やかましい人々の声と、燃え盛る大きな家
「おい!早く逃げろ!」
「くそ!なんでこんなことに…!」
大量の人が逃げる中、一人のお婆さんだけ、ある刀の前で座っていた
だが、誰も見向きもせず炎から逃げるばかり
「あぁ…祟りか…それとも…」
お婆さんは刀に手をかざし、目を瞑る
「この伝承を受け継ぐため、また…選ばれる者が…」
そのままお婆さんは炎に呑まれ、家が崩れ始める
「おい、早く来いよ!」
「分かってるって…ったく」
俺は高校の友達含め四人である燃えて消えてしまった家に肝試し感覚で侵入している。普通にやばい
「こんなことしても…何も無いしすることも…ん?」
三人が進む中、俺はある部屋に見つけた
「これは…刀?」
だけど随分と古びている…もう使えないだろ
「お〜い、早く行くぞ〜」
「ああ分かってる」
こんなの見てる暇は…
その時、刀が紫色に光り輝いた
「…え?」
すると…刀は浮き、俺の胸に突き刺さった
「…は…なん…で…」
「おい、…?おい、聞こえてるか…?」
友達が近ずいてくるが、同時に声が遠のいていく
そして、俺は意識を失った
「…。…!おい!」
「ん……?」
ここは…?
目が覚めると、さっき居た部屋に倒れ込んでいた
友達も駆けつけてくれて、体を起こし、体を見ても特に異常は無し
「あれ…?」
さっきまであった刀が無い…
「なあ、ここにあった刀…」
あ、でもこいつら気づいてなかったか
「刀?」
「いや、いい。行こう」
また夜にでも考えるか
翌朝、一日考えてみたり、調べたりしたが、結局あの刀の正体は分からなかった
学校の机にうつ伏せになり、考え込む
(結局…あれは夢だったのか?)
「皆さん、席に…」
先生が教卓にたった瞬間…
巨大な爆発音と共に、教室が揺れた
「っ!」
なんだ…!地震か?
揺れは収まり、皆が唖然としてる中、一人が外を指さした
「おい、あれ!」
「あれ?」
窓に近ずき、外を見ると、見た事のない様な化け物がグランドを走っていた
「なんだ…あれ…」
あんなの見たことも無い…あんな化け物…どうすれば…
今すぐここから逃げよう、そう思った時
『なあ、お主』
は…?どこから…?
『今、儂の声はお主にしか聞こえてない』
「は…?俺にしか…?」
『今はそんな事は後じゃ、今は目の前の敵に集中しろ』
「敵って…おい、あれのこと言ってんのか…?」
あんな化け物、勝てるわけないだろ
「俺は漫画の主人公でも、神様でもない、勝てるわけ…」
『だが、今回の主人公はお主の様じゃが?』
「俺…なのか?」
だけど…どうすれば…
『どうせ後にも先にも儂の力をお主にやる。早速試しに使ってみるがよい』
「どうやって…」
『イメージしろ。頭の中で、自身の描いた力を』
「っ…はぁ」
今はただ、あの化け物に勝てる力を…!
そう想像すると、両腕が紫色のオーラに包まれる
「これは…」
『儂は生憎雷の力しか持っとらん。まあ、あいつぐらなら楽勝じゃ』
「…よし」
覚悟決めろ。俺!