呪いと俺と仲間達   作:馬鹿なアホ

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「秀治!!」

 

バン!!という凄まじい音と共に医療室の扉が開けられた。

 

「あ!せんせーい!

どうしたんですか?俺のこと心配してきてくれたんですか??

俺愛されてますね!」

 

「????は??」

 

秀治は今少しバグってしまっている。

理由は簡単である。

水神との戦闘による、極限の生死をかけた戦いの結果である。

アドレナリンが多量に分泌され自分はまだまだ強くなれるという事を知り、出来なかった反転術式を使えたこともありハイになってしまっている。

 

「はぁ、五条コイツをどうにかしてくれ、対応するだけでも疲れる」

 

「家入先生そんなこと言わないでくださいよ〜、僕と貴女の仲じゃないですか〜」

 

確かにこれはあれだなぁ、酔っ払いみたいになっているなぁと五条は思ってしまった、そして今気付く、秀治のレベルがとてつもなく上がっていることに

 

「はぁ、まぁ無事なら良かったよ」

 

五条は胸を撫で下ろす

 

「あ!

先生!俺勝手に帰ってきたからまだ何もしてない!!」

 

「ん?

報告の事?伊地知に後で話せばいいよ〜」

 

「伊地知さんはまだ僕のこと待ってると思いますよ?」

 

「え?」

 

「勝手に帰ってきちゃった!」

 

テヘっという効果音が出てきそうな事をついでにいう秀治に五条は頭を抱える。

 

「いろいろ聞きたいけどまずどうやって高専に帰ってきたの?」

 

「え〜っとですね!

まず《吸》を使って高専との間の

空間を消し飛ばしてぇ〜僕の周りを《放》でガードしてどうにかしました!!」

 

「「………ハァ」」

 

大人2人のでかい溜息が部屋に響き渡ると同時に五条の電話が鳴り響く。

 

「何だよこんな時に」

 

少しのイラつきを抱きながら電話に出ると焦った声を出す伊地知がでた

 

「!!

よかった!繋がった!唐突にすみません五条さん!!

実は仁頼君が任務に行ったっきり帰って来ていなくて、捜索をしているのですが姿が見え「あーー今高専にいるよ〜」ま、何ですって?」

 

「だーかーらー!高専にいるんだって!

どうやら相手との死闘でハイになっちゃってるみたいなんだよね、取り敢えず帰って来て」

 

「はい、すぐに向かいます」

 

会話を終え電話をしまう五条。

 

「秀治〜まだ体動かしたい?」

 

「うん!!まだまだやりたいことがあるんだよ!」

 

「おい、五条!」

 

家入は気づく、五条が今からしようとしている事を、そして今から起こるであろう面倒ごとを理解する。

 

「大丈夫!

前にやったやつと同じ、新しくできるようになったのを試すだけだよ」

 

「はぁー、私は関与しないからなぁ」

 

「はいよ〜、それじゃ着いておいで!秀治〜」

 

「は〜い!」

 

家入はこの2人の絡みを見て幼い子供を世話するクソ餓鬼を連想させた

 

 

場所を移動させて訓練演習場にやって来た2人だが、五条は少しばかり警戒していた、なんせ秀治の《吸》は五条の無限ですら吸収してしまう、消し飛ばされた箇所に肉体を吸収するように設定された《吸》を打たれれば五条といえども大怪我だけでは済まされないのだ

 

「さ!

ここなら思いっきりやれるでしょ!

さぁ、見せてごらん?」

 

「はーい!!」

 

元気に挨拶をした秀治はすぐ様呪力を昂らせて五条に突進していく

 

「!!術式順展蒼!!」

 

「あは!吸収呪法!《吸》!!」

 

お互いが発動させた呪術がぶつかり合う、

互いが引き寄せる同士の技、ぶつかった瞬間に内側にめり込み互いの術式が消滅する

 

「はぁ!!」

 

秀治はそのまま五条に殴りかかるが無限の壁がその攻撃を遮る

 

「ふっ!」

 

五条の右ストレートを強化した左腕で受け止め離脱する為に右足による蹴りを五条の腹部に放つがこれも無限により意味をなさない

 

「まだまだ!!

《吸》×10!《絲》!!」

 

更に秀治のギアが上がり水神呪霊との戦闘で見せた《吸》と《絲》を混同させた戦闘に移行する、と同時に《充》を発動させる為に再度五条に接近を始める、たいして五条は、秀治の成長を観察すると共に《吸》の観察をしており、これが無限を突破すると確信に至る

 

「らぁ!」

 

「んー、ちょっと危ないから出力あげようか?」

 

秀治が再度五条に肉弾戦を挑むと共に向かわせた《吸》が五条の発する無限を吸収し始めた時、出力を一気に上げた事により瞬間的にキャパを超え、《吸》はまるでロウソクの炎のように消えていった

 

「…何で?」

 

「簡単だよ、より多くの無限を一気に与えればいいだけだよ、コンピューターがいきなり大量のデータを流し込まれたらフリーズするでしょ?それと同じだよ」

 

秀治は学んだ、《吸》の新たな弱点、吸収する対象を容量を超える量をいきなり流し込むと消滅するという事である。

 

「先生の意地悪!」

 

「最強だからね、カッコつけさせてもらってるよ」

 

「…吸収呪法《吸》×10」

 

秀治は更に追加で《吸》を出す、それを見た五条は異変に気付く、秀治の吸収呪法は圧倒的に長期戦に向かず、呪力効率も非常に悪いので基本的に術式は必要最低限にしか使わないはずなのである。

 

「…!!」

 

「気づきました?

俺すっごく呪力扱うの上手くなったんです!」

 

秀治の呪力効率がべらぼうに上がっているのである。

今ならとてつもない数の《吸》を出せるが今はしないでいる、理由は簡単である、まだまだやれることがあるからである。

 

「術式反転!《放》!!」

 

「!!術式反転 赫」

 

互いの術式反転がまたしてもぶつかり合う、

五条の赫と秀治の《放》互いの効果はほとんど同じだが秀治の《放》は放出であり吸収したものを吐き出すだけである。

その結果は明白である。

 

ドゴーーーー!!!!!

 

凄まじい勢いで秀治が後方へ吹き飛んでいき、壁山に大激突を果たす

 

「やりすぎちゃったかな?

でも大丈夫か!治せるもんね!」

 

吹き飛ばした五条はケラケラと笑っているが、攻撃を受けた側はわらってなどいられないのである

 

「いったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

(加減わかってないじゃん!!

先生のバカ!これ内臓とか骨とか色々いっちゃってるよ!!!

頭キタ!!!ぶち転がす!!)」

 

完全にキレた秀治の復讐が今始まる

 

「こんのクソ教師がががぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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