令嬢の護衛、何故か美女達に迫られている件 作:究極の闇に焼かれた男
投票の結果としてユフィリアとのデートを特別編として、前・中・後の三部作に分けてお送りする事にしました。
アンケートに御協力くださり本当にありがとうございました。
因みに時間軸としてはユフィリアが王女となった辺りの話となっております(本編のネタバレが若干ですが含まれています)。
特別編:ユフィリアとのデート(前編)一部修正
それはユフィリアが王女に即位してから暫く経ったある日の事だった。
「ユフィリア様……いや、ユフィ。 俺と一緒に買い物に付き合ってくれないかな?」
「れ、レオン…?」
その日もユフィリアは王女としての務めを果たそうと朝が苦手にも関わらず、何とか起床して王城へと向かおうとした時にレオンから唐突に言い放たれた事でもあった。
「アニスたちには既に話は通してあるし、昨日の内に今日の分の仕事も片付けてあるから問題は無い。 それと、今回謁見予定だった貴族たちだが明らかに旧体制派の連中の嫌がらせ目的だった事が判明したから、こっちの方で丁重にお帰りして貰ったよ」
「え、えぇ!?」
「そう言う事だから、今日の仕事はお休みだ。 出掛ける準備が完了したら2人きりで町に行くよ」
「い、いつの間に……それよりもいきなりですか!?」
「当然だろう。 ここ最近は俺のことをアニスと2人掛かりでまともに寝させてくれないんだ。 だから、今回ばかりは俺に振り回されてもらうから覚悟しておけよな。 それじゃあ準備が出来たら離宮の門の前で会おう」
「あっ、ちょっと待って下さい!?」
余りの急展開に脳の処理が追い付かないユフィリアの制止を振り切ったレオンは早々に立ち去ると、その場に残されたユフィリアは軽くパニック状態に陥っていた。
(れ、レオンと2人きりでお出掛け…それはつまり、アニスが言っていたデートと言うものなのでは!? ど、どうしましょう、これは色々と張り切らなければいけないのでは!? もしも変な格好をすればレオンにガッカリされてしまうかもしれませんし、これは気合いを入れて考えなければ!)
そんな風に若干ポンコツ状態となったユフィリアは直ぐさま自室へと戻ると、急いで着替えをはじめるのだった。
それから数分後…
急いで着替えを済ませたユフィリアが離宮の外へ出ると、そこには私服姿のレオンが壁に懐中時計に視線を向けながら立っていた。
「れ、レオン…その、お待たせしました」
「準備できたようだな、ユ…フィ………」
「どうかしましたか?」
「いや、その……凄い似合ってるなと思ってな…」
「そ、そうでしょうか…///」
レオンがユフィリアの方へと視線を向けると真っ白のドレスワンピースに身を包んだユフィリアの姿が映りドキッとしてしまい、心が高鳴るのを感じ頬に赤みが差す。
「と、とりあえず行こうか…///」
「そ、そうですね…///」
褒めた側のレオンと褒められた側のユフィリアは二人仲良く恥ずかしさのあまり若干声を上ずらせつつも、どちからともなく手を繋ぎデートをしに出掛ける事にするのだった。
しかし、この時のレオンとユフィリアの2人は気付いていなかった。
デートへと向かう2人の事を、物陰に隠れながら追い掛ける数人分の人影がある事を。
後にそれが原因でレオンとユフィリアのデートが思わぬ展開を迎える事になってしまう事を。
この時の2人は全く気付けずにいた、物陰から追跡する金・赤・黒・黒髪が特徴的な四人の美女の存在に。
次回:中編に続く。
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