『ごごぼぼここごる???ごるぽ!!?』
秀治が開いた口からは厨二心をくすぐる言葉が紡がれる
「懺悔…絶望の星
術式順展《黒》」
呪詞、それは五条の一言から始まった。
『秀治はさぁ〜どうやって呪詞省略してんの?』
その時秀治は全く持って知らなかったのだ
呪詞を無意識に省略している事を
「…《黒》いけ」
《吸》と《黒》似ているが本質が違う
秀治のイメージでは《吸》は内臓が栄養を吸収し、いらない不純物を体外へ排出これが《放》のイメージとなっている。
比べて《黒》はブラックホールと同じ威力や範囲、全てがまさに規格外
『『『『ほやよもひまんーjg'gdptg?38〆はpdt458か437わたさjvdjgdpjなあさあやたら?む?た!??、?つはさあわあ』』』』
凄まじい勢いで呪霊が消えて行く
逃げようとする呪霊も居るがもう《黒》からは逃げられない
逃げられないと悟ったのか、秀治を狙い遠距離から攻撃を仕掛けてくるがそれすら《黒》は飲み込む
「…終わりだな」
残ったのはあたり一体を埋め尽くしていた呪霊ではなく
ただただ綺麗な海と荒れた砂浜
そして、周りの光を歪める小さな黒い球体のみ
「そう言えば夏油に『吸斬小太刀』使いかけたけど、結局使ってないし能力も教えて無かったな」
そう夏油との戦闘時、秀治は『吸斬小太刀』を使いその場を退けようとしたが結局使っていなかったのだ。
その事が興じて今回の呪霊掃討は瞬時に終わったのだ
「フゥー、、」
だが、この《黒》にはいくつかの工程が存在する。
まず第一に発動する為には秀治の純粋な呪力を使わなくてはいけない事、その為一定の呪力を事前に『吸斬小太刀』に吸わせていなくてはいけない事。
そして二つ目に、生み出した《黒》の操作は『吸斬小太刀』を通して行わなくてはならない事。
そして三つ目、呪具に染み付いた術式を使うには呪詞を唱えなければならないということ。
そして最後に……
「…こいつをどう消しとばすか…だな」
生み出した《黒》は天体のブラックホールそのもの、吸収力は《吸》の比ではないが強制的に『呪力だけ』を吸収する穴になっている
このまま放置していれば日本の人口は全て0になることになってしまうのだ。
その為にもこの《黒》は消滅させなければならないのだ
「純白…
祈り…希望の星
術式反転《白》」
ホワイトホール。
ブラックホールの吸い込んだ物を吐き出すとされる、仮想の星
きっとあると言われる星
全てを飲み込むと言われる絶望の星
全てを吐き出すと言われる希望の星
「ぶつけて消滅できるかは分からないけど、
やるしかねぇよな」
ゆっくりと黒点に白点が近づく
言わずもながら、ここからは未知の世界
「…念の為だな《吸》!!」
秀治の周りに数多の《吸》が出現する
それらを《黒》と《白》を囲うように設置する
あまり近くに設置すると《黒》に吸い込まれてしまうから近くには設置できない
「…!!??!
《放》!!!!!!《共振》!!!!!!」
二つが触れ合う瞬間、とんでもない光があたり一体を包み込む。
瞬時に《放》を数多造り出し《共振》によりデメリットありの強化を行う
《吸》により衝撃を吸収するが、あまりにも大きすぎるそれに吸収が追いつかず咄嗟の《放》により片っ端から衝撃波を放出するがそれも虚しく
ドドドドドドドドドドドドッッッッッッッ!!!!!!!!!!
凄まじい衝撃が当たり一体を包み込み
綺麗な海と砂浜を荒地へと変貌させた
秀治の支えになる言葉をくれる人は?
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夏油
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五条
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家入
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伊地知
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真希
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パンダ
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狗巻
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乙骨