令嬢の護衛、何故か美女達に迫られている件 作:究極の闇に焼かれた男
「レオン、一緒にクリスマスパーティーをしよう!」
「いきなり来たと思ったら何を言い出すんだ?」
ある平日の朝、日課の鍛錬を終えたレオンが朝食を取りに向かおうとしたところ、アニスフィアが元気よく駆け寄って来ると唐突に告げた言葉にレオンはそう返していた。
「───それで、クリスマスだが苦しますだが知らないが、何の話だ?」
「苦しますじゃなくてクリスマスだよ! ク・リ・ス・マ・ス!」
「分かったから、少し落ち着け……で、いきなりパーティーをしようだなんて、一体どうしたんだ?」
「ふっふふふ、よくぞ聞いてくれました! 実はね……」
アニスフィアの言葉を要約すると、「今年は色々と大変な事があったし、それに頑張ってるユフィにお疲れ様という意味を込めてパーティーをしよう」との事だった。
「…ふむふむ、なるほどな。 それは確かに良い考えだな」
「でしょ! だからレオン、わたしと一緒にクリスマスパーティーしようよ」
「わかった。 その提案、俺も乗らせてもらうとしよう」
「そうこなくっちゃ。 それで早速なんだけど、これから会場の飾り付けに必要な物を買いに行ってくれるかな?」
「今日は特に予定も無いし、ユフィからも休む様に言われてるから問題ないぞ」
「それじゃあ決まりだね♪」
そう言うとアニスフィアは、「それじゃあ準備が出来たら門の前で集合ね」と言い残し離宮内へと戻って行くのだった。
その場に残されたレオンは離宮内へと戻って行くアニスフィアの後ろ姿を優しく見送った後、準備を済ませる為に急いで自室へと戻るのだった。
数分後…
「レオ〜ン!」
「…やっと来たか」
着替えを済ませ準備を終えた後、レオンは外へと通じる門の前で一人待ち続けていると、そこへアニスフィアが手を振りながら駆け寄って来る。
「ごめん、着替えるの少し手間取っちゃって…」
「別に問題ないから大丈夫だぞ」
「なら良かった。 それでなんだけど……」
「ん?」
「今のわたしの格好…変じゃないかな?」
不安気な声でそう尋ねるアニスフィアにレオンは言葉の意味を理解すると、首を振りながら優しく返した。
「別に変じゃないぞ。 いつもの服装が可愛らしいなら、今の服装は何方かと言うと綺麗だ」
「そ、そうなんだ………良かった」
レオンの言葉に安心すると共に機嫌を良くしたアニスフィアは笑みを浮かべながらレオンに視線を向ける。
「それじゃあ、レオン。 エスコートをお願い出来るかな」
「仰せのままに。」
そう言うとレオンはアニスフィアの手を優しく取り、二人はパーティーの飾り付けを買いに市場へと向かうのだった。
アニスの服装に関しては皆様のご想像にお任せします。
続きはリアルの方が忙しいので今月中に完成できるかは不明です。(もしかしたら年明けになるかも)