シャングリラ・フロンティア〜音ゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜   作:トレセン暮らしのデュエリスト

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お前自分の好きなクリーチャーリスペクトしすぎだろ、と友人に呆れられました。

次回投稿から午前7時投稿ではなく正午の投稿とさせていただきます。よくよく考えれば朝の忙しい時間帯より多少は落ち着く昼のほうがいいよね…


覇王(はお)る竜、狂来の臙脂色(ドレッド)

2体目、レピーバモンキー。

どうも刃と化した手が誇りらしく二つとも叩き折ってやったら自刃した。なんかごめん……。

まぁそれまでがとても卓越した刃捌きでヒヤッとさせられる攻撃も多かったので記憶に残るモンスターと言える。

挑戦回数3回。

 

3体目、アサルトバイソン

なんかもうひたっすら突っ込んでくる牛だった。直線でしか動けない代わりにとんでもない速度だったので一度消し飛ばされたりもした。

ただまぁ1番最初のあれに比べれば楽な部類だった。

挑戦回数2回。

 

4体目、トニトゥリウムバンカー

なんかヤバい狼。吠えた瞬間雷が無差別に降ってきた時は笑えなかった。持続時間もアホほど長く雷が着弾したところに30秒近く帯電が続いてた。どうも雷を操る事に特化しすぎたせいなのか本体出力が非常に低かったので何とかなった節がある。

挑戦回数8回

 

5体目、トキシックイーグル

ねぇなんなのきみ。さんらくのときもそうだったけどさ。ねぇ、なんなのきみ。

挑戦回数、145回

 

6体目、ステラ・ジェラーダフィッシュ

ふよふよ宙を浮かぶだけのクラゲ……かと思えば全然そんなわけがなく、小さな星型の魔力弾(?)を超高速で()()()()()()とは思わなんだ。ただまぁあくまで浮遊程度なのでその前のクソ振り撒いてくる鳥に比べればよっぽどマシだったが。落ちてくる星を回避しつつ距離を詰める事で撃破。

挑戦回数1回。

 

7体目、ツヴァイランサー・スケルトン

速くて強くてそして隙のないスケルトンだった。頭が二つある事で物理的に死角を無くした上に4本の腕で2振りの大槍を振り回してくるのは普通に脅威だった、まぁ割と対処自体は簡単だったから良いんだけど。

挑戦回数2回。

 

8体目、バスターロブス

可もなく不可もなく、兎に角早くて兎に角強い……ただどう考えても1体目の劣化に感じられる。

挑戦回数1回。

 

9体目、ドラクラス・ディノサーベラス【白熱の傷(バーンホワイト)

なんだあの3つ首ティラノ、まだ首が三つ同時に噛み付いてくるとかだけなら全然許したけどさぁ!火ぃ吹いてくるとか思わんじゃん!何だありゃ!

しかも体力を大体8割削り切ったあとになんかこう全身が白熱化して超高速かつ全攻撃が火属性になりやがった、正直倒せる気がしなかったが一撃叩き込んでみたら思ったより肉質が柔らかかったからそのまま殴り続けてたら勝てた。そういや最後なんか動き止まってたけどなんなんだあれ……?

挑戦回数45回!

 

ぶっ通しの攻略は体に悪いのでサンラクを置いて一度ログアウト。

晩御飯はキョウが家に来たので合作のビーフシチュー。ビーフシチューと片手間に作ったオムライスを合わせると最強に美味かったことを記述しておこう。

 

そこから仮眠を挟んで夜明け前。

 

「よっし、最後10体目いきますか!!」

◇◇◇◇

「オルト!最後の10体目は?てかサンラクは?」

 

「鳥の人は先ほど10体目を突破、無事訓練を終えられ今眠っております。それと、最後の10体目は父上が捕まえてくると――――」

 

「おぅ、目ぇ覚めたかい?」

 

噂をすればなんとやら、というわけではないがどうやらフラグは立ったらしい。人参をキセルのように咥えながら齧るヴァッシュが現れた。

 

師匠(せんせい)!…………最後のモンスターとやらは?」

 

「おぅ、こいつだ。……遠くの方まで出張ってふん捕まえてきた」

 

ヴァッシュが隣の……恐らくそのモンスターとやらを軽く指で指し示す。それからヴァッシュは俺にこう告げてきた。

 

俺等(おいら)が捕まえたこいつは……まぁ、言っちゃなんだが今のお前には到底倒せるもんじゃねぇ」

 

「………………ほう?」

 

「だからぁよぅ、最後のこいつに関しては達成条件を俺が決めさせてもらうぜ」

 

人参を噛み砕き、目を細めてヴァッシュは俺にこう告げる。

 

「こいつの鱗、一枚剥いで見せな」

 

「チャレンジミッションかな……?上等!」

 

 

 

 

 

 

 

 

轟音を立てながら()()は俺の目の前に落下した。

 

パチンッと音が響き渡る……ヴァッシュのフィンガースナップの音だ。その音と同時にそれを縛り付けていた鎖に貼り付いていた札が次々と剥がれ落ち、それがのそりと立ち上がりその全貌を露わにする。

 

強靭な、大地を力強く踏み締める後ろ脚。前脚は無い。いや、正確にはあるにはあるのだが使い物にならないだろう。何せ左腕は何かに噛みちぎられたのか肘から先がなく、右腕に至っては「あれ本当に腕?こぶとかそんなのじゃなくて?」レベルまで消し飛んでいるからだ。脚が取り付けられた肉体は真っ赤でまるで全身が発火し、至る所の傷跡が燃え盛る火のように見え、間違いなく歴戦の猛者という風態を醸し出す。

…………というかちょっと待て、あれ外側からの干渉によって傷ついた感じがしない。というかどちらかといえば本当に火傷みたいな……まさか()()()()()で焼けた、なんて言わないよな?

 

そして最も特徴的だと言えるのは翼だろう。なんだありゃ本当に翼の役目を果たしているのか?どう見たって飛ぶような設計では無いだろう。何せ丸い、翼じゃなくタイヤだと言ってもらった方がまだ納得がいく。

 

「…………あー、こいつは?」

 

「赤竜ドゥーレッドバルカン……いや、()()覇王る却火(ドレッド・バルカン)と呼ばれる元色竜の一体よう」

 

色竜……?何だそりゃ金ピカ(ジークヴルム)のお仲間さんか?いやまぁ言われてみれば確かにどことなく顔つきがヤツに似ているような……

 

「派手な啖呵切りやがったんだぁ、イキるだけの根拠ぉよぉ……見せてくれなきゃなぁ」

 

 

 

 

 

 

「グルゥゥゥゥァァアAAAAAAAAA!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

覇王る却火(ドレッド・バルカン)、Lv.145。

シャングリラ・フロンティア全プレイヤーが未だ到達しえない新大陸……そして、その地で起こる大戦にて猛威を振るう色竜。こいつはその数十代前の……世界を焼き払いかけた史上最()の赤竜だという事を知るのはもっとずっと後の話だった。

 

 




ドゥーレッドバルカン、或いは覇王る却火(ドレッドバルカン)
世界を本気で焼き払いかけた控えめに言ってとち狂った色竜、実はもう死んでいる。今体を動かしているのはドゥーレッドバルカンの残留思念…ぶっちゃけると「ひゅう!まだ暴れ足りねーぜ!」って感じで死して尚新大陸で猛威を振るう怪物。死因は龍王の地雷をニコニコで粉砕しようとして怒った龍王が全力でブレスを叩き込んだ。
サイズはそこまで、というか色竜が己の能力に沿って姿形を変えるという観点から「こちらの方が自らの能力を活かせる」という意味合いで縮んだ。

今回割と大人しくきた理由は「面白そうだった」から。それはそれとしてヴァッシュに嬉々として喧嘩を売った。数秒で返り討ちにされた。


ドラクラス・ディノサーベラス【白熱の傷(バーンホワイト)

白竜のウィルスに感染したドラクラス。……そこまでは良かったのに若干先祖返りした事により熱を放出可能になった。無性生殖ではなく熱をねずみ算式で倍増させることが可能となりこいつの特殊行動「ホワイトバーン」は樹海の一部を消し炭どこらか何一つ残さず焼却可能。まぁ流石に危険すぎる為バランス重視の神からは「よほどのこと」が無い限り発動させないようにされた。発動フラグは瀕死となることで特殊状態「白熱暴走(ブランフロー)」に移行し、「自分の発熱器官を破壊されておらず」なおかつ「10秒の溜め」が必要。ーーーーーーーーーラビッツが吹っ飛ばなくてよかった。
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