呪いと俺と仲間達   作:馬鹿なアホ

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前のお話で蒸発?事故死?どっちと言う質問が来てました。
下手ですみません。
あれは事故死になります。
コメント、質問ありがとうございました。
これからもどんどん指摘等お待ちしてます!

今回のは短めです


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「はい!到着!」

 

「…あの、俺まだいくなんて言ってないですよね?」

 

突然連れ出された先にあったのは水族館だった、俺は何も出来ずになすがまま連れてこられていた。

 

「まあまあ!

いずれ秀治には任務が与えられるから、それが早くなったって思ってくれればいいからさ!」

 

「…」

 

何も言い返すこともなく俺は呆れてしまった、なんて自由奔放で自分勝手な人なのだろうかと、俺、本当にこの人についてきてよかったのだろうか?

 

「…はぁ、寿司食べたいです。」

 

「はいは「回らないめちゃくちゃ高いやつでお願いしますね」…秀治ちょっと怒ってる?」

 

「別に怒ってないですよ」

 

「そういう人は大抵怒ってるんだよ!!」

 

少し我儘言ってもいいよね?

いきなり連れて来といて、

 

『じゃ!祓ってね!』

 

って言われたら誰だって少しムカつくでしょ?

そうだよな?な?

まぁ、少し試したいこともあったし、別にいいけどさ、けど此処はとても気が重い、何て言うんだろう、この感じは…1、2体って感じじゃない、数がいるのか?

 

「先生、この感じ数が多いすぎるってわけでもないですよね?体が重いっていうか、プレッシャーみたいなの感じます」

 

「お!

流石、呪力感知も精度がいいね、そうだね、ここは有名な水族館だったんだけど、ちょっとした事故が原因で閉園しちゃった所なんだよね。」

 

成程このまとわりつくような気持ち悪い感じが、感知ねぇ、なんか説明されてもわからないな、もはや体感で感じるって感じだな、で有名だったここが何でこんなことになってるんだろ、先生なら知ってるかな?

 

「へぇ、因みにどんな事故なんですか?」

 

「ふふーん、知りたい?」

 

「あ、やっぱいいです」

 

「ごめんごめん、ちゃんと説明するよ!」

 

…何か先生の扱い方わかってきたかも、こんなことを考えながらも先生が説明を始めたので真剣に先生の説明を聞く

 

「…まぁ、簡潔に言うなら、《喰われた》が正しいかな?」

 

「…喰われた?」

 

聞き捨てならない言葉に俺は緊張感が感じ取れる声で先生に聞き返した

 

「そ!

まぁ、的確に言うなら食べられたかな?

よくあるでしょ?イルカのショーとかペンギンのショー、勿論ここでもあったんだよ、ただ、ショーに出たのはイルカじゃなくて鯱なんだけどね」

 

「?鯱?あのシャチですか?」

 

「そう、そのシャチ、でショーの始まるある日、その日係員が朝一にあげるはずの餌をシャチに与えていなかったらしい、勿論もらえるご飯がもらえないシャチはお腹が減る、そしてシャチは頭がいいからね、餌なんて自力で入手できるんだよ。」

 

「まさか」

 

俺は息を呑んだ、そう、シャチは海のギャングと言われるほど強く、そして頭がとてもいい動物なのだ、そんなシャチが自力で餌を入手する方法なんていくらでもある

 

「そ、食べちゃったんだよ、餌がいい感じに身の回りに集まる瞬間、触れ合い時間の時を狙って、係員と近くにいた子供、含め4人」

 

「」

 

絶句である。

所々餌を与えられたりもした中、それでもなお狩を行うチャンスをずっと待っていたなんて

 

「まぁ、あとは想像通りだよ!

それでここは閉園って訳、わかった?」

 

切り替えろ、過去に起きてしまったことはしょうがない、一番それを理解しているのは俺だろう

 

「…わかりました、それで任務の内容は?」

 

「切り替えが早いね、…ここを取り壊して住宅地を建てたいらしい、いわくがつくといけないから発生している呪霊の掃討だ。」

 

「分かりました、では行ってきます」

 

「あー、待って」

 

「?」

 

任務内容の確認を行い、いざ初の任務初陣に向かおうとした瞬間に先生絡まったの声がかかった。

 

「はい、これ」

 

「これって」

 

先生から小太刀を渡された、長さは40cm程で少しだけ長めだ。

 

「秀治は呪力による打撃で呪霊を祓ってたでしょ、だからリーチが短い小太刀の方が扱いがいいと思ってね、戦闘経験がないなら普通の刀を渡したかったけど」

 

「…いえ、ありがとうございます、これなら扱いやすい」

 

「うん、それじゃ今から呪霊を炙り出す結界をここらに貼るよ、一般人には見えないようになってるから、心配しないで行ってきなさい、危なくなったらすぐに助けに入るから」

 

「(この人の言葉なら安心できるな)はい!」

 

内心先生がついていると言う心強い支えがあるので、期待に応えられるように元気に返事をする

 

「それじゃ、帳を下ろすよ」

 

《闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え》

 

先生が呪文を唱えた瞬間遥か頭上から黒くドロドロとした物が周りを囲い、まるで何かから守るように広がっていく、そしてそれは俺から先生の姿を隠し、見えなくさせていく、先生は最後まで俺のことを見ていてくれた

 

「…」

 

この時俺の頭の中には先生から言われた言葉が流れていた

 

『…あえて言わないけど、秀治は僕よりも強くなれる可能性がある』

 

「…期待に応えられるように頑張ります」

 

『ルルルル』

 

『ナカサオテテミテミ!!』

 

『カワ!カワイ、イイイイネ』

 

早速呪霊が出て来た、ざっと見た感じそんなに強くない、楽しい思い出の残り?みたいな感じなのか、取り敢えず掃討って先生言ってたよな?ならこいつらも払う対象って訳だ、

俺の手持ちは小太刀、連絡手段のスマホ、後はこの身一つ、まだ術式は使わねぇ、燃費が悪すぎるからな、ここぞと言う時に使う

 

『サササササカナ!!』

 

『マタママコヨ?』

 

2体が走ってきた、水族館だからなのか見た目が魚人に似ていて少しキモいが悪い、手や足は細い、あまり攻撃ができる感じではない、となると魚の口による噛みつき攻撃!!

 

「っふ!」

 

まず一体目、予想通り口を大きく開けて前のめりに飛び込んできた所をしゃがんで回避しつつも呪力で強化した小太刀で身体を真っ二つに裂く。

次に2体目、まだ距離があるが、飛び込む為に膝を曲げていたのでタイミングを見て頭上へ軽くジャンプし、避けた所を上から体重を乗せた小太刀による突きを脳味噌に突き刺す。

鮮やかな呪霊の血が吹き出してあたり一帯を鮮やかに染め上げていく。

 

『ルル!?』

 

ただ一匹、突っ込んで来なかった呪霊だけが恐怖に震えていた

 

「…次」

 

逃げる隙も無く、小型の4級呪霊も鮮やかに裂かれ、埋葬された骨が如く散り散りに散っていった。

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