呪いと俺と仲間達   作:馬鹿なアホ

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俺パパになった


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「はぁ?!

ちょ!!何でお前が倒れんだよ!」

 

そう言い放ち呪力を練り始める準1級術師

 

「?!」

 

呪力を練り始めた術師の足元に呪力が集中していき、、

 

「ぐは!

オォロロロェェェ!!!」

 

足下から《吸》が飛び出し、空に向かって消えていった。

 

「今のは一体、、?

!!(周りにいた呪霊の反応がものすごい勢いで消えていっている?

仁頼くん、あなたがやったのですか?)」

 

 

秀治が行った事は2つ、

・呪力反応の大きい物の地面から《吸》を出す様に簡易領域に《変》を付与した事

 

・七海を助ける時に秀治を弾き飛ばす為に出しておいた上空の《放》から呪力を出して《吸》を出し、他の《吸》を吸い込む様に《変》を使用した事

 

この2つである。

やっている事は簡単に思えるが広大な土地に簡易的ではあるが領域を無理矢理広げて展開、あまつさえその『不完全』な領域に《変》を付与するという、矛盾した様な事を行なったが為に秀治は脳のキャパを超えて気絶してしまったのである。

が、しかし、秀治が普段から使っている吸収呪法は、本人の意思が無くても付与した術を作動させ続けるということが可能であり、その効果は《変》を付与した簡易領域にも適応されている。

 

 

「スゥ…スゥ…」

 

「、、眠っているだけですか、、

皆さん、呪力を練らない様にお願いします。

先ほどの方の様に、呪力を根こそぎ吸われてしまうので。」

 

「「「はいっ!!」」」

 

静かに眠っている秀治の側には京都校の面々が揃っている、そんな彼等の表情はあまり良くない。

理由は明白、今回の戦いにおいて多少なりとも役に立ったと思いたいが、、今目の前に限界寸前まで自身を追い込み、そしてこの場にいる面々の呪術師を助けたとも言える。

そう、仁頼秀治が京都に応援に来なければ確実に京都支部は呪霊勢力に負けていた。

 

「情けないな、、呪術師は才能が全てものを言うというのはわかっている、、だが、歳下の後輩に助けられては自信の立場がないというものだ」

 

「まぁ、それは確かにいてるけど、今回の呪霊は明らかにおかしすぎるよ、、1級は確実にある呪霊がわんさかだしね」

 

加茂の発言に対して西宮が答えるが、西宮の発言にみんなが皆んな頷きで答える

 

「ががががががぁぁぁぁ!!!!」

 

「食べないデェぇぇぇぇ」

 

「 脳の右脳!!アップルパイ!!??」

 

「……素直に羨ましいと思うよ、、彼の力が、才能が、術式が、身体、、全て、、憎い程にな」

 

京都校のメカ丸がボソっと呟いた言葉に反応出来る者はいなかった、面々はこちらに突進してきて『吸』によって祓われていく呪霊を眺めながら安堵の息をつくものが多かったからだ。

 

後々の彼の未来を考え、気持ちを分かり合えるものがこの場にいたなら何か違っていたと「彼」は思っている。

嫌違う、「彼等は」思っているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ここは何処だ??

???俺は確か、先輩の兄妹を助けに、、

それから、、!!!!

夏油さん!!!!ごじょ「傑」!」

 

仁頼は声がする方にあるかもわからない首を動かす。

 

「何か……言い残すことはあるか?」

 

苦虫を噛み潰したような、そんな表現をする人もいるであろう場面、、だが、仁頼から見た彼は、、ひたすらに自分自身を噛み殺しながら耐えているようだった、、、そして、、、。

 

「誰がなんと言おうと、猿どもは嫌いだ。

…でも、別に高専の奴らまで憎かったわけじゃない、ただこの世界では、私は心の底から笑えなかった…」

 

「…傑」

 

「?」

 

五条が発した言葉を聴き瀕死の重傷を負った夏油は目を見開きフッと笑みをこぼした。

 

「フッ、、最期くらい呪える言葉を吐けよ」

 

この場面を見た仁頼は酷く混乱した、、自分は間に合わなかったのか?

自分は助けられなかったのか?

自分は一体何をしていた?

全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部!!!!

俺が遅かったのか?!

 

「何のためにこの※※※※、、、え?」

 

「だって、、、待ってくれ、、は??

俺は、、だって、俺は仁頼秀治だ!!」

 

「事故で両親を亡くした!!

何も無くなった俺を五条さんが見つけてくれた!

俺の事を理解してくれる夏油さんと出会えた!

俺はここにいる!!」

 

「!!!」

 

また目の前の光景ががらりと変わる。

 

「……ほぉ、、身に覚えのない「懐妊」ですか、、

最期に聞きますが、、本当に身に覚えはないか?」

 

その問に女は無いと答える、

その答えを聞いた男はニヤリと笑いながらその女を自身の家へと招いた。

 

 

「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「きゃぁぁぁ!!!」

 

大声を上げながら飛び起きた仁頼に真衣は驚いて声を上げる。

 

「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

荒い呼吸をする仁頼を眺める真衣、そんな硬直状態を解いたのは仁頼の質問だった

 

「、、、、夏油…夏油傑は?」

 

「え??えっと、まだ何も連絡は無いわよ?

そもそもまだ戦闘は続いてるはずよ「あれからどれだけ時間は経った??!」きゃ!もう!少しは落ち着きなさい!3時間ってところかしら?もう少しで朝日が昇るわよ」

 

その言葉を聞き先程の映像を思い出す

 

「!(あの映像も日がでてたはず!!

急がなきゃ!!」

 

「ちょっと!

あんたさっきまで気絶してたのよ?!

何処に行こうっていうのよ!」

 

真衣の質問に対して仁頼は涙を溜めながら答えた

 

「行かなきゃなんだよ!!

助けなきゃ!!ダメなんだよ!俺は!俺はあの人達には、、こんな最期ダメだ!!」

 

この叫び声は少し離れていた呪術師達にも聞こえており、その中の1人西宮が2人の元に向かって駆け出していた

 

「、、あっそ、なら止めないわよ。

さっさと行きなさい」

 

その言葉にぐっと背中を押された気持ちになる仁頼は、少し笑いながら

 

「ありがと、今度必ず会いにいくから、僕のことを待っていてほしい」

 

とんでも発言をするのであった。

 

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