シャングリラ・フロンティア〜音ゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜   作:トレセン暮らしのデュエリスト

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サバイブ・ザ・ドレッド舞討曲、天衣無縫を完全無欠に

すみません舐めてました3分持つわけないっすわ。

まぁ大体一番最初に出てきた感想はこんなもんだ。3分なんてとんでもない、良くて1分半持たせるのが関の山、か…………?神速も良いところだ、というか速度が跳ね上がってやがる。数倍の速度を初速で叩き出してきやがった、論外も良いところだ。それに硬さも桁違いだ、突っ込んできたところを斬ろうとしたら驚いた事に致命の包丁の方が刃こぼれを起こしやがった。さっきまでとは明らかに格が違う、どうもエンジンがかかってないのは向こうもおんなじだったらしい、それにしたってとち狂ってません?信じられませんよ……エンジンぶち壊れる勢いで回してるんじゃねぇか?

 

「というか…………っ!タイヤじみた翼はどこに行きやがった……!!?」

 

あの超速軌道を実現させているのはまぁどう考えてもあの翼……いやあれ翼とは言えないかもしれない、何処の世界にジェットを備え付けた翼があるって言うんですか。しかも可動式。あ、飛行機あったわ……だとしても戦闘機並みの速度出しながら突っ込んでくるとかバカだと思うしよくよく考えてみたら可動式の翼は持ってないな、俺が知らないだけであるのかもしれないが。

いやぁまさか、爆走改造車(ドラッグカー)からジョブチェンジを果たすとは思わなかった。何と形容すべきか……そう、超々速戦闘機と呼ぶべきか。何より困るのはヤツの存在していた筈のエンストモーションが消えてやがる……はは、困った。これじゃスタミナを回復させる余裕もない。

 

「グルゥゥゥゥゥゥゥァァァァァ!!!!!」

 

「いや、何だそりゃ…………!?」

 

避けたろ!?何で空中でブレーキ無しで()()()()が出来るんだよ……!!

避けた先に追撃が来る、翼の噴射口が自由にグニョグニョ動き回るせいで攻撃がどこから、どんなふうに、どうやって飛んでくるか全くわからない……!!

 

 

 

 

いやもうほんとに無理ゲーでは?

いま何秒経った?あとどれぐらい耐え抜けば良いんだ?ぶっちゃけこの特殊条件って俺が死ねば元通りになるらしいしいっそ死んで…………ん?おいちょっと待てや俺。なんだその考え方は……!!

 

 

「ヌルい…………!ヌルい、ヌルいなぁ!!」

 

おいどうした!?俺のエンジンはそんなにかかりにくくて冷めやすいゴミカススペックの貧弱エンジンだったかぁ!!?やっとかかってきたエンジンはちょっと難易度が跳ね上がった程度で冷めるようなカスみたいなもんじゃないだろう!?

 

さっきより速くなった、さっきより行動に隙がなくなった、何もかもが上位互換……だったら何だって言うんだ、()()()()()()()

 

「パターン自体は変わってないんだよなぁ!!」

 

精々が攻撃後の派生が増えただけだ!翼で擦り潰す行動は翼自体が変形した事によりモーションが無くなったと見るべきだろう、であれば攻撃モーションは噛みつき、薙ぎ払い、派生攻撃の全貌をおそらく把握しきれていないため攻撃パターンは大体こんなところだろう、素晴らしいなノーツが実質3つだけじゃないか。いつもの音ゲーみたいなもんだろう。

それに…………!

 

「どんだけ身体が硬かろうとなぁ!!生物学の関係上絶対に無敵なんてことはありえねーんだ、よぉぉぉぉぉ!!!」

 

薙ぎ払い、派生…………見切ったぁ!!

俺の頭を確実にぐちゃぐちゃに粉砕する為に振るわれた尾の薙ぎ払いを回避、お客さん全身ガッチガチですなぁ〜、ちなみに目も鋼鉄製だったりします?あ、あと関節の可動域とかも教えてもらって良いですかね〜。

 

「グルゥゥゥゥゥゥゥゥゥァァア!!?!?」

 

「ハッハーーー!流石にそこまで硬かったらどうしようかと思ったよ!片目が潰されたら視界ってどうなんのか今から実演して見せてくれよォォォォォォォォォォォォォォ!!!」

 

片目を潰した所戦闘機が爆音を立てながら接近…………したと思ったら俺から数メートル離れた壁に信じられない速度で突っ込んでいった。うっわ信じられねぇ、コロッセオの壁ってそこそこ頑丈だって聞いてるんだけどヒビ入ってるんだが…………?

 

 

「ビャッコさん!あと1分半です!」

 

OK!!案外いけるねぇ!逃げ切るなんて野暮なことは考えない、喧嘩を売りに行くぜぇ!

 

 

 

 

『――――――――――臙脂色の()竜が今まさに相対者を撃滅せんとその身を灼きつくしながら躍動する……!』

 

「グルゥゥゥゥゥゥゥゥ(灼耀千火)ァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

すみません、何ですかそれは。………………やってやるよ!やれば良いんだろクソッタレがァァァァァァァァァァァァァァァア!!

 

てか君喋れたの!!?!?

 

◇◇◇◇

「3、ぷーーーーーーーーーんっ!!」

 

「ようやったぁ!!」

 

最後の最後まで本当に凶悪だった、特に灼耀千火な。あれとんでもないよ、噴出口を真反対に向けてジェット噴射(ビーム)ブッパとは…………

 

ヴァッシュの声が轟く、次の瞬間超々速戦闘機……もといドゥーレッドバルカンの全身が血塗れになる。

ドゥーレッドの向こう側では……何だありゃ、なんか真っ青な……槍、それも三又槍を携えたヴァッシュの姿。えぇ、クソほど硬かったせいで関節とか鱗に覆われてない部位くらいしかまともに攻撃が通らなかったのに…?えぇ……?

 

「いいヴォーパル魂、みせてぇもらったぁぜ?己より遥かに強い相手に何度でも何度でも喰らいつく……俺好みだ、いいぜ。お前をラビッツの【名誉国民】にしてやる!これからも励みな!…………あぁ、そこらに落ちてる素材は好きにしな。」

 

「あれ、現物支給なのか……?」

 

『ユニークシナリオ「兎の国からの招待」をクリアしました』

『称号【ラビッツ名誉国民】を獲得しました』

『称号【サバイブ・ザ・ドレッド】を獲得しました』

『アクセサリ【致命魂の首輪】が消失しました』

『NPC「魔導兎オルト』が正式にパーティに加入しました』

『ユニークシナリオEX「致命兎叙事詩(エピック・オブ・ヴォーパルバニー)」を開始しますか?はい いいえ』

 

待て待て待て待て待て、疲れたんだから後でゆっくり考えさせてくれ!あ、素材もらって良いんですか!?

 

へ、へへへ。なんせそこらじゅうに激突して回るからそこらじゅうに鱗だの何だのが落ちてるぜ、あんだけ強いモンスターの素材とか絶対に貴重に決まってる!回収だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

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