シャングリラ・フロンティア〜音ゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜 作:トレセン暮らしのデュエリスト
小説投稿を始めて一年と少し、今連載してる拙作「シャングリラ・フロンティア〜音ゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜」もそろそろ1周年を迎えようとしている中で総評価人数50人、憧れと目標にあった評価バー全ランプ点灯というとても嬉しいことを達成したことに関しましていつも読んでくださる皆々様に多大なる感謝を送らせていただきます。
何度も厳しい意見を頂き、もうやめようかと思うことも多々ありましたが「まだ読んでくれてる人達がいる」の一心でここまでやってこられました。勿論ビャッコ達の旅は終わりません、自分自身まだまだシャンフロ世界を駆け回るビャッコを書き足りていないので。
本編では遂に深淵編へと突入し、朧げながらコミカライズの方の背中は見えてまいりました。原作の背中?1日一体何話更新すればいいんですかね…。私事ですが硬梨菜大先生様のTwitterを拝見する限り今年も除夜ゲロの季節が近づき、除夜ゲロによるプロット破綻と設定破綻に怯えています。
では、私はこれで執筆に戻らせていただきますが…改めて、今まで読んでくれた全ての方に感謝を。あなた方の開拓の道に幸多からんことを。
「ブレクロ」
「なんだ?」
「今の、禁止の方向で頼む」
「いい火力してるだろう」
「やり過ぎなんだよ間抜けeeeeeeeeeee!!!!」
眼前に広がる
「お前らaaaaaaa!!何かに掴まらないと下手こいたra落ちてsiぬぞォォォォoォooo!!!」
「クッソ……今それどころじゃねぇんだよビャッコ!!」
は?お前何言って……ん?
「ば、化け物め……僕様がパパの仇を討ってやる!!」
そう言いながら向こうの海賊船からこっちに飛び移ってきたのは、どう見たってプレイヤーではないNPCの子供。
この半魚人共はあらかた片付けたとは言え未だに油断すれば物量差で押し潰されかねないだけの量がまだ残っている。そんな中を単身でかつ、あまりにも無意味としか言いようがない貧弱な短剣1本で乗り込んできた……何か、嫌な予感が。
「なっ……!?何だ、半魚人共が一斉に……!?!」
「あのプレイヤーたちが受けてるのは護衛系ミッションか……あの子供を守るのは、骨だろうな」
護衛系ミッション!?あまりよくは知らないが確か何かしらのオブジェクトを指定の位置に到達するまで守り抜いたり制限時間までNPCを守り抜いたりするあれか!?いや確かに、大体そういうものに出てくるNPCは非力だろう、あのチビは確かに「らしさ」がある。
そしてあれだけに俺達にヘイトを向けていた半魚人共が一斉にあのチビに向かって行った……なるほど確かに、護衛系ミッションってやつらしいな。
「くっ…………アイツらだけdeあの量を捌き切れるとha到底思eないな……加勢するぞbureクロ!!」
「お人よしだな、本当にお前ハクアレンコか?」
「一応あそこに見えてるやつのuち2人が知り合いなndaよ!!!!知り合い見捨てruほどクズじゃねe!!!!」
いやまぁこれがサンラクだけなら「まぁ頑張れよ」って言って高みの見物決め込むだろうがあの武者鎧に鬼の面被ったゴツいのは多分おそらく十中八九サイガ-0だ、あの人を見捨てたとなれば同盟にも亀裂が入るだろうし何より次エンカウントした時「あの時の恨み」と殺されたっておかしくない、未だに俺の中であの人のイメージはペンシルゴンを一撃の下で消し炭にしたウルトラバーサーカーだからな。
「か、かかってこい!」
「間抜けなこと言ってんじゃneeeよチビ……!」
「う、うわっ!?」
甲板を蹴り抜いて一歩のうちにチビの首根っこを引っ掴む。向こうの海賊船に投げ入れ……いや無理だ、この角度から放り込もうとしたら間違いなく高さ数メートルは上げないと入らない。いくら何でもNPCかつ子供にそれは流石に危険だ、かと言って走って向こうに行くのも多分だが難しい。
あれだけのヘイト奪取能力を見せつけたんだ、間違いなく海賊船を襲っていた奴らも戻ってきているに違いない。となればこの荷物を背負っていくのはちょっと厳しいか……!
「な、何だよ化け物!!?!!!お前もパパ様の仇か!?」
「化け物呼ばわりとはいい度胸siてんじゃneeかチビ、ところでなniとち狂っteここ来やがった?」
「ぼ、僕様だって、戦えるんだ……!!」
あぁ、ちょっとイラっときたわ。何かすごいイライラする。クソガキでクソチビ認定だこの野郎。
「そうかよクソチビ……!お前にiいたいkoとは山程あるがまずはkoの場をnannとかしてからだ……おいそこのyuみ使い!!」
「ルスト」
「OKルスト、初対面で悪いがちょっと援護頼む!!
「…………わかった」
よし、取り敢えずルストとやらの援護は望めそうだ……痛いオルト、足りないなんて言って悪かったのはそうだが事実なんだよ。いくらなんでもクソチビ抑え付けながら立ち回るのはちょっと自信ないんだよ。というか俺もオルトをある程度意識しながらってちょっと難しいな……よし。
「オルト、お前に重要な大命を与える」
「……なんでしょうか?」
「俺達と一緒に来たあのおっそろしい全身黒ずくめなヤツいるだろ?」
「居ますね」
「今からお前をあそkoに投げ入れる、異論も反論も認めんからさっさtoやるぞ……オラっ!!」
「はっ!?ちょっとビャッコさん!!?何をぉぉぉぉぉぉぉ!!?!!!?」
確認を取る暇なんてない、がっしりと首根っこを引っ掴んで放り投げ……あっヤバい目算見誤って距離がちょっと足りな……あ、残滓君達ナイスアシスト!!!!
むんずと咥えてブレクロに向けて放り込むあたり残滓君達有能だなぁ、それに加えて若干変則的な軌道にもなっていたのにすごい滑らかにブレクロの肩に着地するオルトも流石だ、慣れと有能さを見せつけてきやがる。
さて、やりますか。
「俺が全力で駆け回るからnaんとかsiてくれサンラク!!……っと、着いて来れるかルストさん」
「…………任せてほしい、と言いたいところだけど正直不安」
「分かっta、ちょっとaれだがgaまんsiteくれよ……!」
「…………む」
いやもう本当にごめんなさい、けど支援欲しいのも事実なんです。
チビガキを脇に挟んでルストさんを持ち上げ射線を通す、正直初対面で、それも恐らく女性にやることでは決してないんだが緊急事態につき許して欲しい、いやほんとマジで。
「…………悪くない、射線が開けてて射やすい」
「そりゃ重畳で…………!!行くぞ!!!!」
脚に力を込め、踏み出す。ある程度の広さは確保されているとは言え全力を出しては下手をすれば海上に自分から吹っ飛ぶことにもなりかねないので出すにしても7、8割程度か。
1歩で船の半分を渡り切り、2歩目で船を渡り切る。3歩目で周囲の半魚人を蹴り飛ばしてつみれに変える。
「…………速い、けど、燃える」
「うわ、全力じゃないとは言えあの速度で精密射撃できるのマジか……」
ふと後ろを振り返ると何体か人間でいう心臓部にピンポイントで矢が突き刺さっている、あの速度下であの精密射撃とか恐ろし過ぎる……怒らせないようにしよう。そういえばチビは大丈夫か?
「…………気絶しteやがる、まぁmaだsiあわせか?」
さてと、サンラク達が今俺の小脇に抱えられているチビが掻っ攫って行ったヘイトを丁寧に奪い返しているはずだ、であれば俺はこのまま逃走を続けていくべきだな……とはいうものの狭い船上じゃ動き回るにも限界がある、となるならば……
「上だなaaaaaaa…………!!!」
グッと力を込め、蹴り抜く。高所に行けばそうそう襲われることはないだろう、マストはへし折れているが折れた場所自体はそれなりに高い位置にある。多少なりとも時間は稼げるだろう……!!
高く、高く飛び上がる。上空から船上を見下ろし俯瞰的に状況を把握する。何やら高身長の知らないプレイヤーがエムルちゃんと魔法を放ち、ブレクロがオルトの援護も合わせて周囲の敵をガントレットで殴り飛ばしている。サンラクが何かアイテムを展開しようとし、サイガ-0がスレッジハンマーを半魚人に向かって振り抜いている。
どいつもこいつもそれぞれのやるべきことをやって戦い抜いている中だからこそ
「ありゃ……秋津茜?aいつもkoこに居たのか……!?」
そして、リュカオーン戦の時もそうだったがアイツが状況を動かす最後の歯車……ラストピースとなった。
だがそれは秋津茜が「原因」なのではなく、恐らく秋津茜が「最後の1人」であったことがトリガーになっていたのだろうと思う。
恐ろしい位に雑にシークルゥを担いできた秋津茜が何事か叫びながらこの廃船に飛び移る。その瞬間、一瞬だが時が止まったような錯覚、を――――――…………?
(あれ?いや……違う、違うこれ、本当に
中空で静止し、そのまま上に上がれない。目の前で雨粒が幾つも静止している。だがそれも時間にすれば1秒かそこらの……それこそラグとすら思える世界の停止は、この船の周囲に高々と立ち上った水柱を更にトリガーとしてか再起動を果たした。
だが……この揺れは……今までとは桁が違う……!?
全員が動きを中断せざるを得ない中、恐らく俺が真っ先に「それ」を観測した。
「な……んだ、ありゃaァ…!!?!」
立ち上った水柱は重力に従い豪雨と共に落ちていく、そしてそれが収まった先で……巨大な、あまりにも巨大な「蛸足」に俺は思わず今自分がどこにどうやっているのかも忘れて見入ってしまう。自分の凡ミスを察して慌てて体勢を立て直し戦場を覗き込めばそこには先程まで質量の暴力で梯子を作り出そうとするほどの執拗さと狂乱っぷりで俺を……いや、クソチビを追いかけ回していた半魚人共もその動きをピタリと静止していた。
「は?…………は!?!」
「…………!?!」
「アレは…………!不味いですビャッコさん!!!」
割と遠い位置に居るはずなのにオルトの声がやたらにクリアに聞こえる。そしてそれと同時にエムルちゃんがあの「蛸足」の正体を看破し叫ぶ。
「ク、クターニッドですわーーーっ!!!」
「な、はぁあ!!!?!」
立ち上った水柱は計8本、つまりは8本ある漆黒の触手が全てこの廃船に絡み付きガッッチリと固定された。
おいおいまさか……これこそが
いや冷静に考えろ、何がトリガーか知らんが戦闘エリア内にいる全プレイヤーに向けたデストラップの可能性は……ないな、そんなものはサンラクがやるクソゲーにしかない、筈。少なくともシャンフロにそんなクソな要素はないと信じている。
じゃあやっぱり迎え……?深淵のクターニッドは少なくとも脚のみではあるが姿を見せた、となれば今から連れていかれるのは……いや、まさかとは思うが。
(「別れ難き
船体が軋みながら海中に沈んでいく、あれちょっと待って今俺とルストさんとクソチビ空中にいるんだけどこういう場合ってどうな…………あ?
「待て、待て待て待て待て待て。
いつのまにか巨大な触手の1本が俺達にその先を向けている。いやまさか、まさかとは思うがやめろよ?いくらなんでも潰れて死ぬぞ?死んじまうぞ!?!?!!!
「ちょっ、う、わ…………!?!」
「俺は兎も角……!ルストさんと、クソチビだけ、はァ…!!!」
頼む間に合え、じゃなきゃ下手こきゃみんな死ぬ。最悪俺はどうとでもなるんだから先ずは……!!
「残滓doもォォォォォォ!!この人ra頼む!!!」
残滓を1度呼び戻しルストさんとクソチビを囲んでもらってクッションがわりにする、正直すまない、だがなんとしてでも潰れる事態だけは回避してくれ。
後は、俺が外側を補強するのみだ。
「【
更に外側を氷結により固める、さぁ来いよクターニッド、俺を易々と握り潰せると思う、な"ぁっ!!?!
(ヤバい、これ、こんだけバフかけてても抵抗できない……!!)
1人死にそうになっているもののどうやら蛸足の持ち主は一切その力を緩めることはないらしい、重力浮力その他もろもろ全てをぶっちぎって廃船が海中に完全に沈み、海の底、暗黒の深淵へ引き摺り込まれていく……!!
その数瞬後、俺達3人を握り込んだ触手も沈みそこで俺の意識は途絶えた。
『ユニークシナリオEX「人よ
そして、今までの全てがひっくり返る。
ようこそおいでなさいましたぁ↑!!存分に、存分にお楽しみくださいませぇぇ!!!?
深淵へようこそぉ〜!どうぞゆっくりしてぃってくださぁぁい!!?!!
やぁぁっとお客さんがきたぁぁ!ねぇなにでしぬぅ?なにでし、しぬぅ??
これぇ?これ眷属ってぇいうのぉ↑!!たのしくしねるよぉ?しねちゃうよぉぉぉぉ!!!?!!!????