貴方の恋人・ミレニアム学園   作:クジンシー

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今日の生徒は 早瀬ユウカちゃん です。


借金を背負う生徒の為仕方なくサイトを利用する先生

 

 

 

"今日は早めに片付いたかな"

 

 

嬉しそうに机の前で伸びをする

最近は治安も良く書類整理に専念出来るおかげでお昼頃に手が空く事がが多くなった

嬉しいものの手持ち無沙汰感は否めない、そんな男のする事は1つと言っても過言では無いだろう

 

 

 

"さて、と"

 

 

貴方の恋人・ミレニアム学園を開き今日空いている生徒を確認する、これは生徒の借金返済の為であり決してやましい気持ちは無い

 

 

"今日の空き生徒は…"

 

 

 

 

[ アカネちゃん ] [ アスナちゃん ] [ ユウカちゃん ]

 

 

 

 

"ユウカも何か借金がある…?"

 

 

気になってしまったものは仕方ない、早速お店にレンタルを申し込む

 

 

『えーっとですね、他の生徒ではなくユウカちゃんで宜しいでしょうか?』

 

 

都合が悪いのかな、と思いつつ気になるのでユウカちゃんで大丈夫と連絡を返す

 

 

『それとレンタルのお時間なのですが、300分と言うのは押し間違えでは無いでしょうか?120分を押そうとしたのではなく?』

 

 

時間もきちんと確認した上で予約を申し込んだ旨を書き返信をする

 

 

『承りました。ミレニアム近くのカフェに集合となっておりますがどのくらいで到着出来そうですか?』

 

 

前回と同様のやり取りで集合場所と時間が決まった

 

 

 

 

 

_____ミレニアム近くのカフェ_____

 

 

 

 

 

 

ユウカ「よりによって私を選ぶなんて…」

 

 

ユウカ「もしかしたら私のことを知っていて仕事を頼みたいとか?だとしたら嫌なタイミングで空き生徒の所に名前を入れちゃったわね…」

 

 

等と席でボヤいていると見覚えのある人物がカフェへ入ってきた

 

 

ユウカ「こんな時間に先生がカフェに来るなんて、近くで何かお仕事でもしていたのでしょうか。」

 

 

観察していると店員に案内され私の元へ通される

 

 

ユウカ「もしかして私を指名したのって、」

 

 

"私だよ"

 

 

ユウカ「何故ですか?」

 

 

"聞きたいことがあってね"

 

 

"優等生のユウカが借金返済の為の名簿に載っている理由が知りたい"

 

 

ユウカ「あのお店の理由も知っているわけですね、それなら話が早いです。私自身は借金をしていません。」

 

 

1度言葉を切り少し悩んだ後ユウカは切り出した

 

 

ユウカ「しかし空き生徒が最低3人は居ないとホームページ的に見栄えが悪いかなと思いまして…要は賑やかしの為に自分の名前を載せました」

 

 

"ユウカも苦労してるんだね"

 

 

ユウカ「本当です、なんで私がこんな事をしなければならないんでしょうね…」

 

 

遠くを見つめるユウカの横顔は寂しく見えた

 

 

"ホームページって言ったけどあのサイトを作ったのもユウカなの?"

 

 

ユウカ「はい、あまりにもミレニアムサイエンススクールの負債が増えてしまい手に負えなくなってしまった時ふと思いついたんです。本人達に支払わせれば無茶をしなくなるだろうと。」

 

 

"良いアイデアだね"

 

 

理由を聞いて納得した、ミレニアムの生徒は皆いい子だが少し派手好き過ぎるきらいがある

その負債も大変なものだろう

 

 

"ユウカはこの後時間に余裕ある?"

 

 

ユウカ「取り敢えず仕事中の5時間は空いていますが、どうされました?」

 

 

"ユウカの行きたいところに行こう"

 

 

ユウカ「それは、その、有難いのですが、、、私の時間を買ったのは先生ですし。」

 

 

"ユウカも毎日大変でしょ?少しリフレッシュして貰おうと思ってさ"

 

 

ユウカ「先生...ぷっ、ふふふ」

 

 

"何か変なこと言ったかな?"

 

 

ユウカ「先生も毎日大変なのに人のお世話ばかりして...」

 

 

"私に出来ることをしてるだけだよ"

 

 

ユウカ「もう!そういう所です!!」

 

 

ユウカ(そうやって甘い事を平気で言っちゃうのが悪いところだと思いますよーだ!)

 

 

"ユウカ?"

 

 

ユウカ「なんでもありません、そこまで言うならお言葉に甘えようと思います。」

 

 

そう言ったユウカは晴れやかな笑顔だった

 

 

 

 

 

 

 

 

_________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウカ「うわぁ、本当にうるさいですね。」

 

 

"ゲームセンターだからね"

 

 

ユウカの希望でゲームセンターにやって来た

 

 

ユウカ「先生、あの小部屋みたいなのは何ですか?」

 

 

"アレはシューティングゲームだね、中に入ると360°から音や映像が楽しめるよ"

 

 

ユウカ「そんなものがあるんですか!?」

 

 

"2人でやれるけど、どうする?"

 

 

ユウカ「どの程度のゲームなのか気になります、やりましょう。」

 

 

という訳で中に入ってみる、結構狭く外の音がほとんど聞こえないので2人きりになった気がする

 

 

"ユウカ、そっちは大丈夫?"

 

 

ユウカ「はい、大丈夫です。」

 

 

ユウカ(何これ、近くない?もしかしてカップルが2人でやったりする奴なの!?)

 

 

"じゃあ始めるね"

 

 

コインを入れると大音量の音楽と共にOPが流れ始める

 

 

ユウカ「ここのボタンで射撃、下のボタンで爆弾、結構可動域が広いんですね」グイングイン

 

 

"やるならハイスコアを目指そう!"

 

 

と、やる気を出したのはいいものの流石は本職(?)と言うべきかユウカにエスコートされる形で難なくクリアしていく。

 

 

"流石だね"

 

 

ユウカ「この程度、なんてことありませんよ」フフン

 

 

声しか聞こえないが、得意げな顔をしているのが分かる

 

 

"次は川下りのステージだね"

 

 

言ったそばから椅子が揺れ始めた、体を固定するベルトがないせいでユウカとくっついたり離れたりしてしまう

 

 

"おっと、大丈夫?"

 

 

ユウカ「ウェ!?、だだだ大丈夫です!」

 

ユウカ(ちょっ、先生が近っ!これどうしたら!?あぁ...先生の匂いが...じゃない!あっあっ、敵が!!)

 

 

返事とは裏腹に弾が当たらなくなりあっさり全滅してしまった

 

 

"コンティニューすれば同じ場所から出来るけど"

 

 

ユウカ「き、今日の所はこれぐらいにしておいてあげます!」

 

 

『少し待っててください』と言って足早にどこかへ行ってしまった、多分ゲーム中我慢していたのだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウカ「かなり赤くなってる...顔を洗って冷まさないと。」

 

 

鏡に映った顔を見て溜息をつく

 

 

ユウカ「少し触れただけでこんな、でも先生だし...いい匂いしたし?これはしょうがないのよ!と言うか先生はなんとも思ってないの!?」

 

 

誰も居ないのトイレで言いたい放題のユウカ

 

 

ユウカ(大きな声出したら落ち着いたわ)

 

 

あまり待たせるのも悪いので足早に戻ろうとする

 

 

スケバン(ビクッ)

 

 

ユウカ「あ、、、」

 

 

トイレの出入口で恐る恐る中を覗こうとしているスケバンと目が合ってしまった

 

 

ユウカ「な、なんでもないの。ごめんなさい」

 

 

スケバン「いえいえ、こちらこそごめんなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウカ「お待たせしました。」

 

 

"大丈夫だよ、次はどこに行こうか"

 

 

ユウカ「そうですね、、、」

 

 

 

 

 

 

 

行きたい場所は以外にもスーパーだった

 

 

"どうしてスーパーに?"

 

 

ユウカ「質問で返して申し訳ありませんが、先生は最近まともな食事を摂っていますか?」

 

 

"食べてるよ、コッペパン1個"

 

 

ユウカ「まだお昼をコッペパン1個で済ませてるんですか!?」

 

 

"朝・昼・晩で1日3個かな"

 

 

ユウカ「ちょっと目眩が...」フラフラ

 

 

ユウカ「以前申し上げましたよね?もう少し栄養のある食べ物を召し上がった方がいいと。」

 

 

"ゲーム部の付き合いで本体とペンキトゥーン買ったらお金無くなっちゃって"

 

 

ユウカ「また衝動買いを、、、家計簿はどうなってるんですか家計簿は!」

 

 

"最近レシートがよく逃げ出しちゃって"

 

 

ユウカ「全く、スーパーに来て正解でした。今日の晩御飯は私が作ります。」

 

 

"どうして?"

 

 

ユウカ「先生がまともな食事を取ってない気がしたからです、ちなみに、食べたい物とかってありますか?」

 

 

"ユウカには敵わないね"

 

 

"食べたい物、、、サバの味噌煮とお味噌汁がいいかな。"

 

 

ユウカ「サバの味噌煮ですか、冷えてきたこの時期にピッタリですね。」

 

 

ユウカ「先生、シャーレに調味料ってあります?」

 

 

"ほとんど使ったことないけど一式揃ってるよ"

 

 

ユウカ「不安なので一応買いますね、それとショウガと...」

 

 

慣れた手つきで材料をカゴに入れていく

 

 

ユウカ「お味噌汁の具はどうしますか?」

 

 

"豆腐とワカメが好きかな"

 

 

ユウカ「へぇ...先生は豆腐とワカメのお味噌汁が好き、と。」

 

 

買い物を済ませてシャーレに戻ると18時少し前になっていた

 

 

"ところでユウカ、時間まで後ちょっとしかないんだけど..."

 

 

ユウカ「時間の事なら気にしないでください、レンタルの時間が終わっても料理は作りますから。そもそも300分が限界でそこから先は延長がありませんし。」

 

 

"ユウカも自分の事があるのに、ごめんね"

 

 

ユウカ「ほんとですよ、先生がしっかりとした食事を摂っていればこんな事にはなってないんですからね!」

 

 

語気の割に横顔は嬉しそうに見える

 

 

子気味良い包丁の音、時折入る鼻歌、味噌のいい匂い、料理をしている姿を後ろから眺めているだけで時間が足早に過ぎていく

ご飯の炊ける音に少し遅れサバの味噌煮と味噌汁を盛り付け終わり、炊きたてのご飯と一緒にテーブルへ運んでくるユウカ

 

 

ユウカ「はい、出来上がりましたよ」

 

 

"凄くいい匂い、食べてもいい?"

 

 

ユウカ「どうぞ召し上がれ」

 

 

"いただきます"

 

 

サバは柔らかすぎず、硬すぎずしっかりと味染みていて美味しい。

味噌汁は具に対して濃いめの味でバランスが取れていてこれもまた美味しい

私が食べているのを眺めているユウカも可愛い

 

 

"凄く美味しい、毎日食べたいくらい。"

 

 

ユウカ「調子いいんですから」///

 

 

"ところでユウカは食べないの?"

 

 

ユウカ「え?」

 

 

"一緒に食べない?その方がもっと美味しい気がするし。"

 

 

ユウカ「で、ではお言葉に甘えて」

 

 

私のおかわりと一緒に自分のご飯を盛り付けて席に着く

 

 

ユウカ「うん、美味しくできてるわね」

 

 

"こうして2人で食べるの、なんかいいよね"

 

 

ユウカ「?」

 

 

"先生になってからは基本一人で食べるんだけど、やっぱり誰かと食べるご飯はいつもより美味しいなって。"

 

 

ユウカ「先生...」

 

 

ユウカ「暇な時でしたら、作ってあげてもいいですよ?」

 

 

"それはユウカに悪いよ、忙しいんでしょ?"

 

 

ユウカ「私だって、たまには誰かと一緒に食べたいんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

"ごちそうさま。"

 

 

ユウカ「お粗末さまでした。」

 

 

"これ、渡しておくね "

 

 

ユウカ「はい、確かに」

 

 

渡された5万クレジットをしまう

うん?

 

 

ユウカ「先生、この5万クレジットがあればゆうに半月の食事代になるのでは?」

 

 

"ユウカにじっくり話を聞きたくて、奮発しちゃった"

 

 

ユウカ「何してるんですか...」

 

 

ユウカ「仕方ないですね、これは私が招いた事態と言っても過言ではありません。なので今月中は先生の晩御飯を作りに来ます。」

 

 

"それはユウカの負担が、"

 

 

ユウカ「返事は[はい]か[イエス]でお願いします。」

 

 

"はい..."

 

 

ユウカ「夕方にメールしますからメニューを考えておいてくださいね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウカ「まさか利用者が先生だったとは、ヒビキがやる気を出すのも頷けるわ。」

 

 

ユウカ「そ・れ・に、ハプニングとはいえ先生と晩御飯を御一緒出来るなんて」///

 

 

しばらくの間ユウカが上機嫌だったのは言うまでもないが、1部の生徒は不気味に思いあまり近づかなかったらしい

 

 

 

 

To Be Continued···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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