スターズ・オブ・ラブ   作:レガリア0006

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もう後がない

新宿

 

東京都庁があるこの都市は、現在多くのオタク達で溢れかえっていた。

 

その理由は、新宿タワーレコードにおいて、今トップを独走中のアイドルグループB小町、そしてその絶対的なセンターである星野アイの握手会があるからだ。

 

その為、B小町…と言うよりもアイを推している多くのファン達が、一目アイを見ようと、各地から押し寄せているのだ。

 

そんな中、一人の5歳くらいの女の子が、その人混みを掻き分け、そして新宿駅の前に立っていた。

 

「…この中、で良いんだよね」

 

その少女の名は星野ルビー…

 

その姓の通り、あの伝説のアイドル星野アイの隠し子である。

 

そんな彼女、それもまだ5歳の女の子が一人、何故新宿駅に居るのか…

 

その理由は、昨日の事である。

 

 

昨日の夜

 

星野家

 

「ストーカー?」

 

突然話があると呼び出された社長の斉藤壱護は、アイの話を聞きそう聞き返した。

 

「うん、まぁ確証はないんだけどね、ここ最近誰かに見られてるって言うか、何と言うか」

 

「そうか…まぁ、アイドルである以上、そう言う事もあるだろうが…心配なのか?」

 

「うん、まぁアタシはアイドルだから、それくらいは良いんだけどさ…やっぱり…」

 

「成程な…」

 

呟くようにそう言ったアイの目線にある、自分の子供達が眠っている寝室の方を見て、斉藤社長は何を言いたいのかを察しそう言った。

 

「まぁ、一応警察にも相談するし、こっちも出来る限りの対策はする」

 

「ありがとう、佐藤社長」

 

「斉藤だって言ってんだろ、クソアイドル」

 

 

新宿駅前

 

「…ママ」

 

そしてルビーは、昨夜のその話をひっそりと寝室から聞いており。

 

「ママは、私が守る…」

 

そう決意して、新宿駅の中へと入っていた。

 

それから時はたち10分後

 

「何よ!確かにデマだとは思っていたけどさ!」

 

ルビーは顔を膨らませ、そう文句を言いながら新宿駅から出て来た。

 

「困った事を解決してくれる、新宿駅の都市伝説…まぁ、そうだとは思っていたけど…」

 

ルビーは、スマホの画面に映る新宿駅に関するとある都市伝説

 

その都市伝説の内容が載った記事を見つめながらそう呟いた

 

その時だった

 

「お、お嬢ちゃん…ま、迷子?」

 

「えっ…え"…」

 

目の前に、太ってメガネをかけた、正直にルビーにとっては、性的に受け付けない、そんな容姿の男が立っていた。

 

「いや…別にそう言うわけじゃ…」

 

絶対にやばい、そう感じたルビーははぐらかすようにそう言いながら、後退りした。

 

「大丈夫、ぼ、僕もお母さんや、お父さんを探してあげるから」

 

しかしその男はそう言い、無理やりルビーの腕を掴むと、あからさまに攫おうとするかのように引っ張った。

 

「ちょ、ちょっよやめて…たす…」

 

本格的にやばい、そう思いルビーは声を上げようとしたが、その前にその男に押し倒された。

 

(や…やだ…助けて、お兄ちゃん!!ママ!!)

 

そしてもうダメだと、そう思ったルビーは心の中で、自分の兄と、母親であるアイの名前を叫んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがその時

 

ビシッ!

 

「いた!!」

 

ルビーを襲った男の額に、勢いよくパチンコ玉があたり、そして怯んだ所。

 

「ふん!」

 

「グハッ!!」

 

水色のスーツを着た一人の男が、自分を押し倒した男の顔面に蹴りを放ち、そして続いて思い拳をその男の腹に突き刺した。

 

そして荒々しくも、洗練されたその攻撃を受けた男は、口から泡を吐き、倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たく、ロリコンと言うのかこう言うやつは?こう言うやつの気持ちは分からんね、色気も何も無いガキを襲って、なにが良いんだか…」

 

「だ…誰?」

 

自分を助けてくれたその男に、ルビーがそう聞くと、男はとある画像をルビーに見せた。

 

「X YZ、もう後がない…」

 

その画像には、古びた掲示板に書かれた三つの文字

 

子供の字で、XYZそう書かれた掲示板の写真であった。

 

「オレを呼んだのは、キミだろ?」

 

「その写真…もしかして貴方が…」

 

新宿には、とある都市伝説がある、警察も社会も、誰も助けてくれない…

 

そんな後がない人を助けてくれる、謎の人物…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その名を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シティー…ハンター…」

 

「そう、冴羽獠だ」

 

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