シャングリラ・フロンティア〜音ゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜 作:トレセン暮らしのデュエリスト
タイトルをちょっと変更します、「道照らす灯火抱き、我ら進まん」は次回からということでお願いします
あ、やばい。
認識できたのは文字通り大地が真っ二つになったその一瞬のみ、そこから次の瞬間には土塊やら何やらで完全に視界がシャットダウンされた。
そして……この感覚は。
「首…………っ!!?」
いつの間に接近していたのやらコピー野郎が俺の間合いにまで踏み込んでいた、振り抜かれた首狙いの横薙ぎを【金龍】と【赫竜】で受け流そうとした、刃を掴まれた。………………刃を掴まれた?
「まずっ――――――――」
そのまま力任せに振り回されて堪らず覇兎を手放してしまった、くっそ白雪の狼槍より多少劣るとはいえ重要なダメージソースを……!あれはもうこいつを倒さない限り回収は見込めないだろう、獣型だった時散々あれで刻んだせいか妙に武器に対する執着が強い節がある。
取り出したるは白雪の狼槍、スキルがないから運用見送り?すまん取り消すわ今1番火力出せるのお前なんだ仕事してくれ頼む。
「場を整える、【
周囲が氷点下まで下がり音を立てながら世界が凍りつく、さぁ殴り合いの闘技場は作ったぞコピー野郎、覇兎の仇だ。(
連続突き、胸部を執拗に攻撃する。
あわよくば砕けろこの野郎という想いを込めて槍を前に突き出し続けるが何というか、うん。
「お前本当に効いてるのか…………!?」
ぶっちゃけ効果薄そうなんだよね、やっぱりさっきみたいにギミックでどうにかするタイプか?
であれば何とかしてそのギミックを暴くしかないがその糸口すら見出せない、もうしばらくは殴り続けるか………?
恐ろしい速度で放たれる突きを槍で絡め取り捌きながら思考を回していく、まず第一にこいつはギミックモンスターなのかという疑問は……まぁ十中八九ギミックか、流石にフィジカルでこいつと殴り合うのは無理ゲーに等しいだろこれ。
柄で脇腹を思いっきりぶっ叩く……効果なし、さっきと同じならここを殴れば効果あるかなと思って試してみたがやっぱり無駄か。外側をいくら殴っても効果はなし、となればやっぱりその鎧の内側か?
「そんなにがっつり覆ってるのは中身が柔らかいからっていう仮説を立ててみたぞ、さぁ合っていてくれじゃないと詰みかねん!!」
貫き通す。人型になった上に材質が何かは知らんし考えたくもないが鎧を着てる以上構造の問題で柔らかい部分は確実にある筈、そこにピンポイントで攻撃を入れるしかない……!
「…………っここ!!」
振りかぶりの予備動作を見逃さずに露出した肩と腕の繋ぎ目、僅かな隙間に白雪の狼槍を叩き込む。さぁ凍れ、さっさと死ね。
「【
ビキビキと音を立てながら突き刺した箇所が凍っていき、伝播するようにその周囲にも凍結が広がっていく。鎧がバリバリと音を立てながら剥がれ落ちて……剥がれ落ちて?まさかその鎧体からそれっぽく生やしてたりする?きっっっっっっっしょ!!!?
「GUGUGUGUGU」
「凍らされてるのは気にしない方向性なのかよお前……!」
バキバキと音を立てながら凍り付いた体などお構いなしと言わんばかりに無理矢理腕を動かし槍を掴むコピー野郎。だがこっちが完全に凍らせる方が早い、お前が何かアクションを取る前に完全に氷漬けにしてやる!
コピー野郎の動きが鈍る、全身が凍り付いて動けなくなっていく。オラ死ね早く死ね。何の足掻きもなくくたばってくれ頼む。
「GU,GUGugugugu……」
呻いてるのか何なのかよく分からないがコピー野郎が声を発した、知ったこっちゃない、何にせよ動きは完全に止まってる……俺の勝ち――――――――
「GU」
「は?」
グリン、と。
氷漬け一歩手前、というか片足踏み抜いてたコピー野郎が非常に滑らかな動きで首を人形では通常あり得ない方向……
うん、別にそこは良いんだよ、お構いなしなのはさ?けどさぁ……
「せめて槍を抜いてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!こいつ失くしたらビィラックにぶっ殺されるぅぅぅぅぅぁああああ待ち合わせ時間がぁぁぁぁぁあ!!?!!」
せめて槍を抜いてから走り出してくれ、というかどこ行こうとしてんの!?!?!!!
ここが弱いぞカーケスカブくん!
・ギミックボス的な形で弱点を見破られると死ぬほど弱いよ!
・騎士形態だと外は弱いけど中は死ぬほど脆いから毒だとか氷結だとかの動きを阻害するのに死ぬほど弱いよ!
ここがヤバいぞカーケスカブくん
・何でも食うぞ、夜でも食う