"最近刺激が足りない"
ゲーム部の活動に顔を出したりお祭り運営委員会の集まりに参加したりするが、突っかかってくるというかツンツンした態度を取られることが無いのである
"別にそういうのが趣味では無いんだけど、一切無いのは寂しくもある。"
何の気なしに貴方の恋人・ミレニアム学園を開くと
[ ウタハちゃん ] [ ネルちゃん ] [ ヒビキちゃん ]
"ナイスタイミング。"
早速お店にレンタルを申し込む
『ネルちゃんの240分ですね、承りました。ミレニアム近くのカフェに集合となっておりますがどのくらいで到着出来そうですか?』
既にした事のあるやり取りを終え集合場所へと向かう
_____ミレニアム近くのカフェ_____
ネル「ったく、なんであたしがこんなめんどくさいな事を」ぶつぶつ
ネル「確かに色々ぶっ壊してるけどよぉ、アカネのが派手にやってんじゃねぇか?」
ネル「あぁん?先生がミレニアムのカフェになんの用だ?」
入口に居る先生にガンを飛ばすしていると自分の前に通された。
"こんにちは、ネル。"
ネル「まさか相手は先生か?」
"うん、ネルも…と言うかC&Cは皆捕まってるのかな?"
ネル「まぁな。んで、あたしなんかをレンタルしてどうする気だ?」
"普段ネルが行ってるところに行きたいな"
一瞬ポカンとした表情になる
ネル「マジか。」
"うん、ネルがいつも何してるのかなって"
ネル「あー、その、なんだ。多分先生が行ってもつまらねーと思うけどよ。それでも平気か?」
"行ってみなければ分からないでしょう?"
ネル「ははっ、先生らしい返しだ。んじゃちょっくら付き合ってもらうぜ。」
最初に案内されたのは意外にも服屋だった。
ネル「ここがあたしのお気に入りの服屋だ。」
見た感じは普通の服屋である。
ネル「先生の言いたいことは何となくわかる、入ればわかると思うぜ。」
中も普通の服屋だ、違和感を覚えたが正体が掴めない。
店員「いらっしゃいませ、ネル様!」
ネル「よぉ、また来たぜ。」
どうやら行きつけというのは嘘では無いらしい
店員「こちら新作の情報です。」
手元のタブレットを操作しネルに見せる
ネル「うーん、良いんだけどなー、物足りねぇっつうか。」
店員「やはり売れるのは安定したものですからね、でも今回は違いますよ」スッスッ
店員「こちらを見て下さい!」
ネル「こ、こいつぁ!!!」
タブレットに映し出されているのは…龍?
店員「最近音沙汰の無かった栖火雀龍先生の新作、蒼き昇り龍[ライジング・ザ・ブルードラゴン]!!」
ネル「か、カッケェ!!!!」
店員「1着1着が手作りなので値が張りますが、」
ネル「買う!買うぞ!何着残ってる!?」
店員「後5着ですね」
ネル「5着くれ!」
店員「ありがとうございます!実は私も3着ほど買いまして」
ネル「買うよなぁ」
ネル「っとすまねえ先生をほったらかして熱くなっちまった。」
ネル「ここはスカジャンの品揃えがトップクラスの店でさ、あたしの行きつけの服屋なんだ。」
言われてみるとひと区画まるまるスカジャンが置いてあったりマネキンの半分以上がスカジャンを羽織っている
店員「おや、あの方はネルさんの良い人ですか?」
ネル「ば、そんなんじゃねーよ!先生って言ったろ?!」
店員「これは失礼しました、シャーレの先生も如何ですか?良いスカジャン揃ってますよ!」
"どれどれ"
先程のネルでは無いが、心を揺さぶるような服は無い
"うーん...ん?"
下の方にスクロールして行くと目に留まるスカジャンを見つけた
"これ中々良いですね"
店員「これは...確かネルさんがウチで初めて購入されたスカジャンですね」
ネル「あー!懐かしいなぁ、まだあったのか。」
店員「ネルさん、やはり相性がいいのでは?」
ネル「やめろって!」
口調の割に表情は嬉しそうだ
"1着貰おうかな"
店員「ありがとうございます!」
その後店内を物色し外に出る
店員「またお越しくださいませ!」
ネル「ったく、お喋りな店員で困る。」
"仲がいいんだね。"
ネル「まぁな、最初はあたしにビビってたけどよスカジャン好きって分かってからはあんな感じだ。」
"好きな物が一緒だと親近感湧くよね。"
ネル「先生だってスカジャン好きだろ?」
"ネルのお陰で。"
ネル「ははっ、なんだそりゃ。」
お店の前で他愛も無い会話していると
ネル「そういや先生、腹減らねえか?」
時計を見るとお昼を回っている
"実は少し前から"
ネル「だったらあたしのオススメの店に連れてってやるよ。」
ネルに連れられて入ったのは料亭のような場所だった
"立派なお店だね。"
ネル「高そうだろ?最初はそう思ったんだけどさ。」
個室に通されメニューを見てみる
"居酒屋?"
ネル「昼間は普通のメニューもやってるぜ。」
"ネル、お酒は大人になってからだよ。"
ネル「呑んでねーよ!!あたしは酒のツマミが好きなだけで、」
店員「いらっしゃいませ、あぁネル様でしたか、いつもありがとうございます!」
ネル「ちょうど良い、あんたからも先生に説明してくれあたしが酒なんて頼んでねーって!」
店員「そうですね、大体モツ煮や唐揚げを注文してますし飲み物もコーラです。」
"じゃあ私もそれを貰おうかな"
ネル「じゃあソレ2つとチャーハンも頼む、取り皿付けてくれよな。」
店員「かしこまりました。」
モツ2カラ2コーラ2チャー1!!
店員さんの元気な声が遠くから聞こえてくる
ネル「初めて来た時はちょっと気圧されたけどよ、慣れりゃいい所だぜ?」
"どこで知ったの?"
ネル「スケバン達がこの店に入るのを見かけてさ、見かねて後を追ったのよ。ま、先生と一緒だな」
笑いながら気まずそうに頬を掻く
ネル「んでなんやかんやあってソイツらと一緒に飯食ったのが始まりだな。」
"面倒見がいいんだね。"
ネル「そんなんじゃねーよ。外から見りゃはみ出しモンだが、理由あってそうせざるを得ないのも居ると思うんだ。」
ネル「ま、先生に会わなきゃそんなんすっ飛ばして殴ってたかもしんねーけどよ。」
"そんな事ない、ネルは最初から立派だよ。"
ネル「先生はいつもそうだ、言い返しても仕方ねーし素直に受け取っとくぜ。」
店員「お待たせしました!」
ネル「きたきた、そんじゃいただこーぜ。」
モツは味付けが濃いめ、唐揚げは外はサクッと中はジューシーでとても美味しい
ネル「うめーか?」
"とっても美味しいよ"
ネル「そいつぁ良かった、またなんかあったら連れてきてやるよ。」
おつまみとはいえ結構量がありお腹もいっぱいになった
"じゃあお会計してくるよ。"
ネル「待った、今回は奢らせてくれ。」
"どうして?"
ネル「先生には色々お世話になってるからな、ここぐらい払わせてもらわねーとバチが当たるだろ。」
"私の方こそいつも助けて貰ってるけど。"
ネル「それに連れてきたのはこっちだ、奢られるのは先生自慢の店に行った時に、な?」
"そういう事なら。"
ネル「はー食った食った!」
"ご馳走様。"
ネル「良いってことよ、んじゃ腹ごなしに行くか。」
"何処に行くの?"
ネル「ゲーセンに行くぞ、多分チビも居るだろ。」
______ミレニアム ゲームセンター______
ネル「ここが良く来る所だ、格ゲーが多いからな。」
入口からはよく分からないが奥に行くと対戦型のゲームが沢山置いてある
ネル「んー、居ねぇな。」キョロキョロ
"ミレニアムの学校を探索してるのかな?"
ネル「かもな、取り敢えず座ろうぜ。」
ネル「ゲーム部の奴らと良くやってるんだろ?相手してくれよ、先生。」
"手加減はしないよ。"チャッ
ネル「そうこなくちゃな!」チャッ
ガチャガチャタンッタンッ
ネル「やるな先生、これならどうだ!」
"そのタイミングは読んでたよ。"
ネル「うぉ、マジかよ!?」
ネルの画面に[ YOU LOSE ]の文字が写し出される
ネル「くそっ、もう1回だ!」
"望む所だよ。"
ドゴォドゴォ スッスッ
ネル「追い詰めたぜぇ、トドメだ!」
"こんなのはどうかな?"
この一撃で終わると確信したネル、しかし当て身からの必殺技で返り討ちにあってしまい
またもネルの画面に[ YOU LOSE ]文字が
ネル「くっそー!また負けた!」
"鍛えられたからね。"
その後も教えたりしながら格ゲーを楽しんだ
ネル「やっぱ練習しかねーかー。」
"ネルは飲み込みが早いからすぐ追い越せるよ。"
ネル「だといいけどな、チビに借りを返さなきゃなんねーし。」
フラフラとゲームセンター内を散策していると
ネル「ん?なんだこのブサイクなぬいぐるみは。」
ネルが景品の見本を手に取る
"それはモモフレンズのぺロロ様だね。"
ネル「知ってんのか?」
"一部で流行ってるからね。"
ネル「ふーん、先生も好きなのか?」
"割と好きかな。"
ネル「じゃあ取ってやるよ。」
慣れた手付きでペロロ様を、取ってくれた
"ありがとう、上手だね。"
ネル「おう、ゲーム部の奴らとクレーンゲームやってたらいつの間にか上手くなっててよ。たまにお菓子とか取ってやってるぜ。」
"アリス以外とも遊ぶの?"
ネル「まぁな、チビに教えただけあってアイツらも強えよ。悔しいけどおでこにはまだ勝てる気がしねぇな。」
"ネルが一緒なら安心だね。"
ネル「先生もすっかり保護者だよな。」
ピピピ
ネル「おっと、もうこんな時間か。」
ネル「どうだ先生、楽しかったか?」
"とっても楽しかったよ。"
"普段とはまた違ったネルが見れて良かった。"
ネル「なんだそりゃ」ハハッ
ネル「あのさ、先生さえ良ければ、また呼んでくれると嬉しいんだけどよ。」
"うん、その時はまた宜しくね。"
"今日はありがとう。"
ネル「あたしの方こそサンキューな!」
"そういえばなにか目的があってネルを指名したような..."
______ミレニアムサイエンススクール______
ネル「ほらよ」
ユウカ「4万クレジット丁度受け取ったわ、って嬉しそうな顔してるけど何かあったの?」
ネル「別に、案外この仕事も悪くねーって思っただけだよ。じゃあな。」
ユウカ「ネルの事だから文句言いながら支払いに来ると思ったんだけど...ま、いっか。」
スケバンやヘルメット団相手に少し優しくなったが、逆にその優しさが怖いと噂になった。
To Be Continued···