令嬢の護衛、何故か美女達に迫られている件   作:究極の闇に焼かれた男

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少し雑な感じに仕上がってしまいましたが、何とかギリギリ間に合わせる事が出来ました。 それにしてもパーティーの描写をオリジナルで書くのが何気に初めてだったので、今回は完成させる事を優先させてザックリ目に仕上げました。

気になった点とかが御座いましたら、お読みしていただいた後にコメントなどを下さると助かります。

それでは後編をどうぞ!


短編:クリスマスパーティーは突然に(後編)

 

 

 

時は流れ夜、クリスマスのパーティー会場と化した食堂にてレオンとアニスフィア、ユフィリア、レイニ、イリア、ティルティの5名が集っていた。

 

 

「今夜はわたし主催のクリスマスパーティーに参加してくれて本当にありがとう。 堅苦しい挨拶は抜きにするとして──それじゃあ、みんな一緒に乾杯!」

 

「「「「乾杯!」」」」

 

 

アニスフィアの音頭に合わせ全員が声を上げ、それによりアニスフィア主催のクリスマスパーティーが開催された。

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスパーティーが開催されてから少しして会場の隅にレオンは一人、飲み物の入ったグラスを片手に立っていた。

 

 

(まさか、こんな日にパーティーをする事になるとは……去年だったら考えもしなかったな)

 

 

隅に立つレオンが視線を向けると、楽しく談笑をするアニスフィアとユフィリア、仲良く食事を楽しむイリアとレイニの姿があり、それを見たレオンは思わず笑を浮かべていると飲み物の入ったグラスを片手にティルティが近付いて来る。

 

 

「こんな所で一人で何してるのかしら?」

 

「別に、今日は朝からアニスに振り回されたから少し休憩をしたかっただけさ。 それに偶には二人だけで話し合いをしている所を遠くから眺めてようかと思ってな」

 

「相変わらずお熱いわね……少し妬けるわ」

 

「それよりティルティ、今日はよく来てくれたな。 いつもなら嫌がっては何かしら理由を付けて断ってるのに」

 

「他の貴族が主催してるパーティーなら嫌だけど、アニス様やアンタが主催者なら嫌じゃないわ」

 

「そうか……それにしても、こうして二人だけで話すのは随分と久しぶりだな」

 

「最近はお互いに忙しかったから仕方ないわ。 だから今夜は思う存分楽しませてもらうわ」

 

 

そう言うとティルティはグラスに入った飲み物を呷り始めると、それに習ってレオンも手にしたグラスを呷り始める。

 

 

「…酒やワインの類いじゃなくて安心した」

 

「いきなりどうしたのよ?」

 

「いや、大分前なんだがアニスが国王陛下とグランツ様に頼まれワインを誤って飲んだ事があってな。 その時にアニスが思いっきし酔っ払って散々な目に遭ったんだよ」

 

「それは、その……ご愁傷さま」

 

「同情される方が辛いんだが…」

 

「あっ! レオン、こんな所に居たんだ」

 

「探しましたよ」

 

 

そんな風に二人が談笑していると、そこにアニスフィアとユフィリアの二人が近づいてくる。

 

 

「ん? アニスとユフィか、どかしたのか?」

 

「どうもなにも、アニスがレオンに渡したい物があるらしいんですよ」

 

「渡したい物?」

 

 

レオンが思わず聞き返すとアニスフィアがリボンで結ばれた一つの小箱を差し出してくる。

 

 

「はい、プレゼント」

 

「プレゼントって、俺にか?」

 

「そうだよ。 ユフィにはもう渡したし、後はレオンだけだったから」

 

「そうなのか……ありがとうな、アニス」

 

 

そう言いながら小箱を受け取ったレオンが礼を告げると、アニスフィアは表情を綻ばせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

アニスからプレゼントを受け取った後、暫く談笑を楽しんでいると不意に窓の外を見たレオンがある事に気が付いた。

 

 

「──あっ! アニス、窓の外を見てみろ」

 

「ん? どうしたの……っ、雪が降ってる!」

 

 

レオンの言葉に促されて窓の外を見ると、空から白い雪が降り始めている事に気付く。

 

 

「え、本当ですか!」

 

「あら、本当に降ってるわね」

 

「うわぁ、綺麗ですね」

 

「今夜は積もりそうですね」

 

 

アニスの言葉に釣られるように他の面々も窓の外へと視線を向けると思い思いの言葉を口にする。

 

 

「こうして一緒に雪を見れるとは、クリスマスパーティーを開いたのは正解だった」

 

「うん。 それにしても綺麗」

 

「本当にな……そうだアニス、俺からもお前に渡したい物があったんだ」

 

「渡したい物……もしかしなくてもプレゼント!」

 

「ああ、受け取ってくれるか」

 

 

そう言いながらレオンは何処からともなく取り出した一枚の布を差し出す。

 

 

「これって、マフラー?」

 

「最近は寒い時期が続いているからな。 一応、俺の手作りなんだが……」

 

「レオンが作ったの!?」

 

「もしかして市販のやつの方が良かったか?」

 

「ううん、凄い嬉しいよ! ありがとう、レオン♪」

 

「喜んでくれたなら良かったよ」

 

 

手作りのマフラーを貰えた事に上機嫌となるアニスにレオンは優しく微笑んでいると、不意に背後から突き刺さるような視線を感じ取り慌てて振り返ると、そこには何か言いたげなユフィリア達の姿があった。

 

「ゆ、ユフィにみんな……何で不満気な顔をしてるんだ?」

 

「いえ、アニスにだけプレゼントが有るのに私達には贈ってくれないのですかと思いまして」

 

「アニス様だけズルいです」

 

「私は別に羨ましくはないのだけれど、これは流石にね…」

 

「それで、私達には無いのですか、レオン?」

 

「お、落ち着け四人とも!? プレゼントなら用意して有るから、殺気を向けるのは勘弁してくれ!?」

 

 

そう言いながらレオンは大慌てでユフィリア達にもプレゼントを渡すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマス、それは年に一度の特別な日。 今年のクリスマスを皆さんはどの様に過ごすのでしょうか? どう過ごすであれ皆さんのクリスマスが良い物であります様に。




次回の特別編はバレンタインの話をやろうと考えていますので、当日に投稿が間に合う様に頑張ります。
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